足指ドクターによる解説
YOSHIRO YUASA
湯浅慶朗
足指博士、足指研究所所長、日本足趾筋機能療法学会理事長、YOSHIRO SOCKS・ハルメク靴開発者。元医療法人社団一般病院理事・副院長・診療部長。MRC認定歯科医院の顧問の経歴もあり。専門は運動生理学と解剖学。足と靴の専門家でもあり、姿勢咬合治療の第一人者でもある。様々な整形疾患の方(7万人以上)を足指治療だけで治してきた実績を持つ。東京大学石井直方名誉教授の弟子でもある。
内反小趾(ないはんしょうし)について
内反小趾(ないはんしょうし)はカンタンに治る!
内反小趾(ないはんしょうし)は自宅でカンタンに治すことができる疾患です。
YOSHIRO STUDIOで行う内反小趾(ないはんしょうし)の治療は、痛みを伴うこともなく、日常生活の制限などもございません。治すためにやることはシンプル。痛みを伴う場合には、AKA療法を併用しながら早期に痛みが取れるように治療を行なっていきますが、多くの方は通院なしで治しています。下の写真はほんの一部の症例ですが、レントゲン上でも骨自体の変形が改善していることがわかると思います。
症例1
症例2
症例3
症例4
症例5
内反小趾(ないはんしょうし)とは
内反小趾(ないはんしょうし)とは、第 5 中足骨 (小指) の側面に沿って形成される骨のしこり(軟部組織を含む場合もあります)が発生する小指の変形です。外反母趾は通常足の親指側にできますが、小指側にできる骨の隆起を「内反小趾(ないはんしょうし)」と言います。内反小趾は、外反母趾ほど一般的ではありませんが、症状と原因は似ています。
内反小趾は、足の外側の部分に痛みを引き起こします。痛みや不快感は通常、その部分をこする靴を履くときに発生します。こすりが皮膚を傷つけると、感染症を引き起こす可能性があります。そういった部分でも外反母趾と非常によく似ていますし、誰もが人生のどの時点でも内反小趾を発症する可能性があることを覚えておくことが重要です。
重度の内反小指では、幅広な靴を履いても痛みを伴う場合が多いと思います。病院やクリニックの整形外科を受診した場合、靴を履くことができない場合には、手術を勧められる場合があります。骨の隆起を取り除き、痛みを軽減するために正しい位置合わせを行うことです。低侵襲の内反小趾手術は、痛みを伴う内反小趾を取り除き、患者ができるだけ早く日常生活に戻れるようにしようとします。完全に回復するのに数週間しかかからない場合がほとんどですが、従来の手術の回復は6か月以上続く場合があります。
病院に行っても相手にされないので、あまり期待して行かない方が良いです。レントゲン→痛み止め→インソール作成して終わりです。それでもダメなら手術を勧められますが、そもそも自分でカンタンに治せます。
病院や整形外科での治療法
基本的に病院では内反小指は治せません。
時間とお金がもったいないので、病院に行ってガッカリするよりも、自分自身で直す方法を身につけましょう。足の専門病院では、時として手術前に医師が次のことを試すよう勧める場合があります(あまり役に立ちません)。
・つま先にさらに余裕を持たせた、幅広の靴を履く
・腫れを抑え、症状を和らげる抗炎症薬
・摩擦を防ぐために足の側面にパッドを貼る
・1日に数回ふくらはぎをストレッチして硬くなった筋肉をほぐす
内反小趾には次のようないくつかの種類があり、手術を勧めらることがあります。
軽度の内反小趾:外科医は、拡大した骨の部分を切除することがあります。また、内反小趾のずれた足の筋肉、靱帯、腱を再調整します。これにより、足の指の間の関節が固定されますが、小指の機能が失われる可能性があります。
中程度の内反小趾:骨の位置がずれている場合、外科医は骨を切断し、靱帯、腱、筋肉とともに骨を所定の位置に戻します。
重度の内反小趾:骨の成長は除去されますが、外科医は、正しい位置に戻すために残っている健康な骨を切断する必要がある場合もあります。骨は靭帯、筋肉、腱とともに元の位置に戻りますが、小指の機能が失われる可能性があります。
関節炎性内反小趾:場合によっては、関節炎などの他の原因によって内反小趾になることがあります。関節炎によって炎症が起こり、関節が損傷を受ける場合は、骨を癒合する場合がありますが、小指の機能が失われます。
手術を勧められている人は、小指の機能が低下するのでやめた方が良いです。
手術のリスクについて
病院での治療法が役に立たず、症状が生活の質に影響を与える場合、医師は手術を勧める場合があります。すべての手術と同様に、次のような合併症のリスクに直面します。
関節が硬くなる:足の指が正常に戻るには時間がかかる場合がある。
小指の痺れ:場合によっては、処置中に神経が圧迫されて、その部分の感覚が失われることがある。
小指の腫れ:手術後に腫れがあるのは正常ですが、腫れが改善しない場合がある。
治癒の遅れ:手術後、足に負担をかけると治癒が遅れる可能性がある。
感染症:開いた傷には感染の可能性があり、発赤、腫れ、炎症、痛みの悪化などの可能性がある。
その他の合併症には次のようなものがあります。
・内反小趾が再発する
・手術による神経損傷
