西日本新聞の誌面に、弊社代表の湯浅慶朗の足育の連載が掲載されました!第第22回「足育を広げよう」

2013年10月23日に西日本新聞に掲載

平素よりお世話になっております。

2013年10月30日の西日本新聞様の紙面に、弊社代表の湯浅慶朗の連載が掲載されました。

「お茶の間学 足指伸びてますか〜」

最終回は「足育を広げよう」です。


本連載も今回で最終回となりました。皆様の温かい励ましによってここまで連載を続けることが出来、心よりお礼申し上げます。毎週読んでますよ、と患者様から声をかけられることも増えました。

自分の足で行きたいところにいけるって素晴らしいことですね。「エレベータを探さなくなりました」「山歩きを再開しました」なんて声を聞くとこちらも嬉しさが倍増です。

実は、転倒骨折による経済的損失は一兆円になろうかとしています。「足育」によってそれを少しでも減らすことが出来れば、本人も、家族も、そして日本も幸せになります。灯台もと暗し、その答えは文字通り足元に転がっていました。

本連載には皆様の知っていたこととは違う内容もあったでしょう。私も足指について勉強したての頃は戸惑いました。でも、足指のことを理解すればするほど違っていていいのだと分かりました。顔の形が一人一人違うように、足指の形も生活習慣も千差万別。だから治療のアドバイスもオーダーメイドになります。

何はともあれ、やってほしいのが、手の指に足の指を絡め、広げて伸ばす「FC方式(ひろのば体操)」。

その中で皆さんに一番伝えたかったことは、「自分の体は自分で改善できる」ということです。ちょっとした生活習慣によって体の使い方を悪くしているということを知り、それを変えようとする意志が芽生えれば、必ずや症状は良い方向へ向かうでしょう。

かつて満足に動かなかった足指を、手探り状態で治療してきた私。自分の足腰の悩みが軽くなるには1年半かかりました。でも、この連載を読まれた皆さんは、そんなにかからずにより早くゴールにたどり着けるはずです。

足指を広げて伸ばすことはリハビリの枠組みを超え、噛み合わせを重視する歯科医院など意外な分野にも広がっています。保育園調査も継続しており、園児たちは足指の改善によって積極的に仲間と遊べるようになり、運動能力はもちろん、落ち着きや協調性も向上している様子には目を見張るものがあります。

それは転ぶのが不安で外出をためらっていた高齢者の方にも同じことが言えるでしょう。いつまでも元気に歩けるために、これからも足指をしっかり伸ばしてくださいね。最後は足指でバイバイです。


ひろのば体操」や「YOSHIRO SOCKS」により、持続的な社会に向けた活動ができるということを世の中に発信することで社会課題を解決していく病院や施設を増やしていきたいと考えております。

こういった連載ができましたのも日頃応援いただく皆様のおかげでございます。

本当にありがとうございます。

足指への3つのアプローチ

— ただし、順番があります

私は2006年以降、病院における臨床の場で、体操・靴下・歩き方・靴の指導を中心に、足指の変形や機能不全、そしてそれに関連する整形外科的な不調に対する対応を行ってきました。

外反母趾、内反小趾、かがみ指、浮き指、寝指、足趾機能不全に加え、膝・腰・股関節・姿勢といった問題についても、足指からの介入を軸に経過を観察してきた臨床の積み重ねがあります。

これは理論だけの話ではありません。長年にわたる臨床数と経過、データの蓄積の中で、「動かす・保つ・使い続ける」という視点が共通して重要であることが整理されてきました。

その結果として、ここで紹介しているひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・YOSHIRO WALKという3つのアプローチに集約されています。

1. ひろのば体操

足指を「動かして」広げて伸ばす

ひろのば体操は、足趾機能不全によって低下しやすい足指の可動性や感覚入力を取り戻し、足指が本来の動きを発揮しやすい状態をつくることを目的に考案された体操です。

外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指など、足指がうまく使われにくくなっている状態に対して、日常で取り入れやすいアプローチの一つです。

2. YOSHIRO SOCKS

広がって伸びた足指を「保ち続ける条件」をつくる

YOSHIRO SOCKSは、足の中で起こりやすい「滑り」「指の押し込み」「アーチの崩れ」といった足元環境のストレスに着目し、

  • 足指が広がりやすい
  • 足指が伸びやすい
  • 足裏のアーチが保たれやすい

足元環境を整えることを目的に設計された靴下です。外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指・足趾機能不全など、足指の使われ方が関与するケースで検討される選択肢の一つです。

3. 小股歩き

日常動作の中で、足指が“使われ続ける”状態をつくる

小股歩きは、歩幅を抑えることで足指を感じながら地面を捉えやすくする歩き方です。

体操や足元環境の見直しと組み合わせることで、足指に関わる筋活動が起こりやすい条件をつくる考え方として紹介しています。

無理なく続けられる形を選んでください

・体操から始める人

・足元環境から見直す人

・両方を組み合わせる人

どれか一つに決める必要はありません。足指の問題は、方法よりも「続けられる条件」が大切です。


まず迷っている方へ

— どれから始めるか迷ったら、ここを基準にしてください —

  • 体操が続かなかった人
  • 歩き方を意識する余裕がない人
  • 靴をすぐに変えられない人

この場合は、

② YOSHIRO SOCKS(足元環境を整える) から始めるのが現実的です。

足指は「動かす前に、使われる環境」が整わないと戻りやすいため、

まずは日常の中で 足指が使われにくい状態を減らす ことが優先されます。


すでに体操ができている方へ

① ひろのば体操 + ② YOSHIRO SOCKS

動かした足指を、そのまま保てる条件が重なることで、

足指が使われやすい状態が続きやすくなります。


余裕が出てきた方へ

③ 小股歩き を組み合わせることで、 日常動作の中でも足指が“使われ続ける”条件が整っていきます。

※どれか一つを「完璧にやる」必要はありません。

足指の問題で大切なのは、無理なく続けられる順番を選ぶことです。

次に知りたいことを選んでください

目次