【医療監修】ストレートネックでめまい・ふらつきが出る理由|首の緊張と自律神経の乱れ

目次

はじめに|「めまい=脳の病気」と決めつけていませんか?

こんにちは。足指研究家の湯浅慶朗です。

めまいやふらつきが出ると、多くの人がこう感じます。

脳に異常があるのでは…

倒れたらどうしよう

病院では異常なしと言われたけど不安が消えない

この不安は、すごく自然なものです。

そして大前提として、強い回転性めまい、ろれつが回らない、手足の麻痺、激しい頭痛などがある場合は、まず医療機関での評価が最優先です。

一方で、検査では大きな異常が見つからないのに、

ふわふわする

まっすぐ歩けない感じがする

立ち上がるとグラつく

首や肩のこりが強い

こういった「日常の不調としてのめまい」が続く人も少なくありません。

その背景に、ストレートネック(首の前突)と姿勢の崩れが関係しているケースがあります。

この記事では、ストレートネックでめまい・ふらつきが出る理由を

  • 首の緊張
  • 自律神経の乱れ
  • 足元の重心のズレ

この3つの視点で、わかりやすく整理します。

結論|めまいは「耳だけ」ではなく“首が頑張りすぎる姿勢”で起きることがあります

ストレートネックでめまいが出る人は、

首の筋肉が過緊張し、呼吸・血流・感覚入力が乱れやすい

という状態になっていることがあります。

つまり、首の骨そのものというより、

首が頑張り続ける姿勢の条件が残っている

これが問題になりやすいのです。

そして、その姿勢の条件は首だけではなく、骨盤や足元の崩れとも連動します。

ストレートネックで起きやすい「めまい・ふらつき」の特徴

ストレートネック由来のふらつきで多いのは、回転性というより

ふわふわする

浮いている感じ

目の前がスッキリしない

立っているだけで不安定

人混みやスーパーで気持ち悪くなる

といったタイプです。

さらに、

首こり・肩こりが強い

頭が重い

呼吸が浅い

スマホやPC作業が長い

こうした条件が重なるほど起きやすくなります。

なぜストレートネックだとめまいが出るのか?3つのメカニズム

① 首の筋肉が硬くなり、頭の位置感覚がズレる

ストレートネックでは、頭が前に出ることで首の後ろ側が引っ張られ続けます。

この状態が続くと、

首の筋肉が緊張しっぱなしになり、頭の位置を感じるセンサーが乱れやすい

ということが起こります。

結果として、

まっすぐ立っているつもりなのに不安定

目線がブレる

ふらつく

という感覚につながることがあります。

② 呼吸が浅くなり、自律神経が乱れやすくなる

ストレートネックが続くと、姿勢はこうなりやすいです。

胸が下がる

肋骨が広がらない

呼吸が浅い

息が詰まりやすい

この状態が続くと、体は常に緊張モードになりやすく、

自律神経が安定しにくい

という条件が揃ってしまいます。

その結果、

立ちくらみ

ふらつき

動悸っぽさ

気持ち悪さ

が出やすくなることがあります。

③ 「首だけ整えても戻る」人は、足元の重心が崩れている

僕が臨床で強く感じるのはここです。

ストレートネック由来のふらつきが続く人ほど、

首をほぐしても戻る

整体に行ってもまた不安定になる

というループに入りやすい傾向があります。

これは、首が悪いというより

首が頑張らないと立てない姿勢の条件が残っている

ことが多いからです。

そして、その条件の多くは

足元の重心のズレ

から始まっています。

足指がうまく使えないと、体は無意識にバランスを取ろうとして

骨盤が傾く

背中が丸くなる

頭が前に出る

という順番で崩れます。

スクロールできます

この「首が頑張り続ける姿勢」が固定されると、めまいやふらつきが出やすくなります。

ストレートネック全体の構造は、こちらのピラー記事で整理しています。

▶︎【医療監修】ストレートネックの本当の原因は足元にあった?|足指・靴・靴下・重心から見直す予防&改善ガイド

めまいが出る人に多い「生活パターン」

ストレートネックとめまいが重なる人には、生活の共通点があります。

画面時間が長い

スマホ・PCの時間が長いほど、首が前に出て固定されやすくなります。

寝起きにふらつく

寝返りが少ない、枕が合わない、骨盤が固いなどが重なると、朝に首が固まりやすくなります。

▶︎【医療監修】ストレートネックで寝るとつらい・朝が痛い理由|枕より先に見るべき寝返りと骨盤

ストレートネック由来のめまいは「首を動かすと悪化する」ことがある

ストレートネック由来のふらつきでは、

首を回すと一瞬クラッとする

上を向くと気持ち悪い

という訴えもよく聞きます。

ただし、ここで重要なのは

怖くて動かさない → さらに固まる → もっと不安定になる

という悪循環が起きやすいことです。

もちろん無理は禁物ですが、「動かし方の方向性」を間違えると戻りやすいので注意が必要です。

セルフチェック|あなたのふらつきはストレートネック由来か?

