西日本新聞の誌面に、弊社代表の湯浅慶朗の足育の連載が掲載されました!第第13回は「ひろのば体操で劇的変化」

2013年8月28日に西日本新聞に掲載

平素よりお世話になっております。

2013年8月28日の西日本新聞様の紙面に、弊社代表の湯浅慶朗の連載が掲載されました。

「お茶の間学 足指伸びてますか〜」

第13回は「FC方式(ひろのば体操)で劇的変化」です。


大人だけでなく、子どもの体も劇的に変える方法が、福岡県筑後地区の保育所で効果を上げた足指体操「ひろのば体操」。保育士さんたちの思いに敬意を表し、福岡(F)、筑後(C)のフットケアという意味を込めて命名しました。本来は、誰でも覚えやすいように、足指をひろげて(ひろ)伸ばす(のば)体操という意味で「ひろのば体操」と命名しています。園庭が狭いコンクリートという環境でも有効です。具体的なやり方は以下の通り。

ひろのば体操の原型は2008年に考案され、2008年〜2011年に臨床現場での検証を重ね、試行錯誤の末に、現在のひろのば体操の形が完成した。2011年に湯浅慶朗のYOUTUBEで公開。2013年に行われた保育園調査においては、運動能力に変化があるか検証するために「FC方式」という名称で実施。

1.床や椅子に座る。

    2.左足を右の足の上に乗せる。そして右手の指を足の裏から入れる(右足を乗せた場合は左手で行う)。

    ※入れるときのコツは手の指先からではなく、根元から足指先をゆっくり入れていく。
    ※この時、足の指の間は隙間をつくり、あけておくこと。この方が足の指を反らせやすい。

    3.続いて、手で足をゆっくりと握る。

    ※手の指を伸ばしたままにせず、足の指をつかむように握る。足の指のつけ根に手の指の先がくるようする。

    4.ゆっくり足の甲のほうに反らしてゆく。ここで5秒ほど反らす。

    ※親指が足の裏に対して90度になるように伸ばすのがポイント。

    できない場合は、30度でも60度でも構いません。無理をせず、少しずつ伸ばしていってください。

    5.ゆっくり手を戻し、足裏側の逆方向に反らせる。こちらも無理せず少しずつ伸ばしてください。

    足指を甲側に押し、足裏側に反らせる速度は、子どもは1秒ずつを20回、大人は5秒間隔で5分間。1日最低1回、できれば2回。足を1日使ったあとの、夜に行うほうが効果的です。最初はきつくても、やるうちに少しずつ可動域が広がり、足指が伸びます。力を思い切り入れず、ゆっくり無理のない範囲でやるのがポイントです。

    継続させるコツは毎日行う歯磨きと一緒です。足も同じなんです。1日支えてくれた足に対して感謝の気持ちを込めながら、1日1回この体操をしないと気持ち悪いというぐらいになると「習慣」になります。まずは最低3か月、続けてみましょう。

    筑後地区では登園時、保育士と一緒に20回、ひろのば体操を行いました。2カ月間やった園は、やらなかった園と比較して「ジャンプ」「行進」「しゃがみ」の三つの動作が改善しました。保育士からは「かけっこが速くなった」「登り棒がうまくなった」などに加え「積極的に外遊びをするようになった」という報告があったのですが、その理由についてはまた来週。


    ひろのば体操」や「YOSHIRO SOCKS」により、持続的な社会に向けた活動ができるということを世の中に発信することで社会課題を解決していく病院や施設を増やしていきたいと考えております。

    こういった連載ができましたのも日頃応援いただく皆様のおかげでございます。

    本当にありがとうございます。

    足指への3つのアプローチ

    — ただし、順番があります

    私は2006年以降、病院における臨床の場で、体操・靴下・歩き方・靴の指導を中心に、足指の変形や機能不全、そしてそれに関連する整形外科的な不調に対する対応を行ってきました。

    外反母趾、内反小趾、かがみ指、浮き指、寝指、足趾機能不全に加え、膝・腰・股関節・姿勢といった問題についても、足指からの介入を軸に経過を観察してきた臨床の積み重ねがあります。

    これは理論だけの話ではありません。長年にわたる臨床数と経過、データの蓄積の中で、「動かす・保つ・使い続ける」という視点が共通して重要であることが整理されてきました。

    その結果として、ここで紹介しているひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・YOSHIRO WALKという3つのアプローチに集約されています。

    1. ひろのば体操

    足指を「動かして」広げて伸ばす

    ひろのば体操は、足趾機能不全によって低下しやすい足指の可動性や感覚入力を取り戻し、足指が本来の動きを発揮しやすい状態をつくることを目的に考案された体操です。

    外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指など、足指がうまく使われにくくなっている状態に対して、日常で取り入れやすいアプローチの一つです。

    2. YOSHIRO SOCKS

    広がって伸びた足指を「保ち続ける条件」をつくる

    YOSHIRO SOCKSは、足の中で起こりやすい「滑り」「指の押し込み」「アーチの崩れ」といった足元環境のストレスに着目し、

    • 足指が広がりやすい
    • 足指が伸びやすい
    • 足裏のアーチが保たれやすい

    足元環境を整えることを目的に設計された靴下です。外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指・足趾機能不全など、足指の使われ方が関与するケースで検討される選択肢の一つです。

    3. 小股歩き

    日常動作の中で、足指が“使われ続ける”状態をつくる

    小股歩きは、歩幅を抑えることで足指を感じながら地面を捉えやすくする歩き方です。

    体操や足元環境の見直しと組み合わせることで、足指に関わる筋活動が起こりやすい条件をつくる考え方として紹介しています。

    無理なく続けられる形を選んでください

    ・体操から始める人

    ・足元環境から見直す人

    ・両方を組み合わせる人

    どれか一つに決める必要はありません。足指の問題は、方法よりも「続けられる条件」が大切です。


    まず迷っている方へ

    — どれから始めるか迷ったら、ここを基準にしてください —

    • 体操が続かなかった人
    • 歩き方を意識する余裕がない人
    • 靴をすぐに変えられない人

    この場合は、

    ② YOSHIRO SOCKS(足元環境を整える) から始めるのが現実的です。

    足指は「動かす前に、使われる環境」が整わないと戻りやすいため、

    まずは日常の中で 足指が使われにくい状態を減らす ことが優先されます。


    すでに体操ができている方へ

    ① ひろのば体操 + ② YOSHIRO SOCKS

    動かした足指を、そのまま保てる条件が重なることで、

    足指が使われやすい状態が続きやすくなります。


    余裕が出てきた方へ

    ③ 小股歩き を組み合わせることで、 日常動作の中でも足指が“使われ続ける”条件が整っていきます。

    ※どれか一つを「完璧にやる」必要はありません。

    足指の問題で大切なのは、無理なく続けられる順番を選ぶことです。

    次に知りたいことを選んでください

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