・アライメントの過剰矯正
手術を行わなくても、内反小趾は自宅で簡単なエクササイズと専用の矯正ソックスで、十分に痛みが軽減され、足の機能が適切に維持されます。これは後ほどお話ししていきます。
内反小趾の兆候と症状
内反小趾の症状は症状の重症度によって異なります。通常、内反小趾は足の外側に目立つ隆起や隆起から始まります。その他の内反小趾の症状には次のものがあります。
・炎症や腫れによって関節に生じる灼熱感やうずくような痛み
・きつい靴、ハイヒール、足に合わない靴を履くことによって悪化
・通常、靴を脱ぐと痛みが改善
・突起した隆起に靴が擦れることによって生じるタコ
内反小趾の兆候として次のものがあります。
・足の外側の小指関節にある骨のしこり
・足の小指の第4指への偏り
・足の指の痛みと骨のしこりの周りの腫れ
・骨のしこり上の炎症、腫れ、または硬くなった皮膚
・快適にフィットする靴を見つけるのが難しい
靴のサイズや履き方などで小指に痛みが出るので、そこを解決すると嘘のように痛みは消えていきます。
内反小趾の診断基準
足の検査と、まれにX線が内反小趾の診断に使用されます。X線は、内反小趾を引き起こしている変形した骨の程度と形態を示すことができます。立った状態で撮影した単純X線は、変形の原因となる骨の整列を示しています。通常、第5趾の付け根に対応する、第5中足指節関節に変形があります。問題は中足骨(足の中央の長骨)が外側に傾いており、つま先が内側に傾いていることです。
内反小趾のセルフチェック
①ボールペンを用意して、少し足をひらいて座ります。
②ボールペンを足の外側の当て、ボールペンと小指の爪の間に隙間ができます。
③小指と爪の間の隙間に自分の人差し指一本入れば内反小指です。
内反小趾の原因とは?
一般的な内反小趾の原因
一般的な医学では正確な原因は不明と言われており、遺伝的要因(家系)と足の骨の形状が原因に大きく関与していると考えられています。多くの場合、靴が要因として挙げられます。ハイヒールやつま先が尖った靴などの特定の履物も、つま先に一定の圧力をかけるため、内反小趾を引き起こす可能性があります。内反小趾の症状は通常、幅が狭すぎる靴を履くと悪化します。この絶え間ない摩擦と圧迫により、患部に炎症が生じることもあります。確かにきつすぎる靴は、関節、滑液包、周囲の神経を圧迫し、痛みを引き起こしますが、本当の原因は他にあるのです。内反小趾になりやすい要因として次のものも挙げられます。
・足の指の関節に対する以前の怪我/外傷
・過剰可動性/柔軟な関節
・炎症性関節炎状態(関節リウマチ、乾癬性関節炎など)
・脚の後ろの筋肉の緊張
・神経筋疾患(脳卒中、脳性麻痺、多発性硬化症、シャルコー・マリー・トゥース症候群)
日本の医学はかなり遅れており、生体力学を考えないので原因不明となるんです。原因は筋力低下です。
本当の内反小趾の原因
では本当の内反小趾の原因とは何でしょう?内反小趾の原因の前に、まずは外反母趾の原因をおさらいしておきましょう。外反母趾の原因は、適切な靴の選び方や履き方ができずに、「浮き指」や「かがみ指」などによって足の筋力が低下することで、体重の重さで「横アーチ」が崩れて開張足(かいちょうそく)となります。開張足になると、足の横幅が広がるため、小指の根元から親指の付け根にある母指内転筋(ぼしないてんきん)という筋肉が伸ばされてしまいます。伸ばされた筋肉は元に戻ろうとする力が働くので、親指を小指の方へ曲げようとします。これが、外反母趾の原因でしたね。詳細は下記のリンクを参照してください。
一方、内反小指の原因は、適切な靴の選び方や履き方ができずに、「浮き指」や「かがみ指」などによって足の筋力が低下することで、体重の重さで「横アーチ」が崩れて開張足(かいちょうそく)となります。ここまでは外反母趾と同じです。開張足になると、足の横幅が広がるため、親指の根元から小指の付け根にある小指内転筋(しょうしないてんきん)という筋肉が伸ばされてしまいます。伸ばされた筋肉は元に戻ろうとする力が働くので、小指を親指の方へ曲げようとします。これが、内反小指の原因です。外反母趾との違いは、筋力低下によって開帳足になった時の「伸ばされる筋肉の位置」ということになります。
STEP1.足の筋力低下で開帳足になる
STEP2.小指内転筋(しょうしないてんきん)が伸ばされる
STEP3.伸ばされた筋肉は元に戻ろうとするため小指が曲がる
内反小趾を悪化させる足指の変形とは
内反小指の原因が、「浮き指」や「かがみ指」などによって足の筋力が低下することで起こるとわかりましたか?それでは実際に、あなたに「浮き指」や「屈み指」がないかをチェックしてみてください。一つでも当てはまるようであれば要注意です。
親指の浮き指
真正面からスマホで足の写真を撮影してみましょう。親指の爪が見えにくくなっている場合は「浮き指」です。
小指の浮き指
スマホで横から足の写真を撮影してみましょう。足指が地面から離れている場合は「浮き指」です。
かがみ指
真正面から足を見て、爪の向きが下向きであれば「かがみ指」です。
寝指
小指や薬指が真横に寝転んでいたり、「く」の字に曲がってしていたら「寝指」。