以下に当てはまるほど、姿勢の影響が強く出ている可能性があります。

首・肩の特徴

首の付け根が硬い

肩がすくむ

肩こりが慢性化している

ふらつきの特徴

回転ではなく、ふわふわする

立ち上がりでグラつく

目線が合わない感じがする

生活の特徴

スマホ・PCが長い

呼吸が浅い

猫背気味

「しびれ」や「痛み」が強い場合は、鑑別も大切です

めまいに加えて、

腕のしびれ

手の感覚が変

首の痛みが強い

こうした症状がある場合は、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症などの鑑別も重要です。

まずは、症状の出方の整理を先にしてください。

▶︎【医療監修】ストレートネックと頚椎椎間板ヘルニアの違い|しびれ・痛みの出方で分かる判断軸

まとめ|めまいを「耳だけ」で終わらせず、“首が頑張る条件”を見直す

ストレートネックで起きるめまい・ふらつきは、

首の緊張

呼吸の浅さ

自律神経の乱れ

足元の重心のズレ

これらが重なって起きていることがあります。

だからこそ、

首をほぐすだけで終わらせず

首が頑張らなくていい姿勢を作る

この視点が、すごく大切になります。

足指への3つのアプローチ

— ただし、順番があります

私は2006年以降、病院における臨床の場で、体操・靴下・歩き方・靴の指導を中心に、足指の変形や機能不全、そしてそれに関連する整形外科的な不調に対する対応を行ってきました。

外反母趾、内反小趾、かがみ指、浮き指、寝指、足趾機能不全に加え、膝・腰・股関節・姿勢といった問題についても、足指からの介入を軸に経過を観察してきた臨床の積み重ねがあります。

これは理論だけの話ではありません。長年にわたる臨床数と経過、データの蓄積の中で、「動かす・保つ・使い続ける」という視点が共通して重要であることが整理されてきました。

その結果として、ここで紹介しているひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・YOSHIRO WALKという3つのアプローチに集約されています。

1. ひろのば体操

足指を「動かして」広げて伸ばす

ひろのば体操は、足趾機能不全によって低下しやすい足指の可動性や感覚入力を取り戻し、足指が本来の動きを発揮しやすい状態をつくることを目的に考案された体操です。

外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指など、足指がうまく使われにくくなっている状態に対して、日常で取り入れやすいアプローチの一つです。

2. YOSHIRO SOCKS

広がって伸びた足指を「保ち続ける条件」をつくる

YOSHIRO SOCKSは、足の中で起こりやすい「滑り」「指の押し込み」「アーチの崩れ」といった足元環境のストレスに着目し、

  • 足指が広がりやすい
  • 足指が伸びやすい
  • 足裏のアーチが保たれやすい

足元環境を整えることを目的に設計された靴下です。外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指・足趾機能不全など、足指の使われ方が関与するケースで検討される選択肢の一つです。

3. 小股歩き

日常動作の中で、足指が“使われ続ける”状態をつくる

小股歩きは、歩幅を抑えることで足指を感じながら地面を捉えやすくする歩き方です。

体操や足元環境の見直しと組み合わせることで、足指に関わる筋活動が起こりやすい条件をつくる考え方として紹介しています。

無理なく続けられる形を選んでください

・体操から始める人

・足元環境から見直す人

・両方を組み合わせる人

どれか一つに決める必要はありません。足指の問題は、方法よりも「続けられる条件」が大切です。


まず迷っている方へ

— どれから始めるか迷ったら、ここを基準にしてください —

  • 体操が続かなかった人
  • 歩き方を意識する余裕がない人
  • 靴をすぐに変えられない人

この場合は、

② YOSHIRO SOCKS(足元環境を整える) から始めるのが現実的です。

足指は「動かす前に、使われる環境」が整わないと戻りやすいため、

まずは日常の中で 足指が使われにくい状態を減らす ことが優先されます。


すでに体操ができている方へ

① ひろのば体操 + ② YOSHIRO SOCKS

動かした足指を、そのまま保てる条件が重なることで、

足指が使われやすい状態が続きやすくなります。


余裕が出てきた方へ

③ 小股歩き を組み合わせることで、 日常動作の中でも足指が“使われ続ける”条件が整っていきます。

※どれか一つを「完璧にやる」必要はありません。

足指の問題で大切なのは、無理なく続けられる順番を選ぶことです。

次に知りたいことを選んでください

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