【医療監修】寝指はどうすればいい?小指が横向きになる原因と“やっていいケア・避けたい対処”

目次

はじめに

こんにちは。

足指研究家の湯浅慶朗です。

理学療法士として17年以上、

延べ10万人以上の足を診てきました。

その中で、

はっきり言えることがあります。

多くの人は、
自分の足指の状態を知りません。

特に見落とされがちなのが、

小指の「寝指(ねゆび)」です。

寝指とは、

小指の爪が本来の上向きではなく、

横を向いてしまっている状態

を指します。

一見すると、

気にするほどでもない変化に

見えるかもしれません。

ですが実際には、

歩き方や姿勢のバランスに影響し、

膝や腰の違和感につながる

こともあります。

私はこうした構造を、

Hand-Standing理論

と呼んでいます。

足指は、体の末端ではありません。

姿勢を支える

「感覚と安定の起点」

です。

なお、足指研究や歩行改善の取り組みは

NHK「ガッテン」や

NHK「美と若さの新常識」などの

メディアでも紹介されています。

▶︎ メディア掲載一覧はこちら

この記事では、

  • 寝指の基本的な考え方
  • 起こる仕組み
  • 日常で意識したいポイント

までを、

できるだけわかりやすく

解説していきます。

なお、

  • 今の寝指は放置していい段階なのか
  • セルフケアで関われる余地があるのか
  • やってはいけない対処があるのか

といった判断に迷っている方は、

先に以下の記事をご覧ください。

▶︎【医療監修】寝指はどうすればいい?── 小指が横向きになる原因と“やっていいケア・避けたい対処”

寝指で多くの人が疑問に思うこと

寝指について相談を受けると、次のような質問をよくいただきます。

・寝指は自然に戻るのでしょうか
・放置しても問題ないのでしょうか
・テーピングやサポーターは意味がありますか
・子どもの寝指はそのままで大丈夫でしょうか
・靴や靴下は関係しているのでしょうか

これらの疑問の多くは、寝指を「小指だけの問題」と考えてしまうことで生まれます。

しかし実際には、寝指は

足指
足裏の筋肉
靴の中の環境
歩き方

といった複数の要素が重なって起こる「構造の変化」です。

まずは寝指がどのような状態なのかを整理していきましょう。

寝指とは?──小指の爪が“横を向く”構造的な異常

寝指とはどんな状態か?

小指が外側を向いている寝指

寝指とは、

足の小指(第5趾)や

薬指(第4趾)が内側へ倒れ込み、

爪が横を向いてしまう状態

を指します。

本来、

小指の爪は上向きですが、

寝指では外側や内側に回転し、

“寝ている”ように見える

のが特徴です。

この状態は

「カーリートゥ(curly toe)」

と呼ばれ、

内反小趾

屈み指

など、他の足趾変形と

併発することも多く、

小児から高齢者まで

幅広い年齢層にみられます。

寝指そのものに

強い痛みはありません。

ただし、

足裏の荷重バランスが乱れやすく、

O脚

膝まわりの負担

姿勢の崩れ

などと関連が指摘される場合もあります。

寝指セルフチェック──あなたの足、小指が“寝ていませんか?”

寝指は、

初期には痛みや違和感がほとんどなく、自覚されにくい特徴

があります。

ですが、

小指の形や爪の向きを見ることで、

セルフチェックが可能です。

以下の項目に

当てはまるものが多い場合、

寝指の可能性が高い

と考えられます。

チェックポイント

  • 裸足で立ったとき、
    小指や薬指の爪が外側を向いている
  • 小指や薬指が
    他の指と違う方向を向いている
  • 足の小指や薬指の爪が
    小さくなった、あるいは分厚くなった
  • 小指や薬指が
    地面に接地していない
  • 小指の付け根に
    タコや魚の目ができやすい
  • 小指や薬指を
    自力で外側に広げられない
  • 足の小指や薬指が
    動きにくい、反応が鈍い
  • 靴下や靴を脱いだあと、
    小指や薬指が
    他の指にくっついたまま離れにくい
スクロールできます
第3・4指が外側を向いている寝指
第3・4・5指がくの字に曲がっている寝指
寝指になると小指や薬指の爪が小さくなる
寝指になると小指が浮くこともある
寝指は小指の外側にタコができやすい
寝指は小指の爪が小さくなりやすい