小指の変形は、小指以外の変形によって起こるので、小指を伸ばしたり揉んだりしても解決しないです。
内反小趾を悪化させる足指機能不全とは
内反小趾は、足指の機能不全によっても起こる場合があります。歩くときには足指で地面を押すことで、前に進むという推進力を得ています。地面を押す動作は、手で例えるなら「グー(握る動作)」と同じなので、足裏の筋力を鍛えることになります。しかし足指が機能不全(機能的に動かない)になると、歩くときに地面を押すことが十分にできないので、足裏の筋力が徐々に落ちていくのです。
内反小趾につながる足指の機能不全をチェック
では実際に、あなたが小指を使えているか、チェックみましょう。
足指のパーができるか
足指のパーをしてみてください。開いた薬指と小指の間に、あなたの手の小指がスッと通りますか。真横に一直線に並び、その状態を30秒以上キープできれば問題はありません。
足指のグーができるか
手の指のようにコブシができるくらいグーができますか?第3関節からしっかりと曲げることができれば合格です。
親指のチョキができるか
親指と人差し指を強く弾くことができますか?「パチン」と音がするくらいできれば合格です。チョキが問題なくできるようになれば、歩くときに親指で地面を蹴ることができるようになるので、足裏の筋力が落ちにくくなります。
この3つができるようになるだけで改善が速くなります。
内反小趾を自分で治すための方法
内反小趾の角度を元に戻していくためにはそれなりの努力が必要ですが、努力さえ怠らなければ下の写真の方々のように、小指がまっすぐになる可能性は十分にあります。内反小趾の治療には、インソール、テーピング、手術、その他の施術などは必要ありません。必要なのは、内反小趾に対する正しい知識と技術だけです。
それでは実際に、内反小趾を治すための方法をご紹介します。いくつか方法はありますが、まずはお金をかけずに治せる方法から試してみてください。それでも効果が得られないときには、次のステップに進みましょう。
内反小趾を治すための7つのステップ
いくつかSTEPがありますが、人によってはSTEP1で治る方もいますが、履いている靴や歩き方など様々な要因で治りにくい方もいます。まずはSTEP1から始めてみて、効果が得られない場合には次のSTEPに進んでみましょう。
STEP1.内反小趾を治すストレッチ法、ひろのば体操をやってみよう!
ひろのば体操ってどんな体操?
「ひろのば体操」とは、足病医学に基づいて2008年に湯浅慶朗が考案・開発した、足指を広げて(=ひろ)伸ばす(=のば)、足指のバイオメカニクス・ストレッチのこと。軽度から重度の内反小趾は、足指ストレッチをすることで、症状を改善することができます。
左右の足を合わせて1日1回、5分もやれば効果があります(病気や症状の改善が目的の場合は、回数を増やすほど効果があらわれやすくなります)。驚くほどかんたんにできるので、まずは映像を見ながら実践してみましょう!やり方さえおぼえてしまえば、寝る前でも、お風呂の中でも、テレビを見ながらでも、いつでも、気軽にできる体操です。まずは、2週間を目標に続けてみてください。
小指以外の変形が原因なので、小指をはさむ必要はありません。
STEP1 いす、または床の上に座り、片方の足を太ももの上に乗せる
・膝をなるべく倒す
・足首が上に反らないようにする
・ももの上にきちんと足の乗せる
STEP1-2 上から見て、足の位置が正しいかを確認しましょう
・足の甲はしっかり反らせましょう
・足首が少し太ももから出るようにします
STEP2-1 足指の間に、手の指を入れる
・手指の根元に1本ずつ足指の先端を入れる
・足指の根元にすきまができるようにします
STEP2-2 入れた指の位置を確認しましょう
・手の根元に足指の先端だけが乗る感じです
・手の根元にぴったりと足指先を密着させる
STEP2-3 足指の間に、手の指を入れすぎないように
・足指が手の指から出ないくらいが理想です
NG 足の根元まで入れないように注意する
・足指の根元まで手指を入れてしまうとうまく曲げられなくなります
STEP3 足指を入れた手を優しく握る
・足指の付け根より少し上に手がくる
・手の親指で足の親指を軽く押さえる
NG
・手の指を足の付け根いっぱいまでさし込んでいると反らせにくい
STEP4 足指を甲のほうへ反らす
・優しく、ゆっくりと反らせる
・手の根元で足指先を押すようなイメージで
・足指の関節が90度になると理想的
(かたい場合には無理をしない)
・反らせたら5秒以上キープ
(かたい場合には30秒キープする)
STEP5 足指を甲のほうへ反らす
・やさしく、ゆっくりと
・甲を伸ばすイメージで反らせていく
・手のひら全体で足裏を軽く押す
・反らせたら5秒以上キープ
(かたい場合には30秒キープ)
STEP6 STEP4と5を繰り返す
STEP4と5を繰り返し行ったら、逆の足も同じように反らせる。両足で最低5分ほどできればOK。かたい場合には片足10分ほど行うと効果的です。
自分で行うことが難しい場合には、誰かにやってもらいましょう。
