浮き指(うきゆび)とは?セルフチェック方法を詳しく紹介!

足指ドクターによる解説

YOSHIRO YUASA
湯浅慶朗

理学療法士(Physiotherapist)、足指博士、足指研究所所長、日本足趾筋機能療法学会理事長、ひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・ハルメク靴開発者。元医療法人社団一般病院理事・副院長・診療部長。専門は運動生理学と解剖学。足と靴の専門家でもあり、姿勢咬合治療の第一人者でもある。様々な整形疾患の方(10万人以上)を足指治療だけで治してきた実績を持つ。東京大学 石井直方 名誉教授の弟子でもある。

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目次

浮き指(うきゆび)のセルフチェック方法

私たちが歩くとき、足の指は1日のうちの約75%の時間、地面と接触していることになっています。足裏全体が地面に設置していることで、足にかかる負荷が足裏全体に均等に分散され、全身の関節が安定します。

足の指の1本が浮いている場合、最初は分からないかもしれません。しかし、足のバランスがわずかにずれているため、歩いたり走ったりするのが少しずつ難しくなります。より深刻な足指の変形や全身の不調につながる可能性があるので、自分の足指の状態を定期的に確認しておきましょう。

親指の浮き指(うきゆび)のセルフチェックの方法

両足を広げて立ちましょう。真正面から写真を撮影して観察するとわかりやすいと思います。

まずは親指の爪に注目です。他の足指の爪に比べて全く見えていない状態です。これを「浮き指」といいます。

次に上から親指を観察します。

上から見て親指の皮膚が隠れるくらいまで爪を伸ばすのが理想ですが、それ以上爪を切りすぎると「親指の浮き指」になりやすいので注意が必要です。

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理想的な爪の切り方
深爪の切り方=浮き指になりやすい

爪は皮膚の一部なので、爪が短ければ短いほど、親指で地面を押さえる力がなくなっていくので、深爪をすると親指が浮いてしまい「浮き指」になってしまうのです。

親指はカラダの体重の70%以上を支えていると言われています。そのため親指の爪を切りすぎて「浮き指」になってしまうと、体重を前にかけにくくなるので、踵重心になりやすく姿勢を崩しやすくなります。

その他の指の浮き指のセルチェックの方法

真正面から見て足指が地面から離れていれば「浮き指」と判断します。

第2・3・4・5指の爪の切り方は親指と同じで、足指の先端の皮膚が少し隠れるくらいまで伸ばすことが理想です。爪を切りすぎると「浮き指」になりやすいので注意しましょう。

ペーパーテストでのセルフチェック

名刺か少し厚めの紙を用意しましょう。

親指の下に紙を入れていきます。

親指の根元(親指の爪の根元)より奥に紙が入ると「浮き指」と判断します。

通常(浮き指ではない場合)は、親指の爪の根元よりも手前で、入れた紙が止まります。

第2・3・4・5指も同じように紙を入れて確かめてみましょう。通常(浮き指ではない場合)は、爪の根元よりも手前で、入れた紙が止まりますが、爪の根元より奥に紙が入ると「浮き指」と判断します。

浮き指(うきゆび)になると何が良くないの?

浮き指(うきゆび)になると何が良くないのか。第2・3・4指は、足が前方に傾くことを抑える「ストッパー」のような役割があります。そのため、浮き指がひどくなると、前方へのストッパーがなくなるため、つまづいたり、転びやすくなたりします。これは屈み指と同じです。

 

また、全体的に後方へ重心が移動するので、間違った靴選びすべりやすい素材の靴下屈み指→かかと重心→骨盤後傾/前傾(骨盤の変形)→猫背/反り腰(背骨の変形)→巻き肩/いかり肩ストレートネック(首の骨の変形)→口呼吸/低位舌(呼吸障害)→顎関節のズレ/噛み合わせや歯並びが悪くなる、ということにつながり、その過程でさまざまな不調が出るようになるのです(詳しくは症状別の記事で)。

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パターン1
パターン2
予備知識

・屈み指→指先のしびれ・転倒・つまづき・冷え・巻き爪・モートン病
・踵重心→アキレス腱断裂・足のむくみ・ふくらはぎがつる
・骨盤の前傾/後傾→むくみ・冷え・生理不順・不妊・坐骨神経痛
・背骨のゆがみ→ヘルニア・狭窄症・側湾症・腰痛・背中の痛み
・巻き肩/いかり肩→肩こり・五十肩・腱板断裂・
・首の骨の変形→頚椎ヘルニア・首こり・口呼吸・低位舌・睡眠時無呼吸症候群
・顔の筋肉のゆがみ→顎関節症・噛み合わせや歯並びが悪くなる

きちんと浮き指(うきゆび)の形を元に戻すということは、足だけでなくカラダ全体をまっすぐに保つために必要なことなのです。

動画で浮き指(うきゆび)の正しい見方をチェック!

