【医療監修】39歳で自然妊娠──両側卵巣摘出・医師に妊娠不可能と告げられた私がO脚改善で授かった“足元からの奇跡”

目次

はじめに

こんにちは。湯浅慶朗です。

「いろいろ試したのに、なぜか体の不調が続いてしまう——そんな経験はありませんか?」

湿布、整体、マッサージ、運動、サプリ……。

どれも一時的には楽になるのに、しばらくするとまた同じ症状が戻ってくる。

私自身、10万人以上の方をみてきた中で、こうした“原因が分からない不調”に悩む人が本当に多いと感じています。

この記事では、私の妻の体験談 をもとに、

「足元の使い方」「姿勢」「血流」「自律神経」が、

全身の働きにどのように関わっているのかを、医療的視点からわかりやすく整理していきます。

はじめに明確にお伝えします。

■重要な前提

本記事は 妊娠を保証するものではありません。また、足指・姿勢調整によって妊娠力が上がることを示す医学的因果関係は、現時点では証明されていません。ここで紹介する内容は、「妻の体験談」と「姿勢・血流・内臓環境に関する科学的研究」を組み合わせた “一般的な身体の理解” です。

妻からのメッセージ(体験談)

「もう妊娠は難しいと言われた私が、39歳で自然妊娠しました」

小学生の頃から続いた O脚冷え、生理痛。

16歳で左卵巣を摘出。

30代で右卵巣も摘出。

医師からは

「自然妊娠は難しい可能性が高い」

と説明を受けました。

それでも、足元の使い方や姿勢を整える生活を続ける中で、体温や血流の変化を実感し、

39歳のときに自然妊娠が確認されました。

これはあくまで“私個人の体験”ですが、

同じように悩んでいる誰かに届けば嬉しいです。

妻が歩んだ6つのステップ

(※体験談であり、因果関係を示すものではありません)

STEP1:小学生〜中学時代

卵巣を摘出した当時の写真(17歳)

O脚と生理痛。“身体のサイン”はすでに始まっていた

妻は小学生の頃から強い O脚と腰痛があり、

10代ですでに婦人科のトラブルに悩んでいました。

研究では、姿勢の乱れと月経痛の関連を示す論文があります。

Walicka-Cupryś et al., 2023(IJERPH)

→ 腰椎アライメントの乱れと月経痛の関連を示唆。

これは「姿勢が子宮まわりの環境に影響する可能性」を示したもので、妻の状態を振り返ると一致する点が多くあります。

STEP2:20代前半

私が初めて妻の“足指”を見たときの違和感

最初に気づいたのは、小指がまったく地面につかないこと。

軽く誘導すると

「内ももに力が入った!」と驚いていました。

足指の接地は、股関節や骨盤の安定と深く関わります。

科学的にも、足部機能は体幹の安定性に関連し、

姿勢制御の研究でも報告があります。

→ 歩幅を適度に短くすると、後方安定性が高まる傾向。

姿勢と足部は全身でつながっているのです。

STEP3:O脚の変化と、体調の“安定傾向”

これは妻が語る体験談です。

「長年の O脚が、1週間ほどで変化したように見えた」

「体温が35.6℃ → 36.5℃台で安定し始めた」

O脚の変化と体調が同時期だったことから、

“股関節・骨盤の安定が血流や自律神経に影響したのでは?”

と本人は感じていたようです。

※ここは体験談であり、改善を保証するものではありません。

STEP4:30代中盤

育児による姿勢崩れ → 卵巣の再摘出

忙しさの中で足元ケアをやめた時期があり、

生理痛が再燃。右卵巣を摘出することになりました。

医師からは再び

「妊娠は難しい」

と伝えられました。

STEP5:36歳〜

足元からの再出発。「体の軽さ」と「温かさ」を感じた日々

妻は“足が滑りにくい素材の靴下”を使ったり、

“足指を広げるストレッチ(ひろのば体操)”を再開し、

1日1時間のウォーキングを継続しました。

その中で本人は次のように感じていました:

・冷えが軽くなった

・姿勢が安定した

・体温が安定した気がする

・精神的にも安定

これらはあくまで本人の体験談であり、効果や因果を示すものではありません。

STEP6:39歳

「おめでとうございます」

婦人科で告げられた言葉

受診した際、医師からは

「妊娠しています」

と告げられました。

卵巣を両側摘出しているため非常に稀なケースですが、

医学的には“卵巣の一部が残存していた可能性”や

“ホルモン環境が保たれていた可能性”も考えられます。

ここには、姿勢や足部機能がどれほど関与していたかは不明です。

しかし、妻にとって“身体を整えてきた時間”が自信につながっていました。

産婦人科での超音波検査

足元の変化が「身体全体」に影響を与える可能性

妻の体験だけでは説明しきれない部分について、

科学的には以下のことが示唆されています。

※以下の研究は妊娠を保証するものではなく、身体の一般的な働きを理解するための参考文献です。

■1:姿勢と骨盤内環境

Kember et al., 2024(Frontiers in Physiology)

妊娠期の姿勢変化が、

  • 子宮胎盤血流
  • 自律神経活動
  • 呼吸・循環動態

に影響する可能性を総合レビューとして示した研究。

Kember H, et al. (2024). Maternal posture-physiology interactions in human pregnancy: a narrative review. Frontiers in Physiology.

妊娠前の段階でも、「姿勢=骨盤内循環」に影響しうる理論的背景を支える内容。

妊娠との関係

姿勢変化が骨盤内臓の血流に影響 → 受精・着床の前提条件に関わる可能性。

限界:
妊娠前の不妊女性を直接対象にした研究ではない。

■2:姿勢の乱れと月経痛

Walicka-Cupryś et al., 2023(IJERPH)

腰椎前弯角度(反り腰/平背)や骨盤前傾・後傾などの姿勢の乱れが、月経痛の強さと有意に関連 していたと報告。

Walicka-Cupryś K, et al. (2023). Effect of Lumbar Spine Mobility and Postural Alignment on Menstrual Pain in Young Women. International Journal of Environmental Research and Public Health.