ひろのば体操の応用(小指をつかむやり方)
STEP2.室内でのスリッパや草履を履かないようにする
足首が固定されないので足指が縮こまる
足の悩みで来られる患者さんに多いのが、家の中でスリッパを履いているということです。スリッパは一見、幅広で足指が圧迫されないように思えます。ところが、足首が固定されないので、歩行は常に不安定な状態です。そのため足が履き物の中で滑りやすく、歩くたびにパタパタとスリッパが脱げそうになります。
それを防ごうと、自然に足指に変に力が入り、足指が曲がってしまいます。これが屈み指の始まりで、足裏の筋力低下を招くのです。人によっては、スリッパが脱げないように足指を浮かせて歩く人もいますが、浮きゆびの原因にもあるので注意が必要です。
下の写真は、スリッパと素足で足指がどう変わるかを比較したものです。同じ足なのに、スリッパをしばらく履いた後の足は、足指が曲がり、外反母趾や内反小趾になっています。足指の負担を減らすには、スリッパをやめるか、履く時間をなるべく短くしましょう。足元が寒いから脱ぎたくないという人は、レッグウォーマーなどを履いて指先だけを出す、足が汚れるのが嫌という人は足元に敷物を敷くなどするといいでしょう。
スリッパは足の筋力が落ちやすいので、小指の変形がある人は要注意です。
とりわけ女性は、長い時間、台所で立ち仕事をするので、スリッパを履くか履かないは、足のお健康を大きく左右します。習慣で履いていたという人は、これを機会に脱いでみてはいかがでしょうか。
足首が固定されないということで言えば、草履も同じです。最近は足指を鍛えるため、昔の人が履いていたから健康的ということで履いている人を多く見かけます。しかし本来の草履には、実は足首を固定する紐のようなものが付いていたのをご存知でしょうか。いつの時代からかオシャレのために足首を固定するものが簡略化されてしまいましたが、「昔=健康」という間違ったイメージを持たないようにちぃういが必要です。
STEP3.内反小趾を改善する、矯正サポートソックス
ひろのば体操の効果を最大限に発揮するために足病医学に基づいて開発した、矯正用の5本指靴下「YOSHIRO SOCKS」との併用で足指がさらに広がりやすくなり、内反小趾をより効果的に改善へと導いていきます。足指の変形がひどい方や早く効果を得たい方には、ひろのば体操とYOSHIRO SOCKS の併用をおすすめします。
最先端の繊維、最先端の構造。
足指専門の理学療法士として積み上げてきた足育に関する19年間の知識や経験を、この5本指靴下に凝縮しました。靴下を履くだけで足指を広げて伸ばし、人間本来の姿勢や運動能力に戻す。これだけを考えて、YOSHIRO SOCKS を開発しました。
靴下を履くだけで自然に足指が広がり
理想の足形に近づく形状記憶構造
足指変形の最大の原因である滑りを
極限まで軽減する特殊繊維採用
足指専門で実績のある理学療法士
湯浅慶朗が開発した画期的足育の5本指靴下
糸の生産から縫製・検品まで
こだわりの純日本製
目指したのは、
人間本来のまっすぐな足指
内反小趾に対する矯正靴下の科学的効果
足指への変化
YOSHIRO SOCKSは、足裏の筋力低下で起こる小指の変形を、効率よく足裏の筋肉を使える状態にすることで予防していきます。日本人の9割が浮き指がかがみ指で足指が使えない状態に。でもYOSHIRO SOCKSは、足指でしっかりと地面をつかむことができる構造なので、無意識にふんばる力をアップさせ、足裏の筋力を取り戻していきます。
内反小趾角
開始時の内反小趾角は25.1°
8週間後の内反小趾角は5.3°
8週間目の平均値は、開始時と比べて、内反小趾角が19.8°改善。内反小趾角の改善の作用が確認されました。
※3 開始前と8週間目の平均値の差
※グラフは臨床試験における平均値の推移
※結果には個人差があり、100%の結果を保証するものではありません。
このように、YOSHIRO SOCKS は履くだけで、閉じた足指が自然と広がり、かがんだ足指「かがみ指」や浮いた足指「浮き指」がまっすぐになる特殊製法(特許申請中)で作られています。
一般的な五本指靴下との違い
YOSHIRO SOCKSの形状
YOSHIRO SOCKS は特殊製法(特許申請中)により、自然と足指が理想の形に広がり、その状態をキープする形状記憶構造になっています。
一般的な5本指靴下の形状
従来の5本指靴下は、土踏まずから足指の先までが直線的に編まれているので、矯正力はなく理想的な足に近づけることができません。
滑りにくい特殊繊維で、足指の変形を予防します。
屈み指(かがみゆび)の最大の原因、それは足の滑り。足が靴の中で滑ると、足指がブレーキをかけようとして屈んでいきます。足指が屈むと姿勢が悪くなっていき、体に負担がかかります。YOSHIRO SOCKSは耐滑性の高い繊維を編み込むことで、屈み指(かがみゆび)を予防します。
こだわりの、Made in Japan。時間はかかるけど、一足ずつ丁寧に。
