【医療監修】内反小趾セルフチェック|小指が内側に曲がっていないか確認する方法

目次

内反小趾(ないはんしょうし)の診断

内反小趾とは、足の小指(第5趾)が内側に曲がり、小指の付け根の骨が外側に出っ張る状態をいいます。

内反小趾の原因や自宅での対処の考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

▶︎【医療監修】内反小趾はどうすればいい?小指が内側に曲がる原因と自宅ケアの考え方

内反小趾のセルフチェックの方法

用意するもの:ボールペンや定規などまっすぐしたもの

定規(じょうぎ)を使ったセルフチェック法

両足を広げて立ちましょう。

内反小趾を見るときは、足の外側のところに定規を当てます。その当てた定規のラインが本来の小指のラインです。

ボールペンと小指の爪の部分のところのすき間ができていれば小指の変形があります。そのすき間に自分の人差し指を入れてみましょう。

①一本分離れているようであれば「内反小趾」です。

②二本分離れているようであれば「重度の内反小趾」です。

内反小趾の場合、重度であっても外反母趾のように「手術」をすすめられるということはありません。ただ、靴の工夫やパッド、足底挿板(インソール)で痛みが改善しない、靴の選択が難しいなどの場合は、ご本人の希望に応じて手術を行うことがあります。

ボールペンを使ったセルフチェック法

ボールペンを使ったやり方も同じです。まずは足の外側にボールペンを当てましょう。

ボールペンを少し浮かせて床につかないようにして、足の外側に当てるようにします。

当てたボールペンのラインが本来の小指のラインです。ボールペンと小指の爪の部分のすきまに人差し指を入れていきますが、内反小趾レベルは先ほどと同じです。

①指一本分:内反小趾
②指二本分:重度の内反小趾

骨格を見ながら内反小趾をチェックする

実際に足の骨格を見てみると、どうなっているのでしょうか。

計測をする場所(定規やボールペンを当てているところ)は、踵骨(しょうこつ)・中足骨(ちゅうそくこつ)・基節骨(きせつこつ)という骨です。

2つの骨(踵骨・中足骨)に対して、基節骨(小指のつけ根の骨)が内側に傾くほど「内反小趾」とよぼれるようになります。

内反小趾の構造や進行の仕組みについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

▶︎【医療監修】内反小趾はどうすればいい?小指が内側に曲がる原因と自宅ケアの考え方

内反小趾セルフチェックシートを使おう

A4サイズの用紙に印刷して足を乗せてみましょう。小指の変形は見過ごしがちですが、小学生から小指の変形が始まっていますので、早めの対処することが大切です。

内反小趾になると何が良くないの?

内反小趾になると小指のつけ根の部分が痛くなる、ということは誰にでも想像ができるかと思います。それ以外に何が良くないのか。小指は、足が外側に傾くことを抑える「ストッパー」のような役割があります

 

そのため、

間違った靴選び

すべりやすい素材の靴下

・靴の中で足が動く

などにより内反小趾がひどくなると、足が外側に傾きやすくなります。足が外側に傾くと、

回外足(かいがいそく)
→O脚
→脚長差
→骨盤のゆがみ
→背骨のゆがみ
→肩の高さの左右差
→首の骨のゆがみ
→頭の傾き
→顔の筋肉のゆがみ
顎関節症や噛み合わせの問題

につながり、その過程でさまざまな不調が出るようになるのです(詳しくは症状別の記事で)。

予備知識

・回外足→足首の痛み
・O脚→変形性膝関節症膝の痛み・股関節の痛み
・骨盤のゆがみ→むくみ冷え頻尿・生理不順・不妊・坐骨神経痛
・背骨のゆがみ→ヘルニア狭窄症・側湾症・腰痛・背中の痛み
・肩の高さの左右差→肩こり五十肩・腱板断裂
・首の骨のゆがみ→頚椎ヘルニア・首こり
・頭の傾き→斜頚・平衡感覚の乱れ・斜視
・顔の筋肉のゆがみ→顎関節症噛み合わせや歯並びが悪くなる

きちんと小指の形を元に戻すということは、足だけでなくカラダ全体をまっすぐに保つために必要なことなのです。

動画で内反小趾の正しい見方をチェック!

