【医療監修】ストレートネックの本当の原因は足元にあった?|足指・靴・靴下・重心から見直す予防&改善ガイド

はじめに|首ではなく“足元”から始まっているかもしれません
こんにちは。足指研究家の湯浅慶朗です。
スマートフォンやパソコンの長時間使用により姿勢が崩れ、「ストレートネック(スマホ首)」になる——
こうした情報を目にすることが増えてきました。確かに首まわりの負担と姿勢には密接な関係がありますが、それだけでは説明できないケースも少なくありません。
たとえば、デスク環境を整えたり、ストレッチや筋トレを継続しても、首の違和感や姿勢の崩れがなかなか改善されないと感じる方もいるのではないでしょうか。
私自身、理学療法士として10万人以上の足と姿勢を診てきた中で、ある“共通点”に気づきました。
それは、足指の使い方と足元の環境が、姿勢全体のバランスに深く影響しているということです。
身体を支える“土台”である足指が正しく機能していないと、重心がずれ、背骨のカーブが崩れ、結果として首まわりの筋緊張や構造的な変化(ストレートネック傾向)につながる可能性があるのです。
本記事では、
- ストレートネックと足指の構造的な関係
- 姿勢が崩れていくメカニズム
- 自宅でできる予防・セルフケアの方法
について、わかりやすく解説していきます。
デスクワークやスマホ操作が日常の方、
ストレートネックの再発や慢性化に悩んでいる方にとって、
足元から姿勢を見直すヒントになれば幸いです。
この症状は、単独で起きているものではありません。
足指を起点に、重心・姿勢・関節・神経へと連鎖していく
「Hand-Standing理論」という身体構造モデルの中で理解できます。
湯浅慶朗【公式】足指研究所 湯浅慶朗の定理|Hand-Standing理論とは何か──「立つ」を逆立ちから考える、人間の構造原理 | 湯浅慶朗【公... この理論で説明できる「8つの疾患構造(代表的な到達点)」 Hand-Standing理論は、 一つの症状だけを説明するための理論ではありません。 足指を起点に、 重心・姿勢・関節...
ストレートネックは「首だけの問題」ではなく、症状の出方や生活環境によって原因の分岐が変わることがあります。
先に自分のタイプを整理したい方は、こちらの記事から読むと理解が早いです。
▶︎【医療監修】ストレートネックはどこがつらい?症状の出方で分かる“原因の分岐”

また、ストレッチや整体を続けても戻ってしまう方は、共通する“戻る条件”があるかもしれません。
▶︎【医療監修】ストレートネックが治らない理由|ストレッチ・整体・筋トレで戻る人の共通点

概要

「スマホ首」と呼ばれることもあるストレートネックは、首の骨(頚椎)本来の前弯カーブが弱くなっている状態を指します。頚椎には通常、約30〜40度の前弯(ぜんわん)があり、このアーチ構造によって頭(約4〜6kg)の重さを分散し、衝撃や負荷を吸収しています。
ストレートネックでは、横から見た際にこの緩やかな曲線が少なくなり、首のラインがまっすぐに近づきます。一般的には、スマートフォンやパソコンを長時間使用することで頭が前に出たり、うつむき姿勢になることが背景として語られることが多いですが、それだけでは説明できないケースもあります。

私の臨床経験では、ストレートネックに悩む方の中には、足指の変形や足指機能の低下、靴の選び方・履き方、靴下の素材や形状など、足元環境が姿勢バランスに影響している可能性がみられることがあります。こうした要因が重なることで日常姿勢が崩れ、結果的に首まわりへ負荷がかかりやすくなると考えられます。
年齢や性別を問わず、現代では多くの世代でストレートネックがみられるようになった背景には、生活習慣や足元環境を含めた複数の要因が関わっている可能性があります。
症状
ストレートネックでは、首すじや首の付け根、肩〜背中にかけて張り感や違和感、重だるさを自覚することがあります。人によっては、頭痛、めまい、吐き気、集中力の低下、耳鳴り、目の疲れ、倦怠感、肩・腕・指先のしびれなどを伴う場合もあります。
肩こりや首こりが続くと、肩甲骨まわりから背中にかけて強いこわばりを感じ、「板のように硬い」と表現される方もいます。これは前回解説した肩こりの症状と共通しています。

さらにストレートネックが進行すると、頭部の重心が前方にズレ、喉や気道を圧迫しやすくなります。これにより呼吸が浅くなり、無意識のうちに口呼吸が習慣化する方も少なくありません。口呼吸が続くと、呼吸効率の低下や睡眠の質の悪化を招く可能性もあります。実際に、アメリカの歯科医 Yosh Jefferson 博士は、口呼吸によって酸素供給量が最大18%低下する可能性があると指摘しており、姿勢と呼吸が密接に関係していることが示唆されています。
原因
発生要因|なぜ背骨は“まっすぐ”になってしまうのか?


