【医療監修】O脚のビフォーアフター、それ本当に正しい?つま先の向きで変わる“見え方”の落とし穴

足指ドクターによる解説

YOSHIRO YUASA
湯浅慶朗

理学療法士(Physiotherapist)、足指研究家(通称:足指博士)、足指研究所所長、日本足趾筋機能療法学会理事長。ひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・ハルメク靴の開発者。元医療法人社団 一般病院にて理事・副院長・診療部長を歴任。専門は運動生理学と解剖学。足と靴の構造に着目し、姿勢・歩行・足部機能の関係を軸に研究している。これまでに10万人以上の足を臨床で観察してきた経験を持つ。東京大学 石井直方 名誉教授に師事。

目次

はじめに

こんにちは。

足指研究家の湯浅慶朗です。

O脚のビフォーアフター写真で、

「こんなに変わるの?」

と思ったことはありませんか?

でもその前に、

ひとつだけ見てほしいポイントがあります。

それは

つま先の向きが同じかどうか

です。

O脚は“つま先”で見え方が変わる

これはあまり知られていませんが、

つま先の向きが変わるだけで

膝の見え方は大きく変わります。

・つま先を外に向ける → 膝が閉じて見える

・つま先を内に向ける → 膝が開いて見える

つまり、

立ち方だけで見た目は変わる

ということです。

ビフォーアフターで起きていること

よくあるパターンです。

Before

・つま先を閉じる

・両足を揃える

After

・つま先を外に向ける

・かかとだけ揃える

この状態で比較すると、

見た目は大きく変わります。

しかし、

条件が違う以上

正しい比較とは言えません。

なぜこの違いが重要なのか

O脚は、

見た目で判断されやすい状態です。

だからこそ、

撮影条件が揃っていないと

本当に変化しているのか分からない

という問題が起きます。

つま先だけの問題ではない

実はこれ、

つま先だけの話ではありません。

・股関節の向き

・骨盤の位置

・力の入れ方

すべてが連動しています。

そのため、

つま先の向きを変えるだけで

膝の位置は変わって見えます。

さらに見抜くポイントがあります

もう一つ、分かりやすいポイントがあります。

それは

膝の高さです。

つま先を内に向けて、

内ももに力を入れると、

膝は内側に寄るだけでなく、

上に引き上がるように見えます。

内ももに力が入ると、

・太ももの前側

・膝まわり

も同時に働きます。

その結果、

膝小僧が上に引き上がる状態

になります。

ここを見ると分かります

O脚のビフォーアフターを見るときは、

膝が内側に寄っているかだけでなく、

膝の高さが変わっていないか

も見てください。

もし膝の高さが変わっている場合、

力で一時的に形を作っている可能性があります。

正しい撮影ができていないと判断できない

ここがとても重要です。

O脚を正しく見るためには、

・立ち方

・足の向き

・力の入れ方

これらの条件を揃える必要があります。

→ 姿勢チェック用の写真の撮り方はこちらで詳しく解説しています

比較は「同じ条件」でなければ意味がない

当たり前の話ですが、

比較とは

同じ条件で行うもの

です。

立ち方や足の向きが違えば、

それは比較ではなく

別の状態を見ていることになります。

→ 正しい立ち方についてはこちらで解説しています

足指研究所の撮影基準

足指研究所では、

・つま先の向き

・足の位置

・力を抜く

すべてを揃えて撮影しています。

条件を変えれば見え方は変わるため、

比較できる状態をつくることを重視しています。

O脚は「膝だけの問題ではない」

O脚というと、

膝に注目されがちです。

しかし実際には、

・足

・股関節

・骨盤

これらが影響し合っています。

そのため、

膝だけを見ても

本当の状態は分かりません。

→ 骨盤から下の見方はこちらで解説しています

正しく見るための基準

ここまで読んでいただいた方に、

一つだけ覚えてほしいことがあります。

O脚のビフォーアフターを見るときは、

・つま先の向きが同じか

・足の位置が同じか

・力の入れ方が同じか

この3つを確認してください。

まとめ

O脚の写真を見るときは、

