【医療監修】ストレートネックで頭痛が出る理由|緊張型・目の疲れ・姿勢の関係

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はじめに|「頭痛=脳の病気」と思い込んでいませんか?

こんにちは。足指研究家の湯浅慶朗です。

頭痛が続くと、不安になりますよね。

脳に異常があるのでは…

薬を飲んでもまた痛くなる

肩こりも首こりもずっとある

こういう悩みは本当に多いです。

もちろん、突然の激しい頭痛や、しびれ・麻痺・ろれつが回らないなどの症状がある場合は、医療機関での評価が最優先です。

一方で、慢性的に繰り返す頭痛の背景には、姿勢の崩れ(特にストレートネック)が関わっているケースも少なくありません。

この記事では、ストレートネックで頭痛が出る理由を

  • 緊張型頭痛(首肩のこり由来)
  • 目の疲れ(眼精疲労)
  • 姿勢(重心と首の位置)

この3つの視点から、わかりやすく整理します。

結論|頭痛は「首の問題」ではなく“首が頑張りすぎる姿勢”で起きます

ストレートネックで頭痛が出やすい人は、首の骨が悪いというより、

首と肩の筋肉が、頭を支えるために働きすぎている

この状態になっていることが多いです。

頭はボーリング球くらい重いと言われます。

それを本来は「背骨の上」に乗せて支えるのですが、ストレートネックでは頭が前にズレてしまうため、首と肩がずっと踏ん張る形になります。

その結果、

首の付け根が固まる

後頭部が重くなる

こめかみが締め付けられる

目の奥が痛い

という形で、頭痛が出ることがあります。

ストレートネックで起きやすい頭痛のタイプ

緊張型頭痛(いちばん多い)

ストレートネックで多いのは、いわゆる緊張型頭痛です。

特徴は、

後頭部が重い

頭をギューっと締め付けられる感じ

首や肩がこっている

午後〜夕方に悪化しやすい

というパターンです。

痛みの原因は「神経が圧迫される」というより、

筋肉の緊張と血流・感覚の乱れが絡んでいることが多い

と考えられます。

目の疲れ(眼精疲労)からくる頭痛

ストレートネックの人は、目の疲れが頭痛に直結しやすいです。

なぜなら、頭が前に出るほど、

画面との距離が近くなる

目のピント調整が増える

眉間・こめかみ周辺が緊張する

という負担が重なるからです。

さらに、姿勢が崩れると呼吸が浅くなりやすく、集中力も落ちて、疲労が抜けにくくなります。

なぜストレートネックだと頭痛が出るのか?3つのメカニズム

① 後頭部〜首の付け根が固まり、頭が“抜けない”