腰痛や首のこり、ストレートネックを引き起こす最大の要因は、日常生活の中で続いてしまう「不良姿勢」です。
実際、私が理学療法士として10万人以上の姿勢を見てきたなかでも、9割以上の方が、根本には姿勢の崩れが関与していました。
人間の背骨は、首・背中・腰・骨盤・脚・足まで、すべてが連動して構成されています。
この背骨はもともと緩やかなS字カーブを描いており、このカーブこそが、全身の衝撃を吸収し、頭の重さを無理なく支える“構造上の要”になっているのです。
特に成人の頭の重さは4〜6kgと言われており、その重さを直接支えるのではなく、背骨のS字の真上に“のせる”ことで、筋肉の負担を最小限に抑えるよう、人体は設計されています。
しかし、現代人の生活環境ではこのバランスが崩れやすくなっています。
足指を使わない生活が、背骨を“壊す”
足指を使わずに歩いたり立ったりする習慣が続くと、
足の変形や筋肉のアンバランスを引き起こし、それが骨盤の傾きや腰の丸まりを誘発します。
すると重心が前にズレていき、結果的に首が前方へ押し出され、頭が突き出たような姿勢が固定化されてしまいます。
この状態では、背骨の本来のカーブが失われ、
首から背中にかけて“まっすぐ”に近づいていく――いわゆる「ストレートネック」状態となっていきます。
一時的な猫背と“構造化された姿勢崩れ”の違い
「スマホやパソコンで姿勢が悪くなった」と言われることも多いですが、
それらはあくまで一時的な猫背であって、正しい環境に戻せば姿勢も回復する可能性があります。
問題なのは、「足元」からの崩れが日常的に固定化されているケースです。
たとえば──
・摩擦の少ない靴下を履いている
・クッション性の高すぎる靴で、足の中で前後に滑っている
・足に合っていない靴で踵側に体重がかかりすぎている
このような“滑る足環境”が続くと、本来働くべき筋肉が使われず、代わりに代償的な筋肉ばかりが発達していきます。
その結果、筋肉や関節の使い方が“間違った姿勢”のまま固定されてしまい、背骨のS字は戻らなくなるのです。
これが、ストレートネックが「クセ」ではなく「構造」として定着するメカニズムです。
メカニズム|足指から始まる姿勢崩れの連鎖
ストレートネックや猫背、反り腰といった姿勢の問題には、「足指の使い方」や「靴環境」が密接に関わっているという事実をご存知でしょうか?
構造としてシンプルに説明するなら、次の5段階で姿勢は崩れていきます。
① 靴の種類・履き方
→ ② 足指の変形(かがみ指・浮き指)
→ ③ 踵重心
→ ④ 猫背や反り腰
→ ⑤ ストレートネック(頭部前方化)

足が滑ると、姿勢が崩れる
クッション性が強すぎる靴や摩擦の少ない靴下を履いていると、靴の中で足が前後に滑りやすくなります。このとき、足が滑らないように指が反射的に“ブレーキ”をかけようとして足指が曲がった状態=かがみ指になります。
このブレーキ状態で歩くと、無意識のうちに膝が曲がり、つねに関節にストレスがかかるような歩き方になります。
また、スリッパや長靴など「かかとが固定されていない履物」の場合、足が滑るのを防ごうとして足指を上に反らせる=浮き指になりやすくなります。
このような足指変形が起こると、重心は自然とかかと側(後方)に偏ります。
その結果、身体は後ろに倒れそうになり、無意識に膝を曲げたり、体を前に倒したりしてバランスを取ろうとします。これが「姿勢反射」や「姿勢制御」と呼ばれる生体反応です。

後ろへのバランスは、足指では止められない
人の足指は、前方や横方向へのグラつきに対してはストッパーとして機能します。
この「足指という末端の支持点が、姿勢全体に影響する」という考え方は、私が提唱している Hand-Standing理論(ハンド・スタンディング理論) に基づいています。
Hand-Standing理論では、人の身体を「手で逆立ちした状態」に置き換えて捉えます。
足指=指先
足首=手首
体幹・首=肩や体幹
という対応関係で考えると、指先(足指)が使えない状態では、いくら上流の関節(首や背中)を整えても、全体のバランスが安定しないことが理解できます。
しかし、後方への重心移動に対しては、足指には止める機能が備わっていません。そのため、バランスを取るためには、上体の姿勢を変化させて対応せざるを得なくなります。
このときに起きる典型的な反応が「頭部の前方突出」です。
頭を前に突き出すことで重心を取ろうとするこの姿勢こそが、「頚椎前弯消失」や「ストレートネック」と呼ばれる状態なのです。