結果の目安

【0〜1項目】
寝指の可能性は低いが予防は必要

【2〜4項目】
要注意。
すでに寝指が進行している可能性あり

【5項目以上】
進行した寝指。
姿勢にも影響が出ている可能性大

寝指を放置するとどうなる?──小さな歪みが全身に波及するリスク

寝指は、

初期段階ではほとんど痛みがない

ため見過ごされがちですが、

進行すると

全身のバランスにまで悪影響を及ぼす

可能性があります。

「小指や薬指が横を向いているだけ」

と思って放置していると、

次第に以下のような問題が現れてきます。

小指や薬指が使えず重心が外側へズレる

寝指によって

小指や薬指が地面を踏めなくなると、

立っているときや歩いているときの

重心が外側(小趾側)へ偏ります

この重心のズレは、

足の外側への過剰な荷重を引き起こし、

O脚

股関節の外旋(変形)

膝の外反(ガニ股)

を助長します。

足部が回外し、膝・腰・背中にまで連鎖する

外側重心の状態が続くと、

歩行中の足部は「回外」

つまり

外ねじれしやすくなります。

これは足首の可動域に悪影響を与え、

下腿〜膝関節〜骨盤への

力の伝達が歪んでいきます。

結果として、

以下のような症状を訴える人が増えてきます。

主な症状

・すぐによろけてしまう
足首を捻挫しやすい
・小指のところにタコや魚の目ができる
・小指や薬指の爪が小さくなる
・小指や薬指の爪が変色する
・膝に違和感が出る
・股関節に違和感が出る
・骨盤がねじれ腰の違和感が出る
・猫背や反り腰になる
トイレが近くなる
・背骨が曲がり背中に違和感が出る
・肩こりや首こりがでる
ストレートネックになる
・顔にゆがみが出る
顎関節症

姿勢の崩れと筋力低下による「疲れやすさ」

寝指によって

足趾が使えない状態になると、

立位時の安定性が損なわれ、

筋肉の細かなバランス制御

ができなくなります。

その結果、

歩くだけで疲れる

長時間の立ち仕事がつらい

といった日常的な不調が生まれます。

また、

足指を使った筋活動が減ることで、

足底筋群

ふくらはぎ

体幹

まで連鎖的に筋力低下が起こり、

慢性的な倦怠感

むくみ

冷え

を訴える人も少なくありません。

合併しやすい他の足のトラブル

寝指を放置すると、以下のような足部の変形や疾患と合併しやすくなります。

合併しやすい疾患

外反母趾
・内反小趾
・開帳足
・魚の目、タコ、巻き爪
足底腱膜炎
・変形性足関節症
・変形性膝関節症
・変形性股関節症
椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
など

