【社会貢献】アニマルセラピー活動を支援しました──“身体だけでなく、心にも寄り添う支援を”

足指ドクターによる解説

YOSHIRO YUASA
湯浅慶朗

理学療法士(Physiotherapist)、足指博士、足指研究所所長、日本足趾筋機能療法学会理事長、ひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・ハルメク靴開発者。元医療法人社団一般病院理事・副院長・診療部長。専門は運動生理学と解剖学。足と靴の専門家でもあり、姿勢咬合治療の第一人者でもある。様々な整形疾患の方(10万人以上)を足指治療だけで治してきた実績を持つ。東京大学 石井直方 名誉教授の弟子でもある。

目次

はじめに──身体のケアから「心のケア」へ

足指研究所(株式会社グラッドデザイン)では、創業当初から「足元から人間の尊厳を取り戻す」という理念のもと、健康・教育・福祉・環境の分野において社会貢献活動を続けています。

2024年9月、私たちは新たに一般社団法人 福岡アニマルセラピー協会 へ活動支援のための寄付を行いました。

この寄付は、「身体だけでなく、心にも寄り添う支援を」という当社の方針に基づく取り組みです。人が立ち上がる力を“足指”から支えるように、心が前を向く力を“動物とのふれあい”から支えたい。

そんな想いを込めた支援です。

福岡アニマルセラピー協会とは

一般社団法人 福岡アニマルセラピー協会は、「動物と人とのふれあいを通じて心のケアを行う」非営利団体です。

高齢者施設や病院、障がい者支援施設、児童養護施設などを訪問し、犬や猫などのセラピーアニマルが人々と触れ合う機会を提供しています。

アニマルセラピーは、単なる癒しではなく、科学的にも「自律神経の安定」や「社会性の回復」「うつ症状の軽減」など、さまざまな効果が報告されています。

この活動は、医療やリハビリテーションの現場では補いきれない、“心の再生”という領域において、非常に大きな意味を持ちます。

湯浅慶朗の想い──リハビリの原点は「感じること」

私自身、理学療法士として長年にわたり、

病院やリハビリ現場で多くの患者さんと向き合ってきました。

その中で強く感じたのは、

「身体を動かすこと」よりも、「心が動くこと」のほうが、

人の回復に大きな影響を与えるという事実です。

「リハビリの原点は“動かすこと”ではなく、“感じること”。動物とのふれあいは、人間の心に“動く理由”を思い出させてくれます。」

足指を動かす研究を通じて、

私は“身体と心は常に一体である”ということを学びました。

アニマルセラピーの活動は、その哲学を社会全体に広げる重要な架け橋です。

非医療的支援がもたらす「生きる力」

足指研究所の活動は、主に「身体の再教育」に焦点を当てています。

一方で、アニマルセラピーは「情緒の再教育」にあたります。

両者は異なるように見えて、実は深くつながっています。

たとえば、犬や猫に触れることで副交感神経が優位になり、

筋緊張がゆるみ、呼吸が深くなる──

この一連の反応は、私たちが足指を通じて姿勢を整える時と同じ

“神経生理学的メカニズム” に基づいています。

つまり、アニマルセラピーは「心の姿勢を整える」活動なのです。

このように、非医療的なアプローチであっても、人間の機能と尊厳を回復させる

という点で、YOSHIRO SOCKSひろのば体操と通じる部分が多くあります。

寄付の目的──心に寄り添う社会をつくるために

今回の寄付は、単なる金銭的支援ではなく、

「共感」と「循環」を生むための取り組みです。

私たちはこれまで、

といった団体に継続的に寄付を行ってきました。

そこに加えて今回のアニマルセラピー支援は、

「身体」と「心」、そして「人と動物」という3つの世界をつなぐ、

新しい形の社会貢献です。

「足指から身体を整え、動物とのふれあいで心を整える。その両輪が、これからの“健康のかたち”をつくっていく。」

今後の展望──足元から心までを支える社会へ

私たちは今後も、医療や福祉の枠を超えて、

「人間の機能と感情を一体で支える社会づくり」を目指していきます。

アニマルセラピー支援はその第一歩です。

将来的には、足指研究所の研究成果を活かしながら、

情緒面のケアやストレス軽減に寄与する

“心身統合プログラム”の開発にも取り組んでいく予定です。

まとめ──心が動けば、身体も動き出す

足指研究所の使命は、

「歩けない人をもう一度歩けるようにすること」だけではありません。

それ以上に、「もう一度、生きる力を思い出してもらうこと」。

アニマルセラピーの現場では、

動物と触れ合った瞬間に、笑顔が戻る人がいます。

それはまさに、“心が動いた瞬間”です。

私たちはその小さな奇跡を信じ、

これからも「足指から心へ」とつながる社会貢献を続けていきます。

関連リンク

足指への3つのアプローチ

外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指。

足指の問題というより

筋肉が使われなくなった結果

として固定化した状態です。

足指の筋肉が働く条件は、

・動かせる

・働ける

・使われ続ける

この3つ。

そこから導かれるアプローチが、

以下の3つです。

1. ひろのば体操

足指を、広げて、伸ばし、動ける状態に戻す。

筋肉を鍛えるためではなく、本来の動きを発揮できる準備を整えるためのアプローチです。

2. YOSHIRO SOCKS

YOSHIRO SOCKSは、靴下という形をした、もうひとつの筋肉です。

足指・足底の筋肉の仕事を、張力と立体構造によって、薄く一体化して引き受ける構造体です。

3. 小股歩き

立つ。歩く。動く。

そのすべてが、足指を使い続けるための時間になります。

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