日本の工場でホールガーメント®機(島精機)という無縫製機で生産しています。1足あたりの縫製時間はなんと20分(一般的な靴下編み機の約5倍)。仕上げから梱包、検品、発送まで、徹底して日本製にこだわっています。
YOSHIRO SOCKS
価格:3,850円(税込)
カラー:ホワイト・グレーの2色
サイズ:S・M・Lの3サイズ
靴下の履き方動画
STEP4.内反小趾を治すための靴の正しい選び方
基本的には靴を履かなければ歩き方が悪くなることがありません。裸足は正しい歩き方が無意識でできるため内反小趾の改善は早いのですが、現代社会では靴を履く文化なので、ここでは内反小趾の改善のための紐靴の選び方を紹介します。
足指が靴の中で機能的に動くか
足指の変形に大きく関わっているのが靴です。YOSHIRO STUDIOの場合、靴選びの基準は「足指が靴の中で機能的に動かせるか」です。きゅっと締め付けて足指が動かせない状態が続けば、足全体の筋力が低下。開帳足や内反小趾、扁平足の原因になり、さまざまな全身の症状を引き起こします。
靴の中で素足の状態をつくれるのが理想的です。ただ、ぶかぶかでは靴の中で滑る足を踏ん張ろうとして足指が曲がります。足を地面からしっかり保護しつつ、指の機能を妨げない靴選びのポイントを紹介します。
ハトメは五つ以上
靴ひもには靴と足を一体化させるテーピングの役割があります。ハトメ(ひもを通す穴)が多いほど足が靴の中で滑りにくくなり、指を曲げない環境を作れます。点で支える丸ひもより、面で支える平ひもで固定した方が足が安定します。
かかとが固い
靴のかかと(ヒールカウンター)には椅子の背もたれと同じ役割があります。背もたれのない車で運転したら体はすぐに疲れます。同様に、ヒールカウンターで手で押してもつぶれないくらいの固さがあれば、足のかかとの骨を靴の中で支えられるため、靴の中で足が安定します。横ぶれも少なくなり、指が曲がりにくくなります。
ねじれない
歩くときは、体重の2〜3倍の負荷が靴にかかります。柔らかい靴は、こんにゃくの上に足を乗せるようなもの。底に靴のねじれを防ぐ「シャンク」と呼ばれる強い芯があるものがオススメです。
中敷から足指がはみ出していない
中敷を取り出し、足の乗せてみます。指がはみ出していたら靴の中で窮屈になっているので、ハイヒールを履いているのと同じ状態です。
靴のサイズは足長+1cmが基本です
靴の中で足指が自由に動くためには、指先の余り(捨て寸)が1センチ以上は必要です。立った状態で左右の足の長さを測り、長い方の足に合わせて靴を選んでいきます。指先と中敷の先端までに人差し指の横幅くらいの余りがあれば大丈夫です。なお、足指のケアを行うと足長が伸びたり縮んだりしていきますので、半年おきに再計測を行うことをお勧めします。
定期的な靴の買い替えを
靴は基本的にかかとが命ですから、どんなに良い靴でもかかとを踏んでしまったり靴底がすり減ってしまったら寿命です。靴の状態が体の状態を表現していますから、劣化しすぎると体にも大きな負担をかけてしまいます。かかとの補修ができない靴の場合は、半年〜1年に一度の買い替えをお勧めします。ただ、正しい靴を選んでも履き方が悪いと期待した効果は得られません。
湯浅慶朗のオススメの靴
ウォーキングシューズ
ハルメク
シンプルソフトスニーカー
足の矯正を目的としてNB1400・990シリーズを超える靴を追い求めて、湯浅慶朗とハルメクが共同開発したオリジナルシューズ。ただの履きやすい靴ではないところが、市販されている靴との違いです。特許取得したYOSHIRO INSOLEが標準で入っているのもコスパの良いところ。まるで雲の上を歩いているような感覚です。湯浅慶朗が設計・素材を全て見直し、製造までを全てに携わったフラッグシップのYOSHIRO MODELが登場します。
仕事用パンプス
Fit Partner
BMZが走れるパンプスとしてキャビンアテンド向けに開発したフィットパートナーは、長時間の立ち仕事や長距離歩行でも疲れにくいのが特徴。
ビジネスシューズ
SPH4501WSR
月星が誇る日本最高峰のハンドメイドのビジネスシューズ。かかとの補修を繰り返していけば1足で10年愛用できるほどで、長時間歩行でも全く疲れません。
湯浅慶朗の好きな靴
ウォーキングシューズ
New Balance 990
30万円のオーダーシューズでも敵わない履き心地は、NBのテクノロジーの歴史とコンセプトの集大成。M1400やM2040でもこの靴の醍醐味に勝ることはありません。男性用シューズとしては最高峰に位置します。
パンプス
LOUIS VUITTON
言わずと知れたLOUIS VUITTONですが、あまり知られていないのはアジア向けの木型でパンプスが作られていること。足指が強化されればこれほどまでに履きやすいヒールはない。
ビジネスシューズ
TANINO CRISCI
知る人ぞ知る名門TANINO CRISCIはパンプスもブーツもフィット感がとても素晴らしかったです。残念ながら2011年に販売が終了し、今では手に入れることができなくなっています。
STEP5.靴紐をしっかり絞める