足指がしっかり伸びて開いていると、体重は前方50%・後方50%の理想的な重心バランスになります。重心が安定すれば、首や背中を無理に緊張させずとも自然にまっすぐ立てる構造になります。
しかし実際には、多くの方が
- 足に合わない靴を履いている
- 摩擦力の低い靴下で足が滑っている
- 指が曲がった状態(かがみ指・浮き指)で固まっている
といった状態にあり、重心は後方へズレ、上体は前に倒れるという悪循環に入っています。
その結果として「首が前に出た姿勢」が定着し、ストレートネックの構造的背景となっていくのです。
首に症状が出ているからといって、首そのものを治そうとするのではなく、その“原因構造”となっている土台——つまり「足指の使い方と重心」——を見直すことが、根本的なアプローチにつながると私は考えています。
足指が変形する原因は?
靴・靴下・歩き方がストレートネックの“根源”になることも
「ストレートネックは首の問題」と思われがちですが、実は足指の変形や機能不全が引き金となっているケースは少なくありません。
その背景には、靴の履き方や靴下の素材・設計が、足指に与える“見落とされがちな影響”が存在しています。
ストレートネックにつながる靴・靴下の特徴
以下のような靴や履き方の習慣がある方は要注意です。
・室内でスリッパ・サンダル・草履などかかとが固定されない履物を履いている
・靴紐をゆるく結び、足が前後に滑る状態で歩いている
・靴底やヒールカウンター(かかとの支え)が柔らかすぎる靴
・クッション性が強すぎて足指が使われにくい靴
・足幅に対して幅が広すぎる靴
・凹凸のあるインソールで足裏の接地感が不安定な靴
・綿やシルクなどの滑りやすい素材の靴下を使用している
これらの環境では、靴の中で足が滑らないように足指が無意識に力を入れ続けてしまい、
やがて「かがみ指(ハンマートゥ)」や「浮き指」といった変形が生じやすくなります。
そのままの状態が長時間・長期間にわたって繰り返されることで、足指の構造そのものが変わってしまうのです。


足指を使わない歩行が“姿勢”まで崩す
足には26個の骨と100本以上の靭帯・腱・筋肉があり、特に足指には多くの筋肉が付着しています。
足指が正しく使われることで、足裏のアーチ構造が保たれ、地面への力の伝達や衝撃吸収が行われます。
しかし、足指の変形や機能不全が進行すると、
- 足底筋群が萎縮し
- 足のアーチ構造が崩れ
- 重心が踵側に偏る
といった連鎖が起こり、骨盤が後傾して猫背化し、頭が前に出るような姿勢(ストレートネック)が定着していくのです。
このような構造的変化は、多くの医学書でも軽視されていますが、私が10万人以上の姿勢と歩行を見てきた中では、「足指→アーチ→重心→姿勢→首」という因果関係は極めて明確です。
靴下の“盲点”——見えない圧力と滑りが足指を壊す

世界中で一般的に履かれている筒状の靴下(チューブソックス)には、意外なリスクがあります。
- 素材や構造によって足指に4〜9gf/cm²の持続的な圧力がかかり、指の自由な伸展を妨げる
- 綿やシルクなどには「シルケット加工」が施されていることが多く、靴中での滑りやすさが増す
- サイズが合っていないブカブカの靴下は、足が靴下内でズレ続けて、無意識に指を曲げて固定しようとする
このように、見えない“圧”と“滑り”の環境が長く続くことで、
足指が正常な可動性を失い、浮き指・かがみ指・外反母趾・内反小趾などの構造変化が進行するリスクがあるのです。
ストレートネックに対するアプローチの“落とし穴”
近年、ストレートネックに対しては、ストレッチ・矯正グッズ・整体・リハビリなど多様な対処法が紹介されています。これらの方法によって、一時的な緩和や可動域の向上を感じる方もいらっしゃいます。
ただし、私の臨床現場では、足元の機能に対するアプローチが不足しているケースでは、同じような不調を繰り返してしまう傾向があると感じることがあります。
姿勢は、骨格・筋肉・重心・習慣といった複数の要素が複雑に絡み合って形成されるものであり、「首が前に出ている」という結果だけを見るのではなく、そこに至る構造的な背景——とくに足指機能や靴環境などの“土台”から見直すことが、再発予防や生活の質向上にもつながる可能性があるのではないかと考えています。
検査・診断・セルフチェック
医療機関での評価と、自宅でできる姿勢チェック
ストレートネックの状態を把握するには、医療機関での画像診断や姿勢評価が有効です。
特に以下のような検査が行われることがあります。
🔍 医療機関での主な検査
採血検査、心電図など(他疾患の影響評価)
問診と神経学的診察(感覚・反射・筋力など)
頚椎疾患の除外チェック(神経根症・脊髄症 など)
レントゲン(X線)検査
MRI検査(必要に応じて)
筋電図(筋の活動状態)
頚椎の理想的な角度(レントゲンによる診断)
頚椎のカーブ(前弯)は、第1頚椎(環椎)前後結節の中点から、第7頚椎(C7)の下縁を結んだ線をもとに評価されます。
- 正常:頚椎角が30〜40度の範囲
- ストレートネック傾向:頚椎角が30度以下


