医療法人における人的支援と経営協力について──“医療を止めない”という選択

足指ドクターによる解説

YOSHIRO YUASA
湯浅慶朗

理学療法士(Physiotherapist)、足指博士、足指研究所所長、日本足趾筋機能療法学会理事長、ひろのば体操・YOSHIRO SOCKS・ハルメク靴開発者。元医療法人社団一般病院理事・副院長・診療部長。専門は運動生理学と解剖学。足と靴の専門家でもあり、姿勢咬合治療の第一人者でもある。様々な整形疾患の方(10万人以上)を足指治療だけで治してきた実績を持つ。東京大学 石井直方 名誉教授の弟子でもある。

目次

はじめに

株式会社グラッドデザイン(足指研究所)は、2006年の創業以来、「人の暮らしに寄り添うものづくり」を軸に活動してきました。その理念は製品づくりにとどまらず、社会の持続的な支援体制の構築にも生かされています。

2019〜2022年:地域医療法人への協力

2019年から2022年にかけて、当社代表・湯浅慶朗は、経営危機に直面していた地域医療法人において、理学療法士としての専門的立場からリハビリ提供体制の立ち上げおよび運営支援を行いました。

同時に、法人の事務・総務・地域連携・経営改善にも深く関与し、現場で必要とされるあらゆる実務を担ってきました。

当時、グラッドデザインの事業運営を続けながらも、「医療を止めないこと」「必要な人のそばにいること」を最優先に、企業としての利益よりも“いま助けを必要とする現場”を選択しました。

これは「経営支援」ではなく「人間支援」

この行動は、単なる外部協力ではなく、サステナビリティ理念に基づく“人的貢献”として実施されたものです。

「目的なき利益に、意味はあるのか?」

その問いを胸に、企業資産・人的リソース・時間を社会に還元するという選択を続けてきました。

このときの経験は、後のYOSHIRO SOCKSの設計思想——

「身体を支えるものづくり」と「心を支える社会貢献」——を

繋ぐ根幹となっています。

医療を止めないという覚悟

医療機関における経営困難は、地域全体の生活基盤に直結します。

医師・看護師・リハビリ職員の離職が続き、施設運営が危うくなる中、湯浅は理学療法士としてリハビリ体制を再構築しながら、経営側・現場側の両面から“医療を止めない”努力を続けました。

その3年間は、まさに「企業家」と「臨床家」の両立を試された期間でもあります。

すべては「生きる力」を支えるために

目の前の患者さんの笑顔、

医療スタッフの安堵、

地域住民の「ここがあってよかった」という声——

それらが、私たちにとっての報