靴ひもには、大きく分けて丸ひもと平ひもがあります。丸ひもは点、平ひもは面で甲を押さえるため、締めると平ひもの方が安定します。材質には化学繊維と純綿があります。化繊は伸縮性がある反面、固定する力は弱くなります。伸びにくい純綿は固定する力が持続し、耐久性が増します。というわけで、私が使うのは特製の純綿です。
靴ひもは、骨と骨をつなぐ靭帯のようなもの。靴ひもが伸びると、靴の中で足をしっかりと固定できずに足が滑り、指の変形を招きます。なので、外反母趾の人は、靴ひもが伸びる前(1〜3ヶ月おき)の交換をお勧めしています。
ひもは立った状態でしめる
結び方はいろいろありますが、今回はウォーキングのための「オーバーラップ法」を紹介します。ハト目(靴の紐穴)の表面から裏面に通すやり方です。最後の足首に近いハト目は、裏面から表面に通します。できるだけ左右均等になるように注意しながら結びます。結ぶ際は、立った状態(体重をかけた状態であれば座っていても大丈夫)で誰かに締めてもらうのが理想ですが、一人だったら最後のハト目だけでもしっかりと締めてください。
STEP6.履いている紐靴の中敷を変えてみる
豚皮で靴の中での滑りを防ぐ
化繊や高級で見た目の良いツルツルした革は、インソールに不向きです。一度自分の靴の中に入っている中敷を取り出してみましょう。靴下を履いて中敷の上で足を滑らせてみてください。裸足で床を滑らせるくらいに滑りにくければ問題ありませんが、ほとんどの場合はスルスル滑るのがわかるかと思います。人の肌に最も近いとされる豚皮の表皮の場合、シボと呼ばれる肌目があり、ほどよい摩擦が生まれて特に滑りにくいのです。足の滑りは指の変形を招き、開帳足や内反小趾の原因になりますから、滑りを防ぐことは内反小趾の改善には大切です。もちろんインソールそのものの形状も足裏を支えるのに重要です。ただ、その表面素材にまで心を配るとより良いものになります。
豚皮インソールの作り方
こちらの動画では豚皮を使ったインソールのカスタマイズ方法について説明しています。ご参考になれば幸いです。
定期的な交換を
豚皮も使い続けると表面がツルツルして足が徐々に滑るようになります。できれば6ヶ月に1度は豚皮を張り替えるようにしてみてください。豚皮のおもて面とうら面がありますが、基本的にどちらを表面にしても構いません。スエード面は起毛しているので滑り止め効果は非常に高いのですが、靴を履くときに履きにくくなるため、靴の履き口が広ければスエード面を表面にすることをおススメします。
既製品にも滑りにくい中敷がある
New Balanceからも高い防滑性を発揮するナノフロントをフルレングスで表面に使用し滑りにくさを向上させたインソールが発売されています。機能的には豚革には劣りますが、手軽に靴に入れられるので便利です。
STEP7.1日6,000歩以上、外を歩いてみる
わらじでかかとを着けない歩き方は足指を使います。一方、大股のかかと着地は足指を使いません。そのため、脚のゆがみも大きくなりがちです。靴底の外側が減っていたら、その傾向があると思ってください。仕事上、そう言った歩き方をしないといけない場合、1日の最後に歯磨きの感覚で小股歩きをしてください。
小股歩きの癖をつけるには、まず後ろ向きに歩いてみること。自然と歩幅が小さくなり、足指を使って床を蹴って歩く感覚がつかめたら、そのままの歩幅と速さで前向きに歩きます。それが小股歩きを体に覚えさせる秘訣です。
着物を着て、膝下を使って歩くような感覚といえば分かるでしょうか。もしくは家の中でフローリングの音がしないように歩いてみてください。自然と小またで足裏全体を使った歩き方になるはずです。その歩き方を毎日5分続けると、自然と足裏の筋肉がつき、歩くバランスが改善。健康ですてきな歩き方になりますよ。
小股で足裏全体を使って
人の体は足指を使って歩くことで全身の正しい筋肉を使う(前後左右に均等に筋肉を使う)ことができますが、靴や靴下、歩き方などによってその機能が発揮できにくくなっています。これまで歩くことで膝・腰を悪くしてきた方もいらっしゃると思いますが、それは足指を曲げて歩いていたからです。足指を広げて歩けば歩くことで体のゆがみが良くなるということを、実感していただければと思います。
8,000歩を目標に
のべ6万人の方を診てきましたが、内反小趾を治すための歩数は1日6000歩がボーダーラインです。8000歩であれば比較的速く改善していきます。内反小趾の原因は筋力の低下による開帳足なので、足の筋力をつけていかなければ改善することはありません。1日の生活の中でなるべく歩数を確保する工夫をしてみてください。室内での歩数は足指の使い方が違うため換算されないものと考えてください。
参考文献
1)Arnold H. Schneiderballen, Hammer- und Krallenzehen. Korrektur ohne Funktionsverlust [Tailor bunion and digitus quintus varus]. MMW Fortschr Med. 2013 Feb 21;155(3):42, 44-5. German. doi: 10.1007/s15006-013-0171-2. PMID: 23573767.