内反小趾の専門的な評価・診断

内反小趾の診断は、小指の変形した角度に基づいて行われます。小指の骨が親指側に10度以上曲がっていると内反小趾と診断されます。X線によるレントゲン撮影で見ると、小指の付け根(第5中足指節関節)の変形に加えて、中足骨(足の中央の長骨)が外側に傾き、つま先が内側に傾いているのが特徴です。

内反小趾では、第五中足趾節関節で基節骨が中足骨に対して内反・回外して、第五中足骨頭が外側に突出し、その部の軟部組織の肥厚(バニオン)がみられることです。基節骨の外反角度が何度以上を内反小趾とするか、またその測定法は、医学の世界では一致した意見があるわけではありません。内反小趾角が10°以上で内反小趾とされています

内反小趾の診断

内反小趾の診断および重症度の評価は一般的にレントゲンで行われています。レントゲンで小趾基節骨骨軸と第5中足骨骨軸のなす角度で、小趾の内反変形の程度を評価する際に用いる角度です。正常値を0〜10°、中等度を10〜40°、重度は 40°以上としています。

内反小趾の診断および重症度分類は研究者によっても違います。内反小趾変形がほとんどないに、内反小趾と同じようなバニオン(小指のつけ根)の痛みを訴える人も多く、内反小趾の診断に苦しむ整形外科医の人もいます。少なくとも内反小趾角 10°以上は内反小趾として定めています。

足指から、毎日の身体の使い方を見直す

ここまで記事を読んで、

「自分の足指はどうなっているんだろう?」

と思った方もいるのではないでしょうか。

姿勢や歩き方を考えるときは、痛みのある場所だけでなく、身体を支えている足元を知ることが大切です。

まずは、自分の足指と姿勢を確認するところから始めてみてください。

3枚の写真で足指と姿勢をAI分析

正面・横・足元の写真から、現在の足指と姿勢の特徴を確認できます。

診断ではなく、自分の身体に目を向けるためのセルフチェックとしてご利用ください。

足指を動かす時間をつくる

私が最初にお伝えしているのが、足指を広げて伸ばす「ひろのば体操」です。

特別な道具は必要ありません。

毎日の生活の中で、足指を動かす時間をつくるためのシンプルな体操です。

分かっていても、毎日は続けにくい

ひろのば体操が大切だと分かっていても、

  • 忙しくて続かない
  • 気づいたら忘れている
  • 体操の時間以外は、足指のことを考えられない

という方は少なくありません。

体操をするのは、一日のうちのわずかな時間です。

それなら、靴下を履いている時間にも、足指の環境を考えられないか。

その発想から設計したのが、YOSHIRO SOCKSです。

一般的な靴下との違い

YOSHIRO SOCKSは、病気や痛みを治療するための商品ではありません。

足指を締め付けにくく、靴下の中で足が滑りにくいよう、足指の圧迫と滑りに配慮して設計しています。

  • 靴下の締め付けが気になる
  • 靴下の中で足が前へ滑る
  • 足指を動かす時間を日常にも取り入れたい
  • ひろのば体操の考え方を生活の中でも意識したい

そんな方に、まず設計の違いを知ってほしい靴下です。

特定の症状に対する変化を保証するものではありません。

靴と履き方も確認してください

体操や靴下だけで、足元の環境がすべて決まるわけではありません。

靴の大きさや形、履き方によっても、足指の動かしやすさは変わります。

次の2つもあわせて確認してください。

臨床で観察してきた足指と姿勢

私はこれまで、来院された方の足指、足裏の荷重、姿勢、身体の使い方を継続して観察してきました。

その記録から、足指だけを見るのではなく、足元から全身へのつながりを考えることの大切さをお伝えしています。

以下は、来院時に記録した足指・姿勢の経過例です。特定の体操・商品・施術の結果を示すものではありません。

外反母趾

スクロールできます

内反小趾

スクロールできます

屈み指

スクロールできます

浮き指

スクロールできます

寝指

スクロールできます

姿勢

スクロールできます
椎間板ヘルニアが見られる例
変形性腰椎症が見られる例
変形性膝関節症が見られる例
リウマチが見られる例
変形性膝関節症が見られる例
変形性膝関節症が見られる例
脊柱管狭窄症が見られる例
変形性腰椎症が見られる例
変形性膝関節症が見られる例
パーキンソン病・腰椎圧迫骨折が見られる例
変形性腰椎症が見られる例
リウマチ・スウェイバックが見られる例
腰椎すべり症が見られる例
くる病・猫背が見られる例
ストレートネックが見られる例
スウェイバック・腰痛が見られる例
脊柱管狭窄症が見られる例
スウェイバック・肩こりが見られる例
猫背・足首の変形が見られる例
スウェイバック・腰痛が見られる例
スウェイバック・冷えが見られる例
猫背・足首痛が見られる例
側弯症が見られる例
側弯症が見られる例
O脚が見られる例

正座

スクロールできます
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)

※これらは来院時に観察された足指や姿勢の状態の一例です。
※特定の症状の改善や治療効果を示すものではありません。

足指から全身を見る考え方を、さらに知りたい方へ

YOSHIRO SEMINAR

なぜ足指が、姿勢や身体の使い方と関係するのか。

研究と臨床の両面から解説しています。

NHK「サキどり」

足指から歩行を見直す取り組みが紹介されました。

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