この測定にはレントゲン撮影が必要となりますが、日常では難しい場合も多いため、セルフチェックによる簡易評価も一つの目安として活用できます。
自分でできるストレートネック・姿勢チェック方法
医療機関に行かずとも、スマホ撮影と簡単な線引きで、おおまかな姿勢バランスを確認することが可能です。
以下にチェック手順をご紹介します。
1|姿勢ラインのセルフチェック
【準備】
・スマホで、自分の真横から立ち姿を撮影します(他者の協力が理想)
・カメラの中心が体の中心に来るように調整し、水平が“へそ”の位置になるようにします
【チェック手順】
① 耳たぶ(耳垂)と外くるぶし(外果)を結ぶ線を引きます
② この直線上に以下の3点が並んでいるかを確認
- 膝の中心
- 大転子(股関節の出っ張り)
- 肩峰(肩の最も外側)



【判定】
→ 3点すべてが線上にあれば、理想的な骨格バランスです。
→ いずれかがズレている場合は、猫背・反り腰・前傾姿勢などの崩れがある可能性があり、ストレートネック傾向も疑われます。
2|頚椎角度の簡易チェック(進行度判定)
次に、顔と肩のラインが見えるように横顔の写真を撮影してください。
自然な立ち姿で正面を向き、首や肩に力が入らない状態が理想です。
【チェック手順】
① 耳たぶと肩の中心を結ぶ直線を描く
② 垂直線(地面に対して垂直)とその直線のなす角度を目視で確認

【目安】
- 頚椎角が0°前後 → 正常範囲
- 15°以上前方に傾いている → ストレートネックの可能性が高くなります


※目測では正確性に限界があるため、あくまで参考指標としてお使いください。
POINT|正確な姿勢分析には専門評価を
上記はあくまでもセルフチェックの目安にすぎません。
より正確な評価を希望する場合は、専門家による全身姿勢分析・X線計測・AI解析ツールなどを活用することをおすすめします。
また、姿勢崩れには個人差があり、体型・生活習慣・筋力バランス・既往歴なども関係します。
気になる場合は、整形外科や理学療法士など身体構造に精通した専門家に相談してください。
体験談
「猫背が性格のせい」だと思っていた
娘の背すじが変わった日
実は私の娘は、小学生の頃からずっと猫背に悩んでいました。人前に出ると緊張しやすく、無意識に肩をすぼめる癖があり、「性格の問題なのかな」と思っていた時期もあります。学校では姿勢について注意されることもあり、本人なりに見た目の印象を気にしている様子でした。
姿勢をどうにかしたくて整体にも1年半以上通いましたが、その場では良く見えても、日常生活では元に戻ってしまう。その繰り返しで、正直「これ以上できることはあるのかな」と感じていました。
そんなとき、新聞の連載記事で湯浅慶朗先生の存在を知り、「姿勢を足指から見る」という視点に惹かれて、思い切って娘を連れて相談に行くことにしました。
足指から始める姿勢づくりと、
YOSHIRO SOCKSとの出会い
湯浅先生に最初に教えていただいたのが、足指を広げて伸ばす「ひろのば体操」でした。やり方はとてもシンプルで、入浴中や就寝前に、足指の間に自分の指を浅く差し込み、左右それぞれゆっくり動かすだけ。娘にも無理なく続けられる内容でした。
あわせて、「日中の足の環境も大切」と教えていただき、足が靴の中で滑りにくい状態をつくるために、YOSHIRO SOCKSを履くようになりました。これまで靴下のことはほとんど意識していませんでしたが、履き替えてみると「足裏が安定する感じがする」と娘自身が話していたのが印象的でした。
湯浅先生からは、「足指が地面につきにくいと重心が不安定になり、その結果、無意識に背中が丸まりやすくなることがある」と説明を受けました。姿勢を整えるために、まず足元の使われ方を見直すという考え方は、私たちにとってとても新鮮でした。
足指の接地が変わると、
姿勢への意識も変わっていった