2)Fallat LM. Pathology of the fifth ray, including the tailor’s bunion deformity. Clin Podiatr Med Surg. 1990 Oct;7(4):689-715. PMID: 2253170.
3)Shi, Glenn Guangyu MD; Humayun, Ammar MD; Whalen, Joseph L. MD, PhD; Kitaoka, Harold B. MD Management of Bunionette Deformity, Journal of the American Academy of Orthopaedic Surgeons: October 1, 2018 – Volume 26 – Issue 19 – p e396-e404
4)doi: 10.5435/JAAOS-D-17-00345
5)DiDomenico L, Baze E, Gatalyak N. Revisiting the tailor’s bunion and adductovarus deformity of the fifth digit. Clin Podiatr Med Surg. 2013 Jul;30(3):397-422. doi: 10.1016/j.cpm.2013.04.004. PMID: 23827493.
6)Clinical Practice Guideline Forefoot Disorders Panel, Thomas JL, Blitch EL 4th, Chaney DM, Dinucci KA, Eickmeier K, Rubin LG, Stapp MD, Vanore JV. Diagnosis and treatment of forefoot disorders. Section 4. Tailor’s bunion. J Foot Ankle Surg. 2009 Mar-Apr;48(2):257-63. doi: 10.1053/j.jfas.2008.12.006. PMID: 19232981.
7)Ajis A, Koti M, Maffulli N. Tailor’s bunion: a review. J Foot Ankle Surg. 2005 May-Jun;44(3):236-45. doi: 10.1053/j.jfas.2005.02.005. PMID: 15940605.
8)Ceccarini P, Rinonapoli G, Nardi A, Bisaccia M, Di Giacomo LM, Caraffa A. Bunionette. Foot Ankle Spec. 2017 Apr;10(2):157-161. doi: 10.1177/1938640016679696. Epub 2016 Nov 30. PMID: 27903926.
9)Davies H.Metatarsus quintus valgus. Br Med J. 1949; 1: 664-665
10)Schoenhaus K.H. Rotman S. Meshon A. A review of normal metatarsal angles. J Am Podiatr Assoc. 1973; 63: 88-95
11)Steinke M.S. Bolle K.L. Hohmann-Thomasen metarsal osteotomy for tailors bunion (Bunionette). J Bone Joint Surg. 1989; 71-A: 423-426
12)Hansson G. Sliding osteotomy for tailors bunion. J Bone Joint Surg. 1989; 71-B: 324
13)Kitaoka H.B. Holiday A.D. Lateral condylar resection for bunionette.Clin Orthop. 1992; 278: 183-192
14)Fallat L.M. Buckholz J. An analysis of the tailors’ bunion by radiographic and anatomical display. J Am Podiatr Assoc. 1980; 70: 597-603
15)Wu K.K. Surgery of the Foot. Lea and Febiger, Philadelphia1986: 151-153
16)Buchbinder I.J. DRATO procedure for tailors bunion. J Foot Surg. 1982; 21: 177-180
17)Diebold P.F. Bejjani F.J. Basal osteotomy of the fifth metatarsal with intermetatarsal pinning. Foot Ankle. 1987; 8: 40-45
18)Brown J.E. Functional and cosmetic correction of metatarsus latus (splayfoot). Clin Orthop. 1959; 14: 166-170
19)Dickson F. Diveley R.L. Hallux in Functional Disorders of the Foot. ed 3. JB
20)DuVries H.L. Surgery of the Foot. 4th ed. CV Mosby, St. Louis1978: 273-277
21)Lelievre J. L’exostose de la 5 metatarsienne. Le Concours Medical. 1956; 78: 4815-4816
22)Sgarlato T. Compendium of Podiatric Biomechanics. California College of Podiatric Medicine, San Francisco1971: 381
23)Root M.L. Orien W.P. Weed J.H. Normal and abnormal function of the foot. in: In Clinical Biomechanics. vol 2. Los Angeles, Clinical Biomechanics Corp, 1977: 249-250 (425–442)
24)Salmons S. Muscle. in: Williams P.L. Bannister L.H. Berry M.M. Collins P. Dyson M. Dussek J.E. Ferguson M.W.J. In Gray’s Anatomy. 38th ed. Churchill Livingstone, Edinburgh1995: 894 (late) chap 7
25)Sarrafian S.K. Anatomy of the Foot and Ankle. JB Lippincott, Philadelphia1983: 35-106
26)Yancey H.A. Congenital lateral bowing of the fifth metatarsal. Clin Orthop. 1969; 62: 203-205
27)Haber J.H. Kraft J. Crescentic osteotomy for metatarsal head. J Foot Surg. 1980; 19: 66-67