これらはすべて、

寝指による

足指の機能不全と重心の乱れ

が関与している可能性が高いのです。

寝指が起こるメカニズム──バイオメカニクスで紐解く

足が滑る→屈み指になる→筋肉が短縮・萎縮する

寝指の第一歩は、

足が「滑る」こと

から始まります。

滑りやすい素材の靴下

サイズの合っていない靴

靴紐を結ばずに靴を履く

などで

足は靴の中で前方へとズレてしまいます。

このとき、

足指は無意識に曲げて踏ん張る

ようになります。

これが「屈み指」です。

この状態が続くと、

足指を曲げる筋肉(屈筋群)が
慢性的に優位

となり、

足指を持ち上げる

伸筋群とのバランスが崩れます。

特に小指には

短趾伸筋が付着していないため、

もともと曲がりやすく、

戻りにくいという構造的な弱点

があります。

屈筋群が過緊張のまま使われ続けると、

筋肉は次第に短縮・萎縮していき、

筋腱が本来の滑走ルートを保てなくなります。

この「滑走障害」により、

足指は曲がったまま元に戻らなくなり、

小指の骨の向きがねじれて固定されていきます。

滑走障害に関わる主な筋肉の働き

長趾屈筋

足の内果の後方から足底を斜めに走行し、

第2~5趾に付着しています。

正常であれば

足趾を地面にしっかり押しつける

働きをしますが、

開張足になると

中足骨間が広がり、

腱が過剰に斜め方向へ引っ張られる

ことで滑走効率が低下します。

足底方形筋

長趾屈筋の斜めの引く力を

まっすぐに補正する役割

を持っていますが、

足のアーチが崩れると

補正機能が働かなくなり、

屈筋群が正しいトルクを発揮できなくなります。

さらに

虫様筋

骨間筋

といった足部の内在筋も影響を受けます。

これらは

足指のMP関節を屈曲させつつ、

PIP・DIP関節を伸展させる

という精緻な制御を担っています。

しかし、

中足骨の位置がずれると

起始部と停止部のラインが歪み、

筋収縮の方向がズレてしまいます。

結果として、

足指は

“伸ばしたくても伸ばせない”

状態になり、

固定化された寝指が形成

されてしまうのです。

ここまでの話を、原因から結果まで一本の流れで整理すると、次のようになります。

 

カンタンに言えば、こういうことです。

寝指は、

①靴の履き方・靴下の素材・スリッパ

② 靴や靴下の中で足がすべる

③ 足指を反らせたり曲げて踏ん張る

④ 浮き指・屈み指

⑤ 足指を使わずに歩く

⑥足の筋肉が使いにくくなる

⑦足のアーチが横に広がる(開帳足)

⑧小指が虫様筋・長趾屈筋に引っ張られる

⑨小指がくの字になる(内反小趾)

⑩足が外側に倒れる(回外足)

小指がねじれる(寝指)

というメカニズムで起こります。

つまり、原因は①にあります。

結果であるばかりにアプローチしても、変化しにくいのはそのためです。原因である①に目を向けながら、④⑤やにも同時に対処していくこと。それが、寝指を整えるための近道です。

YOSHIRO SOCKS:①④にアプローチ
ひろのば体操:④にアプローチ
小股歩き:⑤にアプローチしていきます。

小趾外転筋が使われない環境が寝指を進行させる

さらに重要なのが、

小趾外転筋」の機能不全です。

この筋肉は

かかとから小指の根元に向かって走行し、

小指を外側に開くとともに

外側縦アーチを支える役割

を持ちます。

しかし、

滑りやすい靴下

圧迫の強い靴

緩い靴を靴紐も結ばずに履いている

ような生活習慣では、

足が靴の中で前に滑りやすくなり、

小指が機能しなくなります。

この状態が続くことで、

小趾外転筋は使われなくなり、

脳からの指令も届きづらくなります。

こうして小指の機能が失われると、

歩行時に

重心は外側へ逃げるようになり、

足部は回外(外ねじれ)の状態

になります。

この外力が繰り返し加わることで、

小指はますます内側へねじれ、

やがて爪が外側を向いた

“寝た状態”で固定

されてしまうのです。

寝指の改善と再発予防──“ねじれ”を解放し、正しい動きを取り戻す

寝指は、

指を使いすぎて曲がっている

のではありません。

滑り

圧迫

筋バランス

の崩れが重なり、

小指が本来の軌道から外れたまま

固定されてしまう

「ねじれの現象」

です。

だからこそ大切なのは、

単純な筋トレではなく、

足指が本来のルートで動ける環境づくりと、筋の滑走・神経の再教育

です。

■ 足が滑らない環境をつくることが第一歩

滑りやすい靴下

ゆるい靴

で足が前後に動いてしまうと、

小指は本来の位置から外れ、

さらにねじれが進みます。

そのため、まずは

足が滑らず、
自然な動きを妨げない環境づくり

が重要と考えられます。

【高摩擦・適度な圧の靴下を選ぶという考え方】

一般に、綿・シルクなど

一見すべりにくそうな素材でも、

シルケット加工(光沢加工)

