【医療監修】ストレートネックで寝るとつらい・朝が痛い理由|枕より先に見るべき寝返りと骨盤

目次

はじめに|「枕を変えてもダメだった」人へ

こんにちは。足指研究家の湯浅慶朗です。

ストレートネックの相談で、かなり多いのがこのパターンです。

寝ると首がつらい

朝起きた瞬間から痛い

枕を何個も試したけど、結局どれも合わない

夜中に目が覚める

こうなると、ほとんどの人がこう考えます。

枕が悪いのかな
寝方が悪いのかな
マットレスかな

もちろん枕は大事です。

でも、臨床で見てきた感覚としては、

枕を変える前に

「寝返りができない体の条件」が残っている人が多い

これが現実です。

この記事では、

  • なぜ寝ると首がつらくなるのか
  • なぜ朝が一番痛いのか
  • なぜ枕を変えても戻るのか

この3つを「寝返り」と「骨盤」という視点から整理します。

ストレートネック全体の構造を先に整理したい方は、こちらが入口になります。

▶︎【医療監修】ストレートネックの本当の原因は足元にあった?|足指・靴・靴下・重心から見直す予防&改善ガイド

結論|朝つらい人は「首」ではなく“寝返りが止まる姿勢”になっています

最初に結論を言います。

ストレートネックで寝るとつらい人の多くは、

寝ている間に寝返りが少なく

首の筋肉が固まり続けている

この状態になっています。

そして、その寝返りが止まる背景には、

骨盤の硬さ

背中の丸まり

呼吸の浅さ

こうした条件が重なっていることが多いです。

つまり、

枕だけで解決しようとすると
原因の本体に届かない

ということが起きます。

ストレートネックで「寝るとつらい」「朝が痛い」人に多い症状

ストレートネックの寝起き症状には、いくつか特徴があります。

朝起きた瞬間から首が固い

首の付け根が痛い

肩も重い

寝返りを打った記憶がない

夜中に目が覚める

枕を外すと少し楽な気がする

横向きのほうがマシ

こういう人は、

寝ている時間が

“回復”ではなく“固定”になっている

可能性があります。

なぜ寝ると首がつらくなるのか?3つの原因

① 首が前に出たまま固まる(首の前突が固定される)

ストレートネックは、簡単に言えば

首が前に出た姿勢が

日中に固定されている状態

です。

この状態で寝ると、首は

日中の前突のクセを
そのまま引きずったまま

になりやすいです。

結果として、寝ている間も首の後ろ側が緊張し続け、

朝、首が固まって動かない

という状態が起きます。

② 寝返りが少なく、首の筋肉が休めない

寝返りは、ただの寝相ではありません。

寝返りには

筋肉の圧迫を分散する

血流を変える

関節の角度をリセットする

こういう役割があります。

ところが、寝返りが少ないと

首の同じ部分が

ずっと緊張し続ける

ため、朝に痛みが出やすくなります。

そして寝返りが少ない人ほど、

枕が合わない

マットレスが合わない

という悩みにハマりやすいです。

③ 骨盤が硬いと、寝返りの主役が「首」になる

ここがかなり重要です。

寝返りは本来、

骨盤と胸郭(肋骨まわり)が回旋して起きる動き

です。

でも骨盤が硬い人は、寝返りがうまくできず、

首と肩だけで

向きを変えようとする

ことが起きます。

これが、

朝の首の痛み

夜中の目覚め

寝ても疲れが抜けない

につながっていきます。

「枕が悪い」と思ってしまう理由

枕を変えると一時的に楽になる人もいます。

これは、

角度が変わった

首の負担が少し分散した

という意味で、間違いではありません。

でも、根本的には

寝返りができない

骨盤が固い

日中の姿勢が戻る

この条件が残っていると、

数日〜数週間で

またつらくなる

ということが起きます。

つまり、

枕が悪いのではなく

枕で補わないといけない体の状態が続いている

これが本質です。

ストレートネックの寝起き痛は「日中の姿勢」が作っています

寝ているときだけが原因なら、日中は楽なはずです。

でも実際は、

日中も首がつらい

夕方に重くなる

画面を見ると悪化する

という人が多いです。

つまり、

日中に作った姿勢のクセを

夜にリセットできていない

という状態です。

首が痛いタイプはこちらで詳しく整理しています。

▶︎【医療監修】ストレートネックで首が痛いのはなぜ?負担が集中する姿勢パターン

足指研究所の視点|寝返りが止まる人ほど「足元」が崩れています

ここが足指研究所らしいポイントです。

寝返りが少ない人ほど、日中の立位や歩行で

重心がズレている

ことが多いです。

足元の重心がズレると、体は立っているだけで

無意識にバランスを取り続ける姿勢

になります。

スクロールできます

その結果、

背中が丸まり

首が前に出て

呼吸が浅くなり

寝返りが減る

という流れが起きやすくなります。

枕を変えても戻る人ほど、

首ではなく

「寝返りが止まる条件」が残っている

この可能性を疑ってみてください。

こんな人は「寝返りと骨盤」タイプの可能性が高いです(セルフチェック)

