西日本新聞の誌面に、弊社代表の湯浅慶朗の足育の連載が掲載されました!第5回「足裏のタコが治った」

2013年7月3日に西日本新聞に掲載

平素よりお世話になっております。

2013年7月3日の西日本新聞様の紙面に、弊社代表の湯浅慶朗の連載が掲載されました。

「お茶の間学 足指伸びてますか〜」

第5回は「足裏のタコが治った」です。


足の裏の「たこ」でお悩みの方、おられませんか?Mさんもそんな患者の一人で、歩くときの痛みを訴えて受診されました。皮膚の厚くなった部分を軟らかくする薬を使ったり、削ったりしても、また元に戻るだけの繰り返しだったとか。

タコと靴の履き方には深い関連があります。靴ひもには、靴と足をしっかり固定化するテーピングの役割があるからです。Mさんはひも靴で、履き方を見ると、いつもどかっと腰を下ろした状態で靴ひもを締めていました。

足の甲の高さは、座ったときには高く、立った状態では体重がかかるので低くなります。だから、靴を買って最初にひもを通すときや、靴を履く際に結び直すときも、座ったままひもを締めると、締めたつもりでも、歩いたときには紐が緩くなるわけです。

そうなると、靴の中で足が滑って足が摩擦し、タコができやすい状態に。滑る足を踏ん張ろうとしても指もぐっと曲がり、屈み指(ハンマートゥ)にもつながります。Mさんいは、靴ひもを通すとき、片膝を立て、なおかつ中腰で足に体重をかけた状態で締めるように指導しました。

靴も見ました。足を真っすぐに固定し、骨を支える靴のかかとがつぶれていたので、靴べらを使うように言いました。靴べらの利点はまず、靴が履きやすくなり、かかとが壊れないこと。そして靴が長持ちすることです。

どんなにいい靴を買っても、靴べらを使わなければかかとは次第につぶれ、寿命は持って半年。でも、靴べらを使ってかかとを守れば、2年は大丈夫。五千円の靴を半年サイクルで履きつぶすのと、二万円のしっかりした靴を2年サイクルで履くこと。一時的な出費は同じですが、体に良いのは明らかに後者の方でしょう。

Mさんは正しい靴の履き方を習慣化したおかげで、その後、二度とタコができることはありませんでした。


ひろのば体操」や「YOSHIRO SOCKS」によって持続的な社会に向けた活動ができるということを世の中に発信することで

社会課題を解決していく病院や施設を増やしていきたいと考えております。

こういった連載ができましたのも日頃応援いただく皆様のおかげでございます。

本当にありがとうございます。

この記事を書いた人

湯浅慶朗のアバター 湯浅慶朗 ひろのば体操の開発者

足指研究の第一人者。理学療法士。病院理事・副院長も歴任。東京大学・国際医療福祉大学と研究を行う。テレビ出演は『NHKガッテン』『NHK BS 美と若さの新常識』『NHK サキどり』『ガイアの夜明け』ほか多数出演、著書は『たった5分の「足指つかみ」で腰も背中も一生まがらない!』(PHP出版)など多数。ハルメクとオシャレな矯正靴を共同開発しています。

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