ストレートネックでは、首のカーブが減り、頭が前に落ちます。

このとき首の後ろ側(後頭部〜首の付け根)が常に引っ張られ、

筋肉が硬くなりやすい状態

になります。

すると、

後頭部が重い

首の付け根が詰まる

頭がスッキリしない

という頭痛の土台ができやすくなります。

② 肩甲骨が固まり、首が“代わりに動く”ようになる

頭痛がある人の多くは、首そのものより、

肩甲骨が動いていない

ことが多いです。

本来、肩甲骨が滑らかに動くことで、首は無理をしなくて済みます。

でも、スマホ・PC生活で肩甲骨が固まると、

首が代わりに頑張る

首の筋肉が休めない

頭痛が慢性化しやすい

という流れが起きます。

③ 重心がズレて、首が“前に出る姿勢”が固定される

僕が一番重要だと思っているのはここです。

ストレートネックは「首だけの問題」ではなく、

足元の重心のズレが、首の前突を固定している

ケースがかなり多いです。

足指がうまく使えないと、体はバランスを取るために

胸が落ちる

背中が丸くなる

顎が前に出る

という順番で崩れます。

スクロールできます

その結果、首の筋肉が頭を支えるために緊張し続け、頭痛が出やすくなります。

ストレートネック全体の構造は、ピラー記事で整理しています。

▶︎【医療監修】ストレートネックの本当の原因は足元にあった?|足指・靴・靴下・重心から見直す予防&改善ガイド

「ストレッチしても戻る頭痛」が多い理由

ストレートネック由来の頭痛で多いのが、

首を伸ばすと一時的に楽

でも翌日また戻る

というパターンです。

これは、首が悪いというより、

首が頑張らないと立てない姿勢が残っている

ことが原因になっているケースがあります。

つまり、

首を緩める → その瞬間は楽

でも姿勢が変わらない → また首が頑張る

このループです。

だから僕は、頭痛のケアを考えるときも

首より先に「支え方」を変える

という順番が重要だと思っています。

頭痛が出やすい人のセルフチェック

以下に当てはまるほど、ストレートネック由来の負担が積み重なっている可能性があります。

首・肩まわり

首の付け根がいつも硬い

肩がすくみやすい

肩甲骨が動かしにくい

目・集中

夕方に目の奥が痛くなる

画面を見る時間が長い

眉間に力が入りやすい

姿勢・生活

猫背気味

枕が合わず寝起きがつらい

座っているだけで首が疲れる

寝起きに悪化するタイプは、こちらの記事も参考になります。

▶︎【医療監修】ストレートネックで寝るとつらい・朝が痛い理由|枕より先に見るべき寝返りと骨盤

「頭痛+しびれ」がある場合は、頚椎の鑑別も大切

頭痛だけでなく、

腕がしびれる

手に力が入りにくい

指先の感覚が変

このような症状がある場合は、頚椎椎間板ヘルニアなどの鑑別も重要です。

症状の出方の整理はこちらでまとめています。

▶︎【医療監修】ストレートネックと頚椎椎間板ヘルニアの違い|しびれ・痛みの出方で分かる判断軸

まとめ|頭痛を「頭だけ」で考えないことが、いちばんの近道です

ストレートネックによる頭痛は、

首が悪いというより

首が頑張らないと支えられない姿勢が残っている

この構造で起きていることがあります。

そのため、

首の付け根の緊張

肩甲骨の硬さ

目の疲れ

重心のズレ

これらをセットで見直すことで、頭痛の背景が整理できることがあります。

足指への3つのアプローチ

— ただし、順番があります

私は2006年以降、病院における臨床の場で、体操・靴下・歩き方・靴の指導を中心に、足指の変形や機能不全、そしてそれに関連する整形外科的な不調に対する対応を行ってきました。

外反母趾、内反小趾、かがみ指、浮き指、寝指、足趾機能不全に加え、膝・腰・股関節・姿勢といった問題についても、足指からの介入を軸に経過を観察してきた臨床の積み重ねがあります。

これは理論だけの話ではありません。長年にわたる臨床数と経過、データの蓄積の中で、「動かす・保つ・使い続ける」という視点が共通して重要であることが整理されてきました。

その結果として、ここで紹介しているひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・YOSHIRO WALKという3つのアプローチに集約されています。

1. ひろのば体操

足指を「動かして」広げて伸ばす

ひろのば体操は、足趾機能不全によって低下しやすい足指の可動性や感覚入力を取り戻し、足指が本来の動きを発揮しやすい状態をつくることを目的に考案された体操です。

外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指など、足指がうまく使われにくくなっている状態に対して、日常で取り入れやすいアプローチの一つです。

2. YOSHIRO SOCKS

広がって伸びた足指を「保ち続ける条件」をつくる

YOSHIRO SOCKSは、足の中で起こりやすい「滑り」「指の押し込み」「アーチの崩れ」といった足元環境のストレスに着目し、

  • 足指が広がりやすい
  • 足指が伸びやすい
  • 足裏のアーチが保たれやすい

足元環境を整えることを目的に設計された靴下です。外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指・足趾機能不全など、足指の使われ方が関与するケースで検討される選択肢の一つです。

3. 小股歩き

日常動作の中で、足指が“使われ続ける”状態をつくる

小股歩きは、歩幅を抑えることで足指を感じながら地面を捉えやすくする歩き方です。

体操や足元環境の見直しと組み合わせることで、足指に関わる筋活動が起こりやすい条件をつくる考え方として紹介しています。

無理なく続けられる形を選んでください

・体操から始める人

・足元環境から見直す人

・両方を組み合わせる人

どれか一つに決める必要はありません。足指の問題は、方法よりも「続けられる条件」が大切です。


まず迷っている方へ

— どれから始めるか迷ったら、ここを基準にしてください —

  • 体操が続かなかった人
  • 歩き方を意識する余裕がない人
  • 靴をすぐに変えられない人

この場合は、

② YOSHIRO SOCKS(足元環境を整える) から始めるのが現実的です。

足指は「動かす前に、使われる環境」が整わないと戻りやすいため、

まずは日常の中で 足指が使われにくい状態を減らす ことが優先されます。


すでに体操ができている方へ

① ひろのば体操 + ② YOSHIRO SOCKS

動かした足指を、そのまま保てる条件が重なることで、

足指が使われやすい状態が続きやすくなります。


余裕が出てきた方へ

③ 小股歩き を組み合わせることで、 日常動作の中でも足指が“使われ続ける”条件が整っていきます。

※どれか一つを「完璧にやる」必要はありません。

足指の問題で大切なのは、無理なく続けられる順番を選ぶことです。

次に知りたいことを選んでください

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