次に当てはまる人ほど、枕より先に寝返りを疑う価値があります。

朝が一番つらい

横向きだと少し楽

寝返りした記憶がない

起きた瞬間に首が固い

眠りが浅い

呼吸が浅い

反り腰か猫背どちらかに偏っている

まとめ|寝起きの首痛は「寝方」ではなく“寝返りができない姿勢”の結果です

ストレートネックで寝るとつらい・朝が痛い人は、

枕の問題に見えて

実際は寝返りが止まっている

ケースが多くあります。

そして寝返りが止まる背景には、

骨盤の硬さ

背中の丸まり

足元の重心のズレ

が重なっていることがあります。

枕を変える前に、

首が頑張らなくていい姿勢の条件

を見直すことが、遠回りに見えて一番ブレません。

足指への3つのアプローチ

— ただし、順番があります

私は2006年以降、病院における臨床の場で、体操・靴下・歩き方・靴の指導を中心に、足指の変形や機能不全、そしてそれに関連する整形外科的な不調に対する対応を行ってきました。

外反母趾、内反小趾、かがみ指、浮き指、寝指、足趾機能不全に加え、膝・腰・股関節・姿勢といった問題についても、足指からの介入を軸に経過を観察してきた臨床の積み重ねがあります。

これは理論だけの話ではありません。長年にわたる臨床数と経過、データの蓄積の中で、「動かす・保つ・使い続ける」という視点が共通して重要であることが整理されてきました。

その結果として、ここで紹介しているひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・YOSHIRO WALKという3つのアプローチに集約されています。

1. ひろのば体操

足指を「動かして」広げて伸ばす

ひろのば体操は、足趾機能不全によって低下しやすい足指の可動性や感覚入力を取り戻し、足指が本来の動きを発揮しやすい状態をつくることを目的に考案された体操です。

外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指など、足指がうまく使われにくくなっている状態に対して、日常で取り入れやすいアプローチの一つです。

2. YOSHIRO SOCKS

広がって伸びた足指を「保ち続ける条件」をつくる

YOSHIRO SOCKSは、足の中で起こりやすい「滑り」「指の押し込み」「アーチの崩れ」といった足元環境のストレスに着目し、

  • 足指が広がりやすい
  • 足指が伸びやすい
  • 足裏のアーチが保たれやすい

足元環境を整えることを目的に設計された靴下です。外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指・足趾機能不全など、足指の使われ方が関与するケースで検討される選択肢の一つです。

3. 小股歩き

日常動作の中で、足指が“使われ続ける”状態をつくる

小股歩きは、歩幅を抑えることで足指を感じながら地面を捉えやすくする歩き方です。

体操や足元環境の見直しと組み合わせることで、足指に関わる筋活動が起こりやすい条件をつくる考え方として紹介しています。

無理なく続けられる形を選んでください

・体操から始める人

・足元環境から見直す人

・両方を組み合わせる人

どれか一つに決める必要はありません。足指の問題は、方法よりも「続けられる条件」が大切です。


まず迷っている方へ

— どれから始めるか迷ったら、ここを基準にしてください —

  • 体操が続かなかった人
  • 歩き方を意識する余裕がない人
  • 靴をすぐに変えられない人

この場合は、

② YOSHIRO SOCKS(足元環境を整える) から始めるのが現実的です。

足指は「動かす前に、使われる環境」が整わないと戻りやすいため、

まずは日常の中で 足指が使われにくい状態を減らす ことが優先されます。


すでに体操ができている方へ

① ひろのば体操 + ② YOSHIRO SOCKS

動かした足指を、そのまま保てる条件が重なることで、

足指が使われやすい状態が続きやすくなります。


余裕が出てきた方へ

③ 小股歩き を組み合わせることで、 日常動作の中でも足指が“使われ続ける”条件が整っていきます。

※どれか一つを「完璧にやる」必要はありません。

足指の問題で大切なのは、無理なく続けられる順番を選ぶことです。

次に知りたいことを選んでください

目次