つま先の向きが同じかどうか

ここを見てください。

それだけで、

本当に変わっているかどうかが分かります。

足指から、毎日の身体の使い方を見直す

ここまで記事を読んで、

「自分の足指はどうなっているんだろう?」

と思った方もいるのではないでしょうか。

姿勢や歩き方を考えるときは、痛みのある場所だけでなく、身体を支えている足元を知ることが大切です。

まずは、自分の足指と姿勢を確認するところから始めてみてください。

3枚の写真で足指と姿勢をAI分析

正面・横・足元の写真から、現在の足指と姿勢の特徴を確認できます。

診断ではなく、自分の身体に目を向けるためのセルフチェックとしてご利用ください。

足指を動かす時間をつくる

私が最初にお伝えしているのが、足指を広げて伸ばす「ひろのば体操」です。

特別な道具は必要ありません。

毎日の生活の中で、足指を動かす時間をつくるためのシンプルな体操です。

分かっていても、毎日は続けにくい

ひろのば体操が大切だと分かっていても、

  • 忙しくて続かない
  • 気づいたら忘れている
  • 体操の時間以外は、足指のことを考えられない

という方は少なくありません。

体操をするのは、一日のうちのわずかな時間です。

それなら、靴下を履いている時間にも、足指の環境を考えられないか。

その発想から設計したのが、YOSHIRO SOCKSです。

一般的な靴下との違い

YOSHIRO SOCKSは、病気や痛みを治療するための商品ではありません。

足指を締め付けにくく、靴下の中で足が滑りにくいよう、足指の圧迫と滑りに配慮して設計しています。

  • 靴下の締め付けが気になる
  • 靴下の中で足が前へ滑る
  • 足指を動かす時間を日常にも取り入れたい
  • ひろのば体操の考え方を生活の中でも意識したい

そんな方に、まず設計の違いを知ってほしい靴下です。

特定の症状に対する変化を保証するものではありません。

靴と履き方も確認してください

体操や靴下だけで、足元の環境がすべて決まるわけではありません。

靴の大きさや形、履き方によっても、足指の動かしやすさは変わります。

次の2つもあわせて確認してください。

臨床で観察してきた足指と姿勢

私はこれまで、来院された方の足指、足裏の荷重、姿勢、身体の使い方を継続して観察してきました。

その記録から、足指だけを見るのではなく、足元から全身へのつながりを考えることの大切さをお伝えしています。

以下は、来院時に記録した足指・姿勢の経過例です。特定の体操・商品・施術の結果を示すものではありません。

外反母趾

スクロールできます

内反小趾

スクロールできます

屈み指

スクロールできます

浮き指

スクロールできます

寝指

スクロールできます

姿勢

スクロールできます
椎間板ヘルニアが見られる例
変形性腰椎症が見られる例
変形性膝関節症が見られる例
リウマチが見られる例
変形性膝関節症が見られる例
変形性膝関節症が見られる例
脊柱管狭窄症が見られる例
変形性腰椎症が見られる例
変形性膝関節症が見られる例
パーキンソン病・腰椎圧迫骨折が見られる例
変形性腰椎症が見られる例
リウマチ・スウェイバックが見られる例
腰椎すべり症が見られる例
くる病・猫背が見られる例
ストレートネックが見られる例
スウェイバック・腰痛が見られる例
脊柱管狭窄症が見られる例
スウェイバック・肩こりが見られる例
猫背・足首の変形が見られる例
スウェイバック・腰痛が見られる例
スウェイバック・冷えが見られる例
猫背・足首痛が見られる例
側弯症が見られる例
側弯症が見られる例
O脚が見られる例

正座

スクロールできます
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)

※これらは来院時に観察された足指や姿勢の状態の一例です。
※特定の症状の改善や治療効果を示すものではありません。

足指から全身を見る考え方を、さらに知りたい方へ

YOSHIRO SEMINAR

なぜ足指が、姿勢や身体の使い方と関係するのか。

研究と臨床の両面から解説しています。

NHK「サキどり」

足指から歩行を見直す取り組みが紹介されました。

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