妊娠との関係

月経痛は骨盤内の血流・ホルモン変動と関連 →姿勢が婦人科系の機能に影響する可能性を示唆。

限界:
不妊や妊娠を直接扱っていない。

■3:骨盤内の位置関係(UCA)が不妊と関連

Madendag I.C. (2020)(Journal of Obstetrics and Gynaecology Research)

不明原因不妊(unexplained infertility)女性では、子宮頸部前屈角(UCA)が有意に狭い 傾向があったという研究。UCA=子宮の入口〜頸部の角度 → 骨盤内の構造的配置のひとつ。

Effect of the anterior uterocervical angle in unexplained infertility: a prospective cohort study.
Journal of International Medical Research.

妊娠との関係

子宮の角度が適切でないと、精子移動や着床に影響する可能性。

限界:
姿勢や足指を直接扱っていない。
相関研究であり因果は確定しない。

■4:骨盤内可動性と妊娠への可能性(症例研究)

Wurn et al., 2004(Alternative Therapies in Health and Medicine)

腹部・骨盤周囲の “癒着” を改善する目的の手技療法を行い、一部の女性で IVF(体外受精)の成功率が上がった可能性を報告。

Wurn B.F., et al. (2004). Treating Female Infertility and Improving IVF Pregnancy Rates With a Manual Physical Therapy Technique. MedGenMed, 6(2), 51.

妊娠との関係

骨盤のアライメント改善 → 血流・可動域改善 → 妊娠環境改善の可能性。

限界:
症例研究(nが少ない)。
科学的な因果証明とは言えない。


これらの研究は、

「姿勢・血流・神経系が妊娠機能に影響し得る」

という“可能性”を示す材料になります。

最後に

私がこの記事で一番伝えたいこと

これは“奇跡の話”ではありません。

妻が“自分の身体と向き合った時間”の記録です。

  • 小さな変化が、大きな自信につながることがある
  • 姿勢や足指は「全身の入口」である
  • 体験談は医学ではないが、人生にとって価値がある

そして、何よりも、

「あなたの身体は、まだ変われる可能性を持っている」

そのことを、妻の体験を通してお伝えしたいのです。

どうか、自分の身体を信じてあげてください。

足指の研究から生まれた「環境づくり」という視点

足指研究所では、20年以上の臨床経験と、東京大学・石井直方名誉教授と実施した観察研究を通して、

「足指が使いやすい環境が整うと、姿勢・重心の安定性に関わる“変化傾向”が見られることがある」

という視点を大切にしています。

足指は本来、「広がる・伸びる・接地する」という生理的な動きを持ちますが、

靴・靴下・床の滑りやすさなどによって、その働きが阻害されることがあります。

私たちは、

「どうすれば日常で足指が動きやすい環境を作れるか」

という点を中心に開発と研究を続けています。

【研究データ|足指・姿勢・筋活動の観察記録】

2020〜2022年、東京大学・石井直方名誉教授の指導下で実施。

延べ96名を対象に、以下の構造的特徴の推移を多角的に観察しました。

  • 足指の動き・配置
  • アーチ構造
  • 姿勢指標
  • 体幹支持筋・口腔周囲筋・下肢筋の活動傾向

“足指が使いやすい環境づくり”を行った際、

足指・姿勢・呼吸に関連する筋活動などに構造的な変化傾向が見られました。

研究データの詳細はこちら

【足指が使いやすい体へ|4つのアプローチ】

日常で“足指が働きやすい環境”をつくるための基本ポイントです。

1. ひろのば体操(足指をゆるやかに伸ばす)

2. 靴の見直し(足指が押しつぶされない設計)

3. 小股歩き(足指が自然に使いやすい歩き方)

4. 室内環境の調整(滑りやすい床・スリッパを避ける)

詳しいケア方法はこちら

【YOSHIRO SOCKS|構造とものづくり】

——足指が使いやすい“環境づくり”をめざした生活用品

足指の働きを妨げる「環境」そのものに着目し、

奈良の専門工場とともに、糸・密度・摩擦・張力などを精密に検証してきました。

● 構造のポイント

姿勢の安定性に配慮した
摩擦構造

自然な足指の開きを支える
立体フォルム

重心バランスを考慮した
密度・張力設計

“広げる・伸ばす”動きを引き出す
テンション配置

開帳・扁平傾向に配慮した
縦横方向テンション

母趾〜小趾が整列しやすい
張力バランス

※ いずれも医療的効果を示すものではなく、あくまで「足指が働きやすい状態をサポートする生活用品としての構造」の説明です。

● 製造のポイント

日本製

高密度

極薄

高耐久

高グリップ

吸湿・速乾

  • 日本製:専門工場が ±1mm 単位でテンション管理
  • 高密度:700nmクラスの極細繊維
  • 極薄:約2mmの軽さと安定性
  • 高耐久:生活用品としての強度
  • 扇形フォルム:足指が自然に広がりやすい形状

YOSHIRO SOCKS の構造と設計はこちら

免責事項

※本記事は、足指・歩行・姿勢に関する一般的な情報と生活習慣の工夫を紹介するもので、治療や効果を保証するものではありません。
※掲載データは「動きやすさの傾向」などの観察記録であり、使用後の変化を示すものではありません。
※個人差があり、医療的判断が必要な場合は専門医へご相談ください。
※記事内の商品・サービスは、快適性や足元環境づくりを目的とした生活用品であり、医療効果を意図していません。

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