はじめに

こんにちは。足指研究所の湯浅慶朗です。
今日は、僕が代表を務める株式会社グラッドデザイン(YOSHIRO SOCKS)の、
2025年度の寄付活動についてお話ししたいと思います。
今年も、国際的な環境保護ネットワーク「1% for the Planet」のメンバーとして、
年間売上の1%を正式に寄付いたしました。
そして、この「1%」という取り組みは、実は2008年の創業時から一度も途切れずに続けてきた約束でもあります。
「足元から未来を育てる」という理念の原点

僕がこの会社を立ち上げたのは、
“人の身体を本来のバランスに戻す”というテーマを探求するためでした。
YOSHIRO SOCKSやひろのば体操の開発も、
すべては「人の健康は足元から整う」という信念に基づいています。
けれど、あるとき思ったんです。
人の健康を支えることと、地球の健康を守ることは同じではないかと。
人間も地球も、「循環」で生きています。
誰かの呼吸や行動が、やがて別の命を支える。
その大きな循環の中で生きている以上、
ビジネスの利益を社会に還元することは、
単なる「善意」ではなく、存在の義務なのだと感じるようになりました。
創業当初から続けてきた“1%の習慣”

2008年にグラッドデザインを立ち上げて以来、
どんなに売上が少なかった時期も、必ず毎年寄付を続けてきました。
最初は数千円からのスタートでした。
でも、「わずかでも行動する」という姿勢を守り続けるうちに、
その1%が、確かな信頼と実績として積み重なっていきました。
やがて2025年、僕たちは正式に「1% for the Planet」に加盟。
個人の想いから始まった寄付の習慣が、
国際的な仕組みとして認証される段階にまで育ったのです。
1% for the Planetとは?

1% for the Planetは、2002年にアウトドアブランド「パタゴニア」の創業者、
イヴォン・シュイナード氏らによって設立された国際的ネットワークです。
加盟企業は、年間売上の1%を認定環境団体に寄付することを約束し、
その活動を通じて地球規模の課題解決に貢献しています。
全世界で5,000社以上がこの仕組みに参加し、
気候変動、森林保全、水資源、生物多様性など、さまざまな分野の団体を支援しています。
僕たちグラッドデザインもその一員として、
「人と地球の健康をつなぐデザイン」をテーマに活動しています。
足元を整えることは、姿勢を整え、姿勢を整えることは、社会と地球を整えることにつながる。
この考え方を、寄付というかたちで社会へ還元しています。
僕たちの1%が意味するもの

僕たちは、1% for the Planetを中心に、以下の4つの分野へ継続的に寄付を行っています。
| 寄付先 | 対象分野 | 主な活動内容 |
|---|---|---|
| 1% for the Planet | 環境保全 | 気候変動・生態系保護・再生プロジェクト支援 |
| 日本児童養護施設財団 | 教育・福祉 | 全国児童施設への支援・進学サポート |
| あしながサンタ | 被災児・孤児支援 | 学資金・生活支援・メンタルケア |
| ピースワンコ・ジャパン | 動物福祉 | 保護犬の救済・譲渡・殺処分ゼロ活動 |
| 保育園 | 社会福祉 | 福岡県下への支援・健康サポート |
これらはすべて、「命を支える」という共通点を持っています。
人間も動物も、地球も、
“生きる環境”を失えば、健康も幸せも成り立たない。
だからこそ、YOSHIRO SOCKSというブランドは、
“足元から命を支える循環”の象徴として存在しています。
寄付は「続けること」に意味がある
寄付という行為は、単発では意味を成しません。
続けてこそ、社会に小さな流れが生まれる。
この17年間、会社の規模が小さい頃も、
材料費の高騰で苦しい時期もありました。
それでも「1%だけは守る」と決めていました。
その小さな決意が、結果的に企業の信頼になり、
社員や協力企業、そしてお客様の“共感”を生みました。
僕にとって1%とは、数字ではなく「信念」です。
足指研究所としての想い
僕はこれまで、足指や姿勢を研究し、
人が“立つ・歩く・生きる”ための機能を取り戻す仕事をしてきました。
でも、その「立つ」という行為は、人間だけのものではありません。
地球そのものも、僕たちの行動によって“立ち直る”ことができるはずです。
人の足が大地にしっかり根を下ろし、
その上に姿勢が整い、健康が生まれ、
そして未来がつながっていく。
僕の研究と寄付活動は、
そんな「いのちの循環」を一体として考える哲学から生まれています。
これからの1%、次の一歩へ
これからも僕たちは、
「足元から未来を育てる」という理念を胸に、
環境・福祉・教育・動物保護の支援を続けていきます。
この1%は、売上の数字ではなく、
僕たちが「社会とつながり続ける意思」の象徴です。
あなたの一歩が、地球の未来を育てています。
これからも、皆さまと共にその歩みを続けていきます。

