
2016年9月3日発行の「西日本新聞」にて、弊社代表・湯浅慶朗が取り組む“足育(足指からの健康づくり)”の活動が掲載されました。
記事では、福岡市東区の保育園6園に通う園児260人を対象に行われた共同研究について紹介されています。湯浅は理学療法士・歯科医師・保育士らと連携し、足の指を広げて伸ばす「ひろのば体操」が、子どもたちの姿勢・噛み合わせ・発達にどのような影響を与えるかを調査してきました。
足指研究のなかで、「歯並びや噛み合わせの異常が、足指の使い方や姿勢に由来するのではないか」という仮説にたどり着き、臨床の現場でも改善効果が確認されています。
足元からの健康づくりが、将来的な姿勢改善、学習能力の向上、医療費削減につながることを目指し、今後も活動を続けてまいります。
足育の重要性にご関心のある教育機関・保育施設・医療関係者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
足指広げ体づくり
姿勢、かみ合わせ 東区の園児260人調査
保育士と理学療法士、歯科医師がタッグを組み、足の指を広げて伸ばす「ひろのば体操」を子どもたちの体づくりに役立てる試み福岡市東区で始まった。六つの保育園で計260人の園児を追跡調査して効果を確かめ、ほかの園にも体操を広げていくのが狙い。
ひろのば体操は同市博多区の理学療法士 湯浅慶朗さん(39)が提唱。足指に手の指を絡ませて動かし、足指を広げて伸ばすことで腰痛や膝痛を改善させている。
今回の取り組みは、園児の姿勢の悪さや、遊んでいる時に転んでしまう子供が多いことを危ぶんだ保育士が、湯浅さんの講演を聴いたのがきっかけ。
「運動不足や誤った靴の選び方で足指が縮こまることが影響している」と湯浅さん。噛み合わせなど歯の改善に、ひろのば体操を取り入れている3人の歯科医師も協力し、体操のの効果を確かめることにした。
湯浅さんらは8月31日、東区の静が丘、高美台の二つの保育園で計62人の4歳児を対象に足指の形や立ったときの姿勢、歯の状態などをチェック。今後も同様の調査を4園で行い、ひろのば体操に取り組んだ3園と、そうでない3園の園児の成長を3ヶ月ごとに比較する。
体操の効果をデータで示した上で、東区の46園でつくる私立保育士会東区グループ研修会などを通じて広めていく予定だ。
「かみ合わせが深すぎたり、姿勢の悪かったりする子は増加傾向にある。ひろのば体操でどう変わるか。歯科医師としても楽しみです。」と話す。