東京大学で研究を行っています
YOSHIRO STUDIOでは、湯浅理論(YUASA-METHOD)の更なる普及・発展のために東京大学との共同研究を行なっています。

東京大学スポーツ先端科学研究拠点(拠点長:石井 直方教授)とYOSHIRO STUDIO(湯浅慶朗)は、人的・知的資源の交流と物的資源の活用を図り、医学・科学および健康科学研究を発展させるとともに、その成果を広く活用することによって、人々の健康増進やスポーツ文化の発展に寄与することを目的として締結いたしました。「ひろのば体操」「YOSHIRO SOCKS」は、リハビリテーションの安全性や効果の検証として、大学との共同研究や学術論文などでの研究も行っています。体感の効果と科学的な数値での効果、両方の観点からの分析を大切にしています。
研究
東京大学スポーツ先端科学研究拠点
研究目的
湯浅慶朗の開発した独自のリハビリテーション技術は、まさに、各種疾患患者ならびに高齢社会にふさわしいリハビリ法です。また、足指変形・姿勢・口呼吸が改善されることから、疾患の種類によっては、直接的な改善効果が期待されます。各種疾患患者に対し、このトレーニングを施行し、そのリハビリ効果、疾患に対する直接的または副次的な効果を研究し、また従来のリハビリ法との比較試験を行い、本法の有用性を研究していきたいと考えています。
今回の共同研究締結により、これまで専門的知識とされてきたスポーツ健康科学を人びとの健康増進に役立てることで、健康長寿社会の実現に貢献してまいります。スポーツ先端科学拠点は東京大学医学系研究科、工学系研究科をはじめとして、全学から16もの研究科や研究所が参加している全学組織で、産学共同で進めている研究開発プロジェクトのための一大拠点として建設された施設です。そこにYOSHIRO STUDIOが共同研究できたのは、医療分野におけるひろのば体操の有用性と安全性が認められる可能性が高いためだと確信しております。
研究成果の実用化:YOSHIRO SOCKS PROの誕生
私自身、東京大学 名誉教授・石井直方先生とともに、足指・足アーチ機能と全身の運動連鎖に関する共同研究を行ってきました。
その過程で得られた知見をもとに、足趾の独立性の回復・アーチ支持・足底圧の最適化という3つの観点から製品化されたのが、医療向けモデル「YOSHIRO SOCKS PRO」です。特に以下の点で効果が確認されています。
①外反母趾の進行予防および母趾内転筋の活動改善
②変形性膝関節症に伴う歩容異常の軽減(内反膝ストレスの分散)
③歩行時の足底圧分布の最適化および姿勢重心の安定化
現在では、リハビリテーション分野や高齢者施設・アスリートのパフォーマンスケア現場などでも採用されており、東大での研究成果が臨床・日常生活レベルで実用化された代表的なプロダクトです。
さらに、外反母趾や扁平足など足部の不安定性は、膝関節への過剰な負担を生み出す大きな要因です。YOSHIRO SOCKS PROは、足指・足裏の骨格サポートを通じて、膝のアライメント(整列)にも良い影響を与えることが確認されています。
これは、一般的な「膝サポーター」が膝周囲の安定化を目的としているのに対し、「足から膝を守る」という逆アプローチです。そのため、YOSHIRO SOCKSは“足部から始まる膝サポーター”として、変形性膝関節症の予防や再発防止にも活用されています。
共同研究施設

東京大学スポーツ先端科学研究拠点
2016年5月設置。東京大学において蓄積されてきた学術成果を基盤としつつ、健康寿命の延伸、障がい者のQOL向上、アスリートの競技力向上などの社会的課題に分野横断的に取り組むことで、学術成果を人類社会に還元することを目指す。研究者数52名。
YOSHIRO STUDIO

スポーツ&ウェルネス統合研究拠点として当初より産学連携を重視し、直近5年間では国際医療福祉大学院・保育園・歯科医院との共同研究に取り組んできた。足指-姿勢咬合理論の最先端科学の研究を行い、医科・歯科・保育の連携を目指し、医療従事者を中心として人材育成を行なっている。