西日本新聞の誌面に、弊社代表の湯浅慶朗の足育の連載が掲載されました!第2回「浮き指で膝痛に」

2013年6月12日に西日本新聞に掲載

平素よりお世話になっております。

2013年6月12日の西日本新聞様の紙面に、弊社代表の湯浅慶朗の連載が掲載されました。

「お茶の間学 足指伸びてますか〜」

第2回は「浮き指で膝痛に」です。


妻のO脚に気をよくした私は、人の足ばかりを見るようになりました。そんなおり、関節リウマチと診断され、膝の痛みを訴える女性が来院されました。

投薬治療を施されていましたが、痛みはいっこうに治まらず、不安でたまらない様子。足元を見ると小指が地面についておらず、わずかに浮いていました。いわゆる「浮き指」です。フットプリントを取ると、その濃淡から、足指が接地しておらず、かかとに重心が移っていることが分かりました。

なぜ、浮き指は良くないのでしょうか?

逆立ちをするとき、ぎゅっと床を掴むように手の指を曲げる人はいません。指はピンと伸びたままです。一本でも曲げると途端にバランスを失います。一方、足には強大な筋肉がついているので、足指を曲げても立つことはできます。

それでも足元が不安定な状態で歩くと、足はもちろん、腰から上の筋肉も余分な力を使ってバランスを取ろうとします。そこにかかる不自然な力が膝痛や腰痛、骨格のゆがみにつながるわけです。

この方には、自宅でできる足指の機能訓練を指導しました。すると2週間後の再診時、膝痛はウソのように消えていました。浮いていた小指も地面に接地しています。きちんと歩けるようになったこの方の安堵の表情に私も救われました。

女性のみならず男性にも多く見られる浮き指は、足に合わない靴や歩き方の問題で起こります。家庭でチェックするときには、はだしで立った状態で、小指を横から見て、浮いているかどうかで判断してください。


ひろのば体操」や「YOSHIRO SOCKS」によって持続的な社会に向けた活動ができるということを世の中に発信することで

こういった連載ができましたのも日頃応援いただく皆様のおかげでございます。

本当にありがとうございます。

この記事を書いた人

湯浅慶朗のアバター 湯浅慶朗 ひろのば体操の開発者

足指研究の第一人者。理学療法士。病院理事・副院長も歴任。東京大学・国際医療福祉大学と研究を行う。テレビ出演は『NHKガッテン』『NHK BS 美と若さの新常識』『NHK サキどり』『ガイアの夜明け』ほか多数出演、著書は『たった5分の「足指つかみ」で腰も背中も一生まがらない!』(PHP出版)など多数。ハルメクとオシャレな矯正靴を共同開発しています。

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