が施されている場合は布同士が滑りやすく、

足指の軌道が乱れやすいことがあります。

靴下を選ぶ際は、

素材の摩擦特性

足にフィットしやすい構造

かどうかを確認するとよいでしょう。

【紐靴を結び、足と靴を一体化させる】

足が靴の中で

前後に動かない状態をつくることで、

足指のねじれが進行しにくい

環境を整えることができます。

目安としては、

「実寸+1〜1.5cm」

の余裕を持ちつつ、

靴紐で甲全体をしっかりホールドすることが推奨されます。

【歩幅を小さくし、足裏全体で接地する習慣】

大きすぎる歩幅は

足が前に滑って屈み指を誘発し、

小指のねじれにも関与することがあります。

1日6000歩を目安に、

足裏全体が均等に接地する小さな歩幅

を意識して歩くと、

負担が分散しやすくなります。

■ 滑走経路を取り戻し、脳と小指を“再接続”する

寝指で動きにくくなった小指では、

筋や腱の滑走が制限され、

「動かしたいのに動けない」

状態が起こっています。

これは、

ちょうど長く使っていなかった配線が電気を通しにくくなるようなものです。

改善のポイントは、

  • 小指の筋肉が本来のアライメントで動けるようにする
  • 脳が“小指を動かす感覚”を再び取り戻す

という

神経−筋の再教育

にあります。

ここを整えることで、

動かしやすさの“傾向”が現れやすくなると考えられます。

こうした考え方が、実際の足指の状態にどのような変化として現れているのかを、次に臨床データから見ていきます。

寝指に関する臨床データ(科学的根拠/エビデンス)

東京大学名誉教授・石井直方先生(運動生理学)とともに、2020〜2022年に行った共同研究では、YOSHIRO SOCKSの着用および、ひろのば体操を日常的に実践された方を対象に、寝指などに関する足指の状態や角度の変化について評価を行いました。

寝指

開始時の寝指率は100%
8週間後の寝指率は63%

8週間目の平均値は、開始時と比べて、寝指率に37%の変化がみられました。

※開始前と8週間目の平均値の差
※グラフは臨床試験における平均値の推移を示したものです
※結果には個人差があり、すべての方に同様の変化が生じるわけではありません

※本データは石井直方名誉教授(東京大学)の助言を得て実施された研究に基づくものです

「YOSHIRO SOCKS」や「ひろのば体操」で足指を広げることは、足の筋力低下に伴ってみられる寝指に対し、足裏の筋肉が使いやすい状態へ近づく可能性が示唆されています。これらは特定の症状が「治る」ことを示すものではなく、足指の使われ方や荷重環境が変化した結果として観察された傾向です。

YOSHIRO SOCKS・ひろのば体操
の使用・実践の記録

以下は、YOSHIRO SOCKSおよび、ひろのば体操を一定期間使用・実践された方の足指の状態に関する記録の一部です。 

寝指

スクロールできます

体験談──「あ、私もそうかも」と思った人たちの声

※個人の感想であり、感じ方には個人差があります。

30代・看護師:「仕事終わりはツラいもの」だと思っていました

立ち仕事なので、夕方になると足の外側や小指まわりにジンジンした違和感が出るのが当たり前でした。

「仕事だから仕方ない」

「年齢のせいかな」

そう思って、特に深く考えていませんでした。でもある日、小指の爪が横を向いていることに気づいて、「もしかして、これも関係あるのかな?」と。

そこから、仕事中にYOSHIRO SOCKSを履いて、夜はひろのば体操を続けてみました。

すると、くの字に曲がっていた薬指も前ほど気にならなくなったように感じています。今でも忙しい日は疲れますが、以前のような小指の奥がズーンとする感じが出にくい日が増えたと感じています。

40代・育児中のママ:つまずく理由が、まさか足だとは思いませんでした

家事と育児でバタバタしている中、段差につまずくことが増えました。

そのたびに、小指をぶつけたような痛みや、しばらく残る違和感が気になっていて。

最初は

「注意力が落ちてるだけ」

だと思っていました。

足をよく見ると、薬指や中指が内側に入り込むような形になっていて、そこから寝指という状態を知りました。

ひろのば体操だけでなく、日中ずっと履いている靴下の影響も大きいと知り、YOSHIRO SOCKSを購入。日中欠かさず履くようにしました。

最近は、痛みを感じることがほとんどなく、つまづくことも気にならなくなりました。曲がっていた薬指や中指も以前より伸びやかに感じられます。

60代・女性:散歩が「安心して楽しめる時間」に変わった

健康のために散歩を続けていましたが、左足の小指側にピリッとした違和感が出る日がありました。

痛みが強いわけではありませんが、

「また出たらどうしよう」

という不安が先に立っていました。

年齢のせいだと思っていましたが、足を見ると、小指から人差し指まで寝指になっていました。

ひろのば体操を続けながら、散歩中もYOSHIRO SOCKSを履くようになりました。

距離は変えていませんが、歩いているときの痛みを意識する場面がほとんどなくなったように感じています。あれだけ曲がっていた足指も前より自然に感じられるようになりました。