28)Coughlin M.J. Treatment of bunionette deformity with longitudinal diaphyseal osteotomy with distal soft tissue repair. Foot Ankle. 1991; 11: 195-203
29)Steel III, M.W. Johnson K.A. DeWitz M.A. Ilstrup D.M. Radiographic measurements of the normal adult foot. Foot Ankle. 1980; 1: 151-158
30)Nestor B.J. Kitaoka H.B. Ilstrup D.M. Berquist T.H. Bergmann A.D. Radiologic anatomy of the painful bunionette. Foot Ankle. 1990; 11: 6-11
31)Gerbert J. Sgarlato T.E. Subotnick S.I. Preliminary study of a closing wedge osteotomy of the fifth metatarsal for correction of tailor’s bunion deformity. J Am Podiatr Assoc. 1972; 62: 212
32)Fallat L.M. Pathology of the fifty ray, including the tailor’s bunion deformity. Clin Podiatr Med Surg. 1990; 7: 689-715
33)Pontious J. Brook J.W. Hillstrom H.J. Tailor’s bunion. J Am Podiatr Med Assoc. 1996; 86: 63-73
34)Catanzariti A.R. Friedman C. DiStazio J. Oblique osteotomy of the fifth metatarsal. J Foot Surg. 1988; 27: 316-320
35)Kitaoka H.B. Leventen E. Medial displacement metatarsal osteotomy for the treatment of painful bunionette. Clin Orthop. 1989; 243: 172-179
36)Hohmann G. Fuss und Bein. 4th ed. JF Bergamnn, Muenchen1948: 145-192
37)Mygind H. Operations for hallux valgus J Bone Joint Surg. 1952; 34-B: 529
38)Konardson L. Nielsen P.T. Distal metatarsal osteotomy for the bunionette deformity. J Foot Surg. 1988; 27: 145-192
39)Leach R.E. Igou R. Metatarsal osteotomy for bunionette deformity. Clin Orthop. 1974; 100: 171-175
40)Sponsel K.H. Bunionette correction by metatarsal osteotomy. Orthop Clin North Am. 1976; 7: 809-819
41)Diebold P.F. Bunionette deformity. in: Wulker N. Stephens M. II Cracchiolo An Atlas of Foot and Ankle Surgery. Mosby, London1998 (Chap 1393-98, pp)
42)Friend G. Grace K. Stone H.A. L-osteotomy with absorbable fixation for correction of tailor’s bunion. J Foot Ankle Surg. 1993; 32: 14-19
43)Frankel J.P. Turf R.M. King B. Tailor’s bunion. J Foot Surg. 1989; 28: 237-243
44)Mercado O.A. An Atlas of Foot Surgery. vol. 1. Carlando Press, Oak Park, Illinois1979: 165-169
45)Yu G.V. Ruch J.A. Smith T.F. Deformity and surgery of the fifth ray. in: McGlamry E.D. Comprehensive Textbook of Foot Surgery. Williams & Wilkins, Baltimore1987: 114-132
46)Shrum D.G. Sprandel D.C. Marshall H. Triplanar closing base wedge osteotomy for tailor’s bunion. J Am Podiatr Assoc. 1989; 79: 124-127
47)Estersohn H.S. Scherer P.R. Bogdan R. A preliminary report on open wedge osteotomy of the fifth metatarsal. Arch Podiatr Med Foot Surg. 1974; 1: 317-327
48)Giannestras N.J. Foot Disorders Medical and Surgical Management. ed 2. Lea and Febiger, Philadelphia1973: 437-440
49)Kitaoka H.B. Holiday A.D. Metatarsal head resection for bunionette. Foot Ankle. 1991; 11: 345-349
50)Throckmorton J.K. Bradlee N. Transverse V sliding osteotomy. J Foot Surg. 1978; 18: 117-121
51)Mann R.A. Coughlin M.J.Keratotic disorders of the plantar skin. in: Mann R.A. Coughlin M.J. Surgery of Foot and Ankle. ed 6. Mosby, St. Louis1993: 413-464
52)Addante J.B. Kaufmann D. Repair of tailor’s bunion by means of fifth metatarsal head resection and insertion of a spherical silicone implant. Arch Podiatr Med Foot Surg. 1977; 4: 49
53)Petrich R.J. Dull D.D. Interpositional sphere implant in the fifth metatarsophalangeal joint. J Foot Surg. 1981; 20: 93-94