【医療監修】ストレートネックの本当の原因は“首”だけじゃない?足指と重心のズレから読み解く新しい視点

目次

はじめに|ストレートネックは「首」だけを見ても戻ることがあります

こんにちは。足指研究家の湯浅慶朗です。

ストレートネックについて調べている方の多くは、

首が痛い

肩こりがつらい

頭痛が増えた

めまい・ふらつきが気になる

寝起きに首が固まっている

こういった症状から「ストレートネックかも」と感じていると思います。

そして、多くの方が最初にやるのが、

首のストレッチ

首を温める

姿勢を意識する

枕を変える

という“首中心”の対策です。

もちろん、それで楽になる人もいます。

ただ臨床では、こういう声も本当に多いです。

その場は軽くなるけど、すぐ戻る
何をしても改善しない
首を触るほど悪化する気がする

こういうとき、首だけを見続けても答えが出ないことがあります。

この記事では、ストレートネックを

首の問題としてではなく

足元と骨盤のズレから起きる「姿勢の結果」

として整理し直します。

結論|ストレートネックは“首の形”ではなく「姿勢の連鎖」で起きることがあります

最初に結論をお伝えします。

ストレートネックは、

首の骨だけが原因で起きるのではなく

足元の崩れ → 重心の偏り → 骨盤のズレ → 背骨の位置変化 → 首の前突

という連鎖で固定化していくケースがあります。

つまり、首は“最後に崩れる場所”になっていることがある。

この視点に切り替えられると、

なぜ首をほぐしても戻るのか
なぜ枕を変えても改善しないのか

が整理しやすくなります。

ストレートネックを作る「姿勢の連鎖」|足元から始まることがある

ストレートネックの特徴は、首が前に出ることです。

でも首が前に出るのは、首が弱いからだけではありません。

体はバランスを取るために、どこかが崩れると別の場所で補います。

特に多いのがこの流れです。

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足元が不安定になる

重心が後ろや外へ逃げる

骨盤が前傾または後傾する

背骨が丸くなる(猫背が強くなる)

最後に首が前へ出て固定される

これが、ストレートネックが“戻る人”に多いパターンです。

なぜ首だけを整えても戻るのか?

首を整えると一時的に楽になるのは、

首周りの筋肉の緊張が抜ける

血流や感覚入力が変わる

といった短期的な変化が起きるからです。

でも、もし足元の崩れが残ったままだと、

歩く

立つ

座る

寝返りを打つ

そのたびに、体はまた同じ姿勢へ戻っていきます。

つまり、首だけを整えても“戻る条件”が残っている。

ここが、ストレートネックが長引く人の共通点です。

ストレートネックの症状は「出方」で原因が分かれることがあります

ストレートネックは同じ診断名でも、

首が痛い

肩こりが強い

頭痛が出る

めまいがある

寝起きがつらい

症状の出方によって、負担の集中ポイントが違うことがあります。

あなたの症状に近いものから先に読むと、整理が一気に進みます。

首が痛い人はこちら

▶︎【医療監修】ストレートネックで首が痛いのはなぜ?負担が集中する姿勢パターン

肩こりがひどい人はこちら

▶︎【医療監修】ストレートネックで肩こりがひどい人へ|首より先に崩れている“肩甲骨と重心”

頭痛がある人はこちら

▶︎【医療監修】ストレートネックで頭痛が出る理由|緊張型・目の疲れ・姿勢の関係

めまい・ふらつきがある人はこちら

▶︎【医療監修】ストレートネックでめまい・ふらつきが出る理由|首の緊張と自律神経の乱れ

寝るとつらい・朝が痛い人はこちら

▶︎【医療監修】ストレートネックで寝るとつらい・朝が痛い理由|枕より先に見るべき寝返りと骨盤

ストレートネックの根本原因を「足元」から見る理由

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ストレートネックの説明は、首の角度や頚椎の配列で語られがちです。

ただ僕が臨床で感じているのは、

首の形を作っているのは、生活の中の重心

という事実です。

その重心を決めているのが、足です。

特にストレートネックが戻りやすい人ほど、

立ったときに足指が使えていない

歩くと足が前へ滑る

片足に体重が乗る癖がある

靴底の減り方が左右で違う

こういった“足元の条件”を持っていることがあります。

足元が崩れると、骨盤がズレる

足元が崩れると、体は倒れないように補います。

この補いが骨盤に出ると、

骨盤が前に倒れる

骨盤が左右に傾く

骨盤がねじれる

というズレが起きやすくなります。

そして骨盤がズレると、背骨がそれに合わせて形を変えます。

背骨が形を変えると、最後に首が前へ出てきます。

この順番が、ストレートネックの“戻りやすさ”を作ります。

足指の変形は、ストレートネックの「起点」になりやすい

ここで重要なのが、足指の変形です。

足指は、体を支える最前線です。

ところが、

外反母趾

内反小趾

浮き指

寝指

屈み指

こういった変形があると、地面をつかむ感覚が弱くなりやすいです。

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外反母趾
内反小趾
屈み指
親指の浮き指
小指の浮き指
寝指

すると、踏ん張れないぶん、

体重が外側へ逃げる

後方に倒れる

片側に寄る

という重心の偏りが起きます。

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そしてその偏りが、骨盤と背骨のズレを作り、首の前突へつながることがあります。