10代・女子高校生:体育のときのグラつきに気づいた

体育の授業で走ったあと、小指の付け根あたりがズキッとすることがありました。強い痛みではないけれど、毎回同じところが気になる感じです。

足を見てみると、小指の爪が外側を向いていて、お母さんと一緒に調べることにしました。

ひろのば体操を続けながら、学校に行くときにYOSHIRO SOCKSを履くようにしました。

最近は、運動後に同じような痛みがほとんどないことに気づき、曲がっていた足指も前ほど気にならなくなったように感じます。

誤ったセルフトレーニングに注意 ── 寝指を悪化させないために

寝指の状態に気づき、「自分で何とかしよう」と思ってトレーニングを始める方はとても多くいます。しかし、適切ではない方法を続けてしまうと、足指のバランスがさらに乱れたり、筋肉が過剰に働き続ける状況が続いてしまうケースがあります。

ここでは、とくに誤解が多く、寝指の状態を長引かせやすいセルフトレーニングについて、構造的な視点から解説します。

タオルギャザーは寝指を固定化させるリスクがある

タオルギャザー(床に置いたタオルを足指でたぐり寄せる運動)は、一般的な筋トレとして広く紹介されています。

しかし、この動きは足指を曲げる“屈筋群”だけに負荷が集中するため、すでに屈筋が優位になりやすい寝指では、状態を固定化させる傾向が見られます。

寝指の背景には、

・屈筋の短縮・萎縮
・滑走軌道の乱れ
・小趾外転筋の機能低下

など、複数の要因が重なっています。

タオルギャザーは、すでに緊張しやすい屈筋だけに負荷が加わるため、筋肉のアンバランスがより強まり、結果として「伸ばしにくい指」が習慣化しやすくなります。

ボールを踏むだけでは一時的な変化にとどまりやすい

ゴルフボールや小さめのボールを足で踏んだり転がしたりする方法は、足裏の筋や筋膜を一時的にゆるめる目的では活用されることがあります。

しかし、寝指やかがみ指のように「指が曲がりやすい習慣」が続いている場合、ボール踏みだけでは、足指の使われ方そのものを変えることは難しく、効果が持続しにくい傾向があります。

実際には、

  1. ボールで足裏がゆるむ
  2. 歩くときに指が曲がったまま使われる
  3. 再び足底が緊張する

という“繰り返し”が起こりやすく、根本的な使い方の変化にはつながりにくいのです。

また、ボール踏みだけでは、

・筋の滑走不良
・神経‐筋の再教育
・小指のねじれ

といった寝指の構造的な特徴には十分アプローチできません。

テーピングや装具だけでは「動きの再教育」になりにくい

小指の向きを整える目的で、テーピングや指を支える装具を使う方法も広く知られています。しかし、これはあくまで「動かさないように固定する」ための補助であり、歩行時に小指が自然に正しい方向へ動くわけではありません。

固定期間が長くなると、

・足底筋群が働きにくくなる
・筋の反応が鈍くなりやすい

といった傾向があり、小指の“使い方の癖”が残り続けるケースもあります。

寝指は

「位置の問題」ではなく

「動き方の問題」が大きい

ため、固定だけでは解決しにくいのです。

インソールでは小指の“横方向のねじれ”へのアプローチが難しい

「インソールで小指を外へ向けられないか?」という相談を受けることがありますが、結論からいえば、インソールだけで小指の細かなねじれや倒れにアプローチすることは困難です。

