西日本新聞の誌面に、弊社代表の湯浅慶朗の足育の連載が掲載されました!第6回「靴ひも結び 膝改善」

2013年7月10日に西日本新聞に掲載

平素よりお世話になっております。

2013年7月10日の西日本新聞様の紙面に、弊社代表の湯浅慶朗の連載が掲載されました。

「お茶の間学 足指伸びてますか〜」

第6回は「靴ひも結び 膝改善」です。


靴紐を締めれば良いと分かっていても、面倒だと思っていませんか?外反母趾と膝痛で、数え切れないほどの健康靴を購入してきたKさんもその一人。それでも治らず、手術しかないと諦めていましたが、受診したその場で新品の靴ひもを通し直すと、膝のコクっとした音(クリック音)と痛みが消えました。

普段何気なく通している靴紐ですが、靴紐には靴と足を一体化させるためのテーピングの役割があります。パンツのゴム紐が緩んでいると気持ち悪いことはすぐに分かると思います。それと同じで靴紐も緩みがあると足に不快症状が起こります。また靴紐でしっかり固定されていれば、靴の中で足が滑ったり泳いだりすることがなくなり、足指の変形を引き起こすことも少なくなります。

靴ひもには、大きく分けて丸ひもと平ひもがあります。丸ひもは点、平ひもは面で甲を押さえるため、締めると平ひもの方が安定します。材質には化学繊維と純綿があります。化繊は伸縮性がある反面、固定する力は弱くなります。伸びにくい純綿は固定する力が持続し、耐久性が増します。というわけで、私が使うのは特製の純綿平ひもです。

靴ひもは、骨と骨をつなぐ靭帯のようなもの。靴ひもが伸びると、靴の中で足をしっかりと固定できずに足が滑り、足指の変形を招きます。なので、膝や腰の悪い人は、靴紐が伸びる前(1〜3ヶ月おき)の交換をお勧めしています。

結び方はいろいろありますが、今回はウォーキングのための「オーバーラップ法」を紹介します。ハト目(靴ひもの穴)の表面から裏面に通すやり方です。最後の足首に近いハト目は、裏面から表面に通します。できるだけで左右均等になるように注意しながら結びます。結ぶ際は、立った状態で誰かに締めてもらうのが理想ですが、一人だったら最後のハト目だけでもしっかり締めてください。

さて、靴ひもの見直しで膝痛が改善したKさん。しばらくすると外反母趾も改善し、足指も真っすぐになっていました。どんなにいい靴を買っても、紐が緩んでいたら全て台無し。私がシューレーシング(靴ひも結び)をするときは「一通入魂」で、常に真剣勝負です。


ひろのば体操」や「YOSHIRO SOCKS」によって持続的な社会に向けた活動ができるということを世の中に発信することで

社会課題を解決していく病院や施設を増やしていきたいと考えております。

こういった連載ができましたのも日頃応援いただく皆様のおかげでございます。

本当にありがとうございます。

足指への3つのアプローチ

— ただし、順番があります

私は2006年以降、病院における臨床の場で、体操・靴下・歩き方・靴の指導を中心に、足指の変形や機能不全、そしてそれに関連する整形外科的な不調に対する対応を行ってきました。

外反母趾、内反小趾、かがみ指、浮き指、寝指、足趾機能不全に加え、膝・腰・股関節・姿勢といった問題についても、足指からの介入を軸に経過を観察してきた臨床の積み重ねがあります。

これは理論だけの話ではありません。長年にわたる臨床数と経過、データの蓄積の中で、「動かす・保つ・使い続ける」という視点が共通して重要であることが整理されてきました。

その結果として、ここで紹介しているひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・YOSHIRO WALKという3つのアプローチに集約されています。

1. ひろのば体操

足指を「動かして」広げて伸ばす

ひろのば体操は、足趾機能不全によって低下しやすい足指の可動性や感覚入力を取り戻し、足指が本来の動きを発揮しやすい状態をつくることを目的に考案された体操です。

外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指など、足指がうまく使われにくくなっている状態に対して、日常で取り入れやすいアプローチの一つです。

2. YOSHIRO SOCKS

広がって伸びた足指を「保ち続ける条件」をつくる

YOSHIRO SOCKSは、足の中で起こりやすい「滑り」「指の押し込み」「アーチの崩れ」といった足元環境のストレスに着目し、

  • 足指が広がりやすい
  • 足指が伸びやすい
  • 足裏のアーチが保たれやすい

足元環境を整えることを目的に設計された靴下です。外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指・足趾機能不全など、足指の使われ方が関与するケースで検討される選択肢の一つです。

3. 小股歩き

日常動作の中で、足指が“使われ続ける”状態をつくる

小股歩きは、歩幅を抑えることで足指を感じながら地面を捉えやすくする歩き方です。

体操や足元環境の見直しと組み合わせることで、足指に関わる筋活動が起こりやすい条件をつくる考え方として紹介しています。

無理なく続けられる形を選んでください

・体操から始める人

・足元環境から見直す人

・両方を組み合わせる人

どれか一つに決める必要はありません。足指の問題は、方法よりも「続けられる条件」が大切です。


まず迷っている方へ

— どれから始めるか迷ったら、ここを基準にしてください —

  • 体操が続かなかった人
  • 歩き方を意識する余裕がない人
  • 靴をすぐに変えられない人

この場合は、

② YOSHIRO SOCKS(足元環境を整える) から始めるのが現実的です。

足指は「動かす前に、使われる環境」が整わないと戻りやすいため、

まずは日常の中で 足指が使われにくい状態を減らす ことが優先されます。


すでに体操ができている方へ

① ひろのば体操 + ② YOSHIRO SOCKS

動かした足指を、そのまま保てる条件が重なることで、

足指が使われやすい状態が続きやすくなります。


余裕が出てきた方へ

③ 小股歩き を組み合わせることで、 日常動作の中でも足指が“使われ続ける”条件が整っていきます。

※どれか一つを「完璧にやる」必要はありません。

足指の問題で大切なのは、無理なく続けられる順番を選ぶことです。

次に知りたいことを選んでください

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