指導の中で、娘には特に小指が地面につきにくい「浮き指」の傾向があることがわかりました。本人も家族も、足指の状態など気にしたことがなかったので、正直とても意外でした。
ひろのば体操を続け、YOSHIRO SOCKSを日常的に履くようになってから、歩くときの安定感や立ち姿に少しずつ変化が見られるようになりました。娘自身も姿勢に対する意識が高まり、「今、ちゃんと立ててるかな」と自分で気にするようになったのです。
その後、研修旅行をきっかけにダンスを習い始めたのですが、以前は運動が苦手だった娘が、バランスを要する動きにも自然と挑戦するようになりました。背中で片足を持ち上げるようなポーズも、「できるかどうか」ではなく、「やってみよう」という気持ちで取り組んでいる姿に、驚かされました。
姿勢の変化は、表情や所作にも表れた

日常の中でも、姿勢の変化は感じられました。食事中に背すじが自然と伸びていたり、立ち姿が以前より落ち着いて見えたり。所作全体が、どこか品のある印象に変わったように感じます。
また、口元の左右バランスや表情も、以前よりやわらかく見えるようになりました。姿勢が変わることで、見た目の印象まで変わることを、親として実感しています。
「姿勢を良くしなさい」と声をかけるだけでは、何も変わらなかったと思います。足指から見直し、ひろのば体操とYOSHIRO SOCKSを生活に取り入れたことが、娘にとっての大きなきっかけになりました。
今では、「背すじを伸ばしなさい」ではなく、「足、ちゃんと地面についてる?」と声をかけるようになり、親子の会話も変わってきた気がします。
※本体験談は個人の感想であり、すべての方に同様の変化が現れることを保証するものではありません。
メカニズムを知れば納得!
ストレートネックは、
①靴の履き方・靴下の素材・スリッパ
↓
② 靴や靴下の中で足がすべる
↓
③ 足指を反らせたり曲げて踏ん張る
↓
④ 浮き指・屈み指
↓
⑤ かかと重心
↓
⑥姿勢制御
↓
⑦骨盤の前傾・後傾
↓
⑧反り腰・猫背(でバランスをとる)
↓
⑨ストレートネック(でバランスをとる)
というメカニズムで起こります。
つまり、原因は①にあります。
結果である⑨ばかりにアプローチしても、変化しにくいのはそのためです。原因である①に目を向けながら、④にアプローチしながら、⑨にも同時に対処していくこと。それが、ストレートネックを整えるための近道です。外反母趾サポーターは⑨にアプローチするだけなんです。
YOSHIRO SOCKS:①④に同時アプローチ
ひろのば体操:④にアプローチ
小股歩き:⑤にアプローチしていきます。


足指に関する臨床データ
(科学的根拠/エビデンス)
東京大学名誉教授・石井直方先生(運動生理学)とともに、2020〜2022年に行った共同研究では、YOSHIRO SOCKSの着用および、ひろのば体操を日常的に実践された方を対象に、浮き指や屈み指などに関する足指の状態や角度の変化について評価を行いました。

浮き指
開始時の浮き指率は92%
8週間後の浮き指率は9.6%
8週間目の平均値は、開始時と比べて、浮き指率に
全体の約90%の変化がみられました。
※開始前と8週間目の平均値の差
※グラフは臨床試験における平均値の推移を示したものです
※結果には個人差があり、すべての方に同様の変化が生じるわけではありません
※本データは石井直方名誉教授(東京大学)の助言を得て実施された研究に基づくものです
足指の変形に変化がみられることで、重心が身体の中心に近づく傾向が示されています。その結果、姿勢の配列が耳孔・肩峰・大転子・足踝を結ぶ垂直線上に近づき、いわゆる理想姿勢(ニュートラルポジション)に近い状態が観察されました。このような姿勢では、関節・筋肉・靭帯への局所的な負担が分散され、全身の運動機能や循環機能がバランスよく働きやすい状態になると考えられます。
参考文献
1. 外反母趾の機能解剖学的病態把握と理学療法.湯浅慶朗.理学療法 第31巻 第2号 2014.2 P159-165
2.『足指をそらすと健康になる』湯浅慶朗/著 PHP研究所 2014.6
3.『たった5分の「足指つかみ」で腰も背中も一生まがらない!』湯浅慶朗/著 PHP研究所 2021.6
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