なぜかというと、インソールは足裏の“底面”からのサポートが中心で、足指側面や横方向の力、ねじれに対する調整ができないからです。

寝指の場合、

・小指が外へ向きやすい
・指の付け根がねじれやすい
・外側重心で立つ癖がある

など、3D(立体的)な変形が関わることが多いため、平面的なサポートでは対応しきれないケースが目立ちます。

小指をマッサージするだけでは“使い方”は変わらない

小指を重点的に揉むことで状態が良くなるのでは?と考える方もいますが、小指だけのマッサージでは足全体のバランスにアプローチできず、変化が続きにくい傾向があります。

寝指の背景には、

・足底筋群の萎縮
・筋肉走行ラインの乱れ
・小趾外転筋の機能低下
・アーチ構造の崩れ
・歩き方や靴・靴下の滑り

など、多くの要素が複合的に関わっています。

小指そのものを触るだけでは、

それを動かす筋肉・神経回路・歩行習慣までは変わらないため、状態の変化が続かないことが多いのです。


ここまで読んで、

・自分の寝指がどの段階なのか  

・今すぐ対処すべきか、環境から見るべきか  

・他の足指トラブルとつながっていないか  

を整理したい方は、  

判断の起点となる以下の記事に一度戻ってください。

▶︎【医療監修】寝指はどうすればいい?── 小指が横向きになる原因と“やっていいケア・避けたい対処”

まとめ

足指は、

「意識して動かしている時間」よりも、

「無意識で過ごしている時間」の影響を強く受けます。

だから私は、

体操だけに頼るのではなく、

一日の大半を占める

“足元環境を崩さないこと”

を、最初の一歩として考えています。

もし、

・体操は続けられそう

・でも日中の足指の使い方が気になる

そう感じた方は、

一日中、足指の動きを邪魔しにくい環境から

見直してみるのも一つの考え方です。

誰でも今日からできるセルフケア

まずは、足指を「動かせる状態」に戻すこと。
ここはとても大切です。

やるのとやらないのとでは、
この先の身体の使い方に大きな差が出ます。

そのために、私が最初にお伝えしているのが
足の指を広げて伸ばす「ひろのば体操」です。

足指を広げて伸ばすことで、
本来の使い方を思い出してもらうための
とてもシンプルな体操です。

分かってるけど、続かない。

ひろのば体操は

  • 痩せたい人
  • 正座をしたい人
  • 歩きやすくしたい人
  • 姿勢を整えたい人

できれば多くの人に続けてほしい体操です。

でも実際には

「分かっているけど続かない」

という声も多く聞きます。

だからこそ、体操で行っている
「足指を広げて伸ばす環境」を
日常でもサポートできるように設計したのが

YOSHIRO SOCKSです。

正しい靴選び・履き方

ひろのば体操やYOSHIRO SOCKSで
足指が動きやすくなっても、

履く靴や履き方によっては
足指がまた使えなくなってしまいます。

そのため私は

  • 靴の選び方
  • 靴の履き方

もあわせてお伝えしています。

足指・姿勢の状態観察例

YOSHIRO SOCKSとひろのば体操を

日常生活の中で実践された方の

足指や姿勢の変化を観察した一例です。

足指

スクロールできます
外反母趾が見られる例
外反母趾が見られる例
外反母趾が見られる例
内反小趾が見られる例
内反小趾が見られる例
屈み指が見られる例
屈み指が見られる例
浮き指が見られる例
浮き指が見られる例
寝指が見られる例
寝指が見られる例
巻き爪が見られる例
巻き爪が見られる例

姿勢

姿勢の変化とともに、痛みの訴えがなくなった例も現場では数多く見られます。

スクロールできます
椎間板ヘルニアが見られる例
変形性腰椎症が見られる例
変形性膝関節症が見られる例
リウマチが見られる例
変形性膝関節症が見られる例
変形性膝関節症が見られる例
脊柱管狭窄症が見られる例
変形性腰椎症が見られる例
変形性膝関節症が見られる例
パーキンソン病・腰椎圧迫骨折が見られる例
変形性腰椎症が見られる例
リウマチ・スウェイバックが見られる例
腰椎すべり症が見られる例
くる病・猫背が見られる例
ストレートネックが見られる例
スウェイバック・腰痛が見られる例
脊柱管狭窄症が見られる例
スウェイバック・肩こりが見られる例
猫背・足首の変形が見られる例
スウェイバック・腰痛が見られる例
スウェイバック・冷えが見られる例
猫背・足首痛が見られる例
側弯症が見られる例
側弯症が見られる例
O脚が見られる例

正座

スクロールできます
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)
変形性膝関節症(正座がしやすくなった例)

※状態や変化には個人差があります。

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