はじめに──「子どもの足から未来を変える」という想い
私たち株式会社グラッドデザイン(足指研究所/YOSHIRO STUDIO)では、
創業当初から「足元から人間の尊厳を取り戻す」という理念のもと、
社会や次世代に対して何ができるかを常に考えてきました。
その一環として、2008年の創業以来、毎年さまざまな社会貢献活動を行っており、
その中でも特に大切にしているのが「子どもたちの足を育てる活動」です。

2024年6月、私たちは福岡県久留米市にある
青木保育園および芦塚下田保育園へ、YOSHIRO SOCKSを寄贈しました。
この活動は単なる寄付ではなく、
長年にわたり続けてきた「保育現場での足指研究」の延長線上にあります。
継続する共同研究──保育園での“足指教育”の実践

実はこの2つの保育園は、足指研究所が行っている
研究プロジェクトに参加してくださっている教育機関でもあります。
研究テーマは「園児の足指発達と姿勢保持能力の関係」。
2018年から継続してデータ収集と観察を行ってきました。
コロナ禍の影響で一時的に休止していましたが、
改めて「足元の教育」が子どもたちの発育に与える影響を再検証する予定です。
園児たちが日常の中で自然に足指を使えるようにすることで、
- 転倒の減少
- 姿勢保持の安定
- 集中力・体幹バランスの向上
といった変化が少しずつ見られるようになりました。
この成果を受け、今回は研究協力の感謝の意も込めて、
園児と保育士全員にYOSHIRO SOCKSを寄贈しました。
寄贈の目的──「足元の安全」と「教育の質」の両立
寄贈の目的は単に靴下を配ることではありません。
私たちが大切にしているのは、“足元の安全性と教育の質の向上”です。
園児にとって、足指がしっかり地面をつかむことは「姿勢教育の第一歩」です。
また、保育士にとっては「滑らない」「疲れにくい」「動きやすい」ことが、
日々の安全な保育活動につながります。
実際、寄贈後のアンケートでは以下のような声をいただきました。
「子どもたちの姿勢が変わった気がします」
「走るときに転ぶ回数が減りました」
「靴下ひとつで、こんなに動きが安定するとは思いませんでした」
こうした変化は、単に“モノを渡す支援”ではなく、
生活の質を変える支援としての価値を持っています。
地域社会への恩返し──足元から支える未来
YOSHIRO SOCKSの開発は、私自身の妻の足の悩みから始まりました。
そして、その研究の礎を築かせていただいたのが、
この久留米市の保育園の先生方と子どもたちです。
保育現場でのフィードバックがなければ、
今のYOSHIRO SOCKSは完成していなかったと言っても過言ではありません。
だからこそ、今回の寄贈は「感謝の循環」でもあります。
研究に協力してくださった園児・保育士・先生方への恩返しとして、
そして何より、未来を担う子どもたちの健やかな成長を願って。
「足指を育てることは、姿勢を育てること。
姿勢を育てることは、生きる力を育てること。」
この信念を胸に、私たちはこれからも地域社会とともに歩み続けます。
今後の展望──教育現場への「足指サポート」拡大へ
今後は福岡県内だけでなく、
全国の教育・保育機関へのサポートを少しずつ拡大していく予定です。
単に靴下を寄贈するのではなく、
- 姿勢教育プログラムとの連携
- 保育士向け「足指セミナー」開催
- 足圧・姿勢計測の研究データ提供
といった活動を通じて、
“科学と教育をつなぐ地域モデル”を構築していきます。
まとめ──小さな足から、大きな未来を
青木保育園・芦塚下田保育園の子どもたちは、
毎日裸足やYOSHIRO SOCKSを使いながら、
自分の足でしっかり立つ力を身につけています。
その姿を見るたびに、
「足元から未来を支える」という言葉の意味をあらためて感じます。
これからも足指研究所は、
一人ひとりの“足元の可能性”を信じて活動を続けていきます。