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ここから先は、足指タイプ別に分けて読むと理解が深まります。

内側重心(外反母趾寄り)の人はこちら

▶︎【医療監修】ストレートネックの原因は外反母趾?内側重心が首を前に出す仕組み

外側重心(寝指・内反小趾寄り)の人はこちら

▶︎【医療監修】ストレートネックの原因は寝指・内反小趾?外側重心が首の左右差を作る流れ

踏ん張れない(浮き指・屈み指寄り)の人はこちら

▶︎【医療監修】ストレートネックの原因は浮き指・屈み指?踏ん張れない足が“猫背と首の前突”を作る理由

「ストレートネックっぽいけど違うかも?」を整理する視点も必要です

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ストレートネックは、首の形として語られます。

ただ実際には、

しびれが強い

痛みが鋭い

動作で悪化する

症状が片側だけ強い

など、別の問題が関係している可能性もあります。

不安が強い方は、先に整理してみてください。

▶︎【医療監修】ストレートネックセルフチェック|スマホ首かどうかを自分で見分ける方法

▶︎【医療監修】ストレートネックと頚椎椎間板ヘルニアの違い|しびれ・痛みの出方で分かる判断軸

▶︎【医療監修】ストレートネックと頚椎症の違い|首の痛み・手のしびれを分ける見方

まとめ|ストレートネックは「首」より先に“戻る条件”が残っていることがあります

ストレートネックは、

首の骨の問題

姿勢の問題

どちらか一方ではなく、

足元の崩れ

重心の偏り

骨盤のズレ

背骨の補い

首の前突

という連鎖で起きることがあります。

首をほぐしても戻る人ほど、

首の外に原因が残っている

という視点が重要になります。

全体像をまとめて整理したい方は、こちらのピラー記事で全体を確認してください。

▶︎【医療監修】ストレートネックの本当の原因は足元にあった?|足指・靴・靴下・重心から見直す予防&改善ガイド

足指への3つのアプローチ

— ただし、順番があります

私は2006年以降、病院における臨床の場で、体操・靴下・歩き方・靴の指導を中心に、足指の変形や機能不全、そしてそれに関連する整形外科的な不調に対する対応を行ってきました。

外反母趾、内反小趾、かがみ指、浮き指、寝指、足趾機能不全に加え、膝・腰・股関節・姿勢といった問題についても、足指からの介入を軸に経過を観察してきた臨床の積み重ねがあります。

これは理論だけの話ではありません。長年にわたる臨床数と経過、データの蓄積の中で、「動かす・保つ・使い続ける」という視点が共通して重要であることが整理されてきました。

その結果として、ここで紹介しているひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・YOSHIRO WALKという3つのアプローチに集約されています。

1. ひろのば体操

足指を「動かして」広げて伸ばす

ひろのば体操は、足趾機能不全によって低下しやすい足指の可動性や感覚入力を取り戻し、足指が本来の動きを発揮しやすい状態をつくることを目的に考案された体操です。

外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指など、足指がうまく使われにくくなっている状態に対して、日常で取り入れやすいアプローチの一つです。

2. YOSHIRO SOCKS

広がって伸びた足指を「保ち続ける条件」をつくる

YOSHIRO SOCKSは、足の中で起こりやすい「滑り」「指の押し込み」「アーチの崩れ」といった足元環境のストレスに着目し、

  • 足指が広がりやすい
  • 足指が伸びやすい
  • 足裏のアーチが保たれやすい

足元環境を整えることを目的に設計された靴下です。外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指・足趾機能不全など、足指の使われ方が関与するケースで検討される選択肢の一つです。

3. 小股歩き

日常動作の中で、足指が“使われ続ける”状態をつくる

小股歩きは、歩幅を抑えることで足指を感じながら地面を捉えやすくする歩き方です。

体操や足元環境の見直しと組み合わせることで、足指に関わる筋活動が起こりやすい条件をつくる考え方として紹介しています。

無理なく続けられる形を選んでください

・体操から始める人

・足元環境から見直す人

・両方を組み合わせる人

どれか一つに決める必要はありません。足指の問題は、方法よりも「続けられる条件」が大切です。


まず迷っている方へ

— どれから始めるか迷ったら、ここを基準にしてください —

  • 体操が続かなかった人
  • 歩き方を意識する余裕がない人
  • 靴をすぐに変えられない人

この場合は、

② YOSHIRO SOCKS(足元環境を整える) から始めるのが現実的です。

足指は「動かす前に、使われる環境」が整わないと戻りやすいため、

まずは日常の中で 足指が使われにくい状態を減らす ことが優先されます。


すでに体操ができている方へ

① ひろのば体操 + ② YOSHIRO SOCKS

動かした足指を、そのまま保てる条件が重なることで、

足指が使われやすい状態が続きやすくなります。


余裕が出てきた方へ

③ 小股歩き を組み合わせることで、 日常動作の中でも足指が“使われ続ける”条件が整っていきます。

※どれか一つを「完璧にやる」必要はありません。

足指の問題で大切なのは、無理なく続けられる順番を選ぶことです。

次に知りたいことを選んでください

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