男性も外反母趾になるのでしょうか?

足指ドクターによる解説

YOSHIRO YUASA
湯浅慶朗

理学療法士、足指博士、足指研究所所長、日本足趾筋機能療法学会理事長、ハルメク靴開発者。元医療法人社団一般病院理事・副院長・診療部長。専門は運動生理学と解剖学。足と靴の専門家でもあり、姿勢咬合治療の第一人者でもある。様々な整形疾患の方(7万人以上)を足指治療だけで治してきた実績を持つ。

目次

男性も外反母趾を発症する可能性はありますか?

私たちの答え:

外反母趾は、一般的に女性特有の足の問題と考えられてきましたが、実際には男性や子供を含む広い年齢層の人々にも見られる問題です。特にハイヒールをよく履く女性は外反母趾になりやすいと言われていますが、従来の靴を履く男性も同様にリスクがあることが分かっています。

外反母趾の男性

外反母趾遺伝的な要因には影響されず、骨の成長や形成によるものではありません。この変形は時間をかけて進行し、親指の骨と中足骨の関節が部分的に脱臼することで引き起こされます。つま先が狭いハイヒールやドレスシューズなどの履物のデザインが影響するため、外反母趾のリスクを高める可能性があります。

浮き指や屈み指は、足底の筋肉が落ちる原因になる

また、靴の履き方や選び方が原因で外反母趾になることもあります。外反母趾は親指の圧迫だけの問題ではなく、靴の中での足の滑りにより、足底の筋力が落ちて開帳足になることが問題であることもわかっています。それに加えて、チューブソックスやストッキングなどを履いて、靴下の中で足が滑ることも、足底の筋力が落ちて開帳足になることがあります。特にシルクやシルケット加工された綿の素材を使っていたり、その素材での五本指靴下によっても、靴下の中で足が滑る原因となります。そのため、近年では男性の外反母趾が急増しています。

現在の靴の多くは、つま先部分が狭く足の自然な形状とは異なる設計となっています。しかし、足に優しい形状の靴や補助具を使用することで外反母趾の発症を予防し、足の健康を維持することが可能です。例えば、YOSHIRO SOCKSの足指セパレーターやYOSHIRO SHOESYOSHIRO INSOLEなどを組み合わせることで外反母趾の改善や将来の問題を回避することが期待されます。

しかし、靴だけでなく足の健康を考える際には、ひろのば体操などのサポートも有益です。ひろのば体操は足の筋力や柔軟性を向上させ、足の形を改善するのに役立ちます。また、YOSHIRO SOCKSは足裏の筋肉を刺激し、バランスを改善する助けとなります。

ひろのば体操の正しいやり方

足は私たちの体を支える基盤であり、外反母趾のような問題が発生すると歩行や姿勢に影響を及ぼす可能性があります。そのため、適切な靴やサポートを選択し、定期的にひろのば体操やYOSHIRO SOCKSを取り入れることで、足の健康を最適化し、快適な日常生活を送ることができるでしょう。

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YOSHIRO SOCKS+ひろのば体操
YOSHIRO SOCKS+ひろのば体操
YOSHIRO SOCKS+ひろのば体操
YOSHIRO SOCKS+ひろのば体操
YOSHIRO SOCKS+ひろのば体操

外反母趾について詳細な情報をお求めの方は、その他の自然な足の健康に関するトピックと一緒に、「外反母趾の治し方」についての記事を参考にしてみてください。また、靴の選択に関する十分な情報を提供する『靴の選び方』という記事も役立つかもしれません。

湯浅慶朗
足指博士(理学療法士)
足指研究の第一人者。理学療法士。足指研究所所長。日本足趾筋機能療法学会理事長。ひろのば体操、YOSHIRO SOCKS、YOSHIRO INSOLE、ハルメク靴の開発者。東京大学や国際医療福祉大学で研究を行う。元医療法人社団一般病院理事・副院長・診療部長・通所リハビリテーションセンター長。著書多数。テレビ出演は『ガイアの夜明け』『NHKガッテン』『NHK BS 美と若さの新常識』『NHK サキどり』ほか多数出演、著書は『たった5分の「足指つかみ」で腰も背中も一生まがらない!』(PHP出版)など多数。

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