浮き指(うきゆび)の専門的な評価

残念ながら病院での診察には「浮き指」を診断するものはありません。外反母趾やハンマートゥ(屈み指)のように病名がつけられないからです。一部、パーキンソン病や小脳失調症の検査項目において、足底圧測定器による「浮き指」の検査をしているところもあります。病院では浮き指の検査自体がないので、治療自体もありません。

浮き指(うきゆび)の診断(フットスキャン)

浮き指は見た目で判断がつきますが、診断というものはありません。上記にも述べたように、特定の疾患において足の検査を行いますが、足底圧測定器により判断することも可能です。病院ではほとんどの場合、相手にされないと思ってください。

私も足底圧測定器(フットスキャン)を5年間ほど使用していましたが、現在では足を見ればわかるようになりましたので、使用はしていません。専門的に足の外来をする方以外では、セルフチェックで十分だと思います。

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上記のように足底圧測定器で「浮き指」の改善度を確認しながら、足や姿勢の具合を見ていったり、お客様にアドバイスをする時にも便利な場合もあります。足底圧測定器の見方も奥が深いので、これについてはまた別の記事で紹介したいと思います。

この方のように、浮き指が改善して膝の痛みがなくなり、正座ができるようになったというものもあります。ただし、足底圧測定器で「浮き指」が改善したからといって、膝の痛みが改善するわけではありません

静的姿勢において足の指が地面につきやすくなったという指標の一つで、そこから動的姿勢においてどのようにして足指を使えるようにしていくかということが大切です。全国的に足指を専門とする病院や整骨院・整体院が増えましたが、膝腰の症状を改善できていないのが現状です。

それは足指だけしかみれていない、足指のことだけしかアドバイスしない、というのも理由に挙げられます。この部分についても奥が深くなりますので、また別の記事で紹介していきたいと思います。

浮き指(うきゆび)の診断(フットプリント)

そのほかにも、Bauerfeind(バウアーファインド)製のフットプリントというものがあり、安価(3〜5万円程度)で浮き指を判定できるものもあります。病院での足専門外来、整骨院・整体院でもこれで十分かと思います。研究目的で細かい数値変動などを統計的にまとめるのであれば「フットスキャン」が良いと思います。私はこれを6年間ほど臨床現場で使用していました。

誰でも今日からできるセルフケア

まずは、足指を「動かせる状態」に戻すこと。

ここ、めちゃくちゃ大事です。

やるのと、やらないのとで、

この先の身体の使い方、本当に差が出ます。

そのために、

私が必ず最初に勧めてきたのが

足の指を広げて伸ばす「ひろのば体操」です。

ひろのば体操は、

足指を広げて、伸ばして、

足指が本来もっている機能を

思い出してもらうための、

とてもシンプルな体操です。

分かってるけど、続かない。

ひろのば体操って、

痩せたい人も、

正座したい人にも、

ちゃんと歩きたい人にも、

姿勢を整えたい人にも、

できれば全員にやってほしい体操です。

でも、

「分かってるけど続かない」

これが現実。

だったら、

体操でやっていることを、

日常の中でサポートしてくれる靴下を作ろう。

患者さんの

O脚や、膝・股関節・腰・背中の痛みを

どうにかしたくて。

その一心で、

改良に改良を重ねながら、

かなり本気で靴下を作り続けてきました。

それが、

YOSHIRO SOCKSを作った理由です。

正しい靴選び・履き方

ひろのば体操やYOSHIRO SOCKSで

足指を「動かせる状態」に戻しても、

そのあと履く靴や、履き方次第で、

足指はすぐに使えなくなってしまいます。

だから私は、

ひろのば体操やYOSHIRO SOCKSとあわせて

「靴の選び方」と「靴の履き方」も

必ずお伝えしています。

YOSHIRO SOCKS・ひろのば体操
の使用・実践の記録

外反母趾

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内反小趾

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屈み指

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浮き指

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寝指

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姿勢

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ヘルニアがみられる例
変形性腰椎症がみられる例
変形性膝関節症がみられる例
脊柱管狭窄症がみられる例
変形性腰椎症がみられる例
変形性膝関節症がみられる例
変形性腰椎症がみられる例
猫背がみられる例
猫背がみられる例
ストレートネックがみられる例
側弯症がみられる例
O脚がみられる例

※写真は足指および姿勢の状態を観察した一例です。状態には個人差があります。

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