YOSHIRO SOCKSの正しい履き方 – 効果を最大限に引き出すために!

足指ドクターによる解説

YOSHIRO YUASA
湯浅慶朗

足指博士、足指研究所所長、日本足趾筋機能療法学会理事長、YOSHIRO SOCKS・ハルメク靴開発者。元医療法人社団一般病院理事・副院長・診療部長。MRC認定歯科医院の顧問の経歴もあり。専門は運動生理学と解剖学。足と靴の専門家でもあり、姿勢咬合治療の第一人者でもある。様々な整形疾患の方(7万人以上)を足指治療だけで治してきた実績を持つ。東京大学石井直方名誉教授の弟子でもある。

YOSHIRO SOCKSは、ただの靴下ではありません。足指のサポートを通じて姿勢改善や身体のバランス向上を目指す特別な設計がされています。正しい履き方をすることで、その効果を最大限に発揮させることができます。YOSHIRO SOCKSの基本的な履き方は、下の動画を参照にしてください。

YOSHIRO SOCKSの正しい履き方
目次

YOSHIRO SOCKSの履き方ステップ

ここからは動画ではうまくお伝えできなかったところを紹介していきたいと思います。YOSHIRO SOCKSは糸の張力によって矯正をするタイプの靴下なので、しっかりと引っ張って履くことが重要になります。

まずは足にソックスを通していきます。

足指をソックスに通していきます。足指の機能不全があると上記の写真のようにスッと入りませんが、足指が自由に動くようになると、一気に足指をソックスの各指に通すことができます。うまく入らない場合は、時間をかけて一本ずつ入れていきましょう。

次に親指から指先にあまりがないように、しっかりと足指の根元までソックスを入れていきます。

拡大してみましょう。足指の先端にソックスの余りがないことがわかりますね。足指が曲がっていたり、足趾機能不全がある人は、キレイにソックスが足指先まで入るのに時間がかかります。根気良く頑張りましょう。

今度は人差し指です。

足指の先端にソックスの余りがないように履いていきましょう。

今度は中指です。

足指の先端にソックスの余りがないように履いていきましょう。

今度は薬指です。

足指の先端にソックスの余りがないように履いていきましょう。

足指の先端に余りがないように、きっちりと足指の付け根までソックスを入れることができたら、靴下の履き口をしっかりと持ちます。

そのまま手前にグッと引っ張っていきます。破れたりはしないので遠慮はいりません。そうすると、足指の付け根にソックスが当たって刺激されてるのがわかると思います。

次は履き口の横の部分を持って、そのまま手前にグッと引っ張っていきます。これは足指が広がるために必要な手順です。足指がグッとひらいたらOKです。

次は履き口の下の部分を持って、そのまま手前にグッと引っ張っていきます。足指全体が下方向に引っ張られるのがわかると思います。浮き指の人は、これで足指が地面につくようになります。

横から見てみましょう。履き口の上の部分を持って引っ張っているところです。かなり強めに引っ張っているのがわかりますね。足指が突っ張るような感じがでるとOKです。

これは履き口の横の部分を持って引っ張っているところです。容赦ないくらい引っ張っていますね。

これは履き口の下の部分を持って引っ張っているところです。

このように履き口を持って引っ張るのには、上→横→下というように順番があります。

最後に真正面から見たところです。足指の先端には横に線が入っていますが、それが足指の中心に来ていればOKです。

この動画の中でも紹介していますが、YOSHIRO SOCKSを履く前の足と、履いた後の足では親指(外反母趾)と小指(内反小指)の角度に違いがあることがわかると思います。履いた後に足指がしっかりとひらいていることを確認しましょう。

足の内側・外側にボールペンや定規などを当てて、YOSHIRO SOCKSを装着前後の変化を体感すると良いと思います。

素足の親指は外側に曲がっている(外反母趾)

定規などを足の内側に沿わせます。この時の定規の延長線上が本来の親指の位置です。定規と親指の間に隙間ができていれば外反母趾です。

YOSHIRO SOCKSを装着すると親指がまっすぐになる

YOSHIRO SOCKSを正しく装着すると、定規と親指の間に隙間がなくなります。親指が広がった証拠です。

素足の小指は内側に曲がっている(内反小趾)

今度は、定規などを足の外側に沿わせます。この時の定規の延長線上が本来の小指の位置です。定規と小指の間に隙間ができていれば内反小趾です。

YOSHIRO SOCKSを装着すると小指がまっすぐになる

YOSHIRO SOCKSを正しく装着すると、定規と親指の間に隙間がなくなります。親指が広がった証拠です。もし足指の角度に変化がなければ、履き方に問題があるかもしれません。もう一度最初に戻って、正しい履き方をマスターしましょう。

踏ん張りテストで効果を実感してみる

「素足の状態」と「YOSIRO SOCKS装着後」では、踏ん張る力が格段に違います。YOSHIRO SOCKSを履き続けることで、素足の状態でも踏ん張る力がついていきます。詳細のやり方については下の記事を参照にしてみてください。

正しい履き方で得られる効果

足指の分離と活性化
足指が正しい位置に分離されることで、足の機能が向上し、歩行や姿勢が改善します。

スクロールできます
外反母趾の症例1
外反母趾の症例2
浮き指の症例1
浮き指の症例2
屈み指の症例1
屈み指の症例2

バランスの向上
足裏全体で地面をとらえやすくなるため、身体全体のバランスが良くなり、驚異的に踏ん張れるようになります。

スクロールできます

姿勢の改善
足元から整えることで、猫背や反り腰の改善をサポートします。

スクロールできます
姿勢の症例1
変形性腰椎症
姿勢の症例2
パーキンソン病
姿勢の症例3
椎間板ヘルニア
姿勢の症例4
脊柱管狭窄症
姿勢の症例5
変形性腰椎症

間違った履き方に注意!

以下のポイントに気をつけてください。

靴下の先端があまっていて、足指先がダボついている
→ しっかりと引っ張りながら余りがないように履いてください。

靴下がたるんでいる
→ 足首やかかとにしっかりフィットさせましょう。

左右を逆に履いている
→ 左右を確認して履き直してください。たまに上下逆に履いている人もいます。

毎日の習慣でさらに効果アップ!

YOSHIRO SOCKSを履いているときは、正しい歩き方やひろのば体操などのエクササイズを取り入れると、さらに足指の機能が活性化され、姿勢改善や身体の安定感が向上します。

YOSHIRO SOCKSを履いて健康的な足元へ!

正しい履き方をマスターして、YOSHIRO SOCKSの効果を最大限に引き出しましょう。1日数回、引っ張り上げると効果的です。毎日のちょっとしたケアが、あなたの足元から健康を支える大きな一歩になります!

この記事を書いた人

湯浅慶朗のアバター 湯浅慶朗 ひろのば体操の開発者

足指研究の第一人者。理学療法士。病院理事・副院長も歴任。東京大学・国際医療福祉大学と研究を行う。テレビ出演は『NHKガッテン』『NHK BS 美と若さの新常識』『NHK サキどり』『ガイアの夜明け』ほか多数出演、著書は『たった5分の「足指つかみ」で腰も背中も一生まがらない!』(PHP出版)など多数。ハルメクとオシャレな矯正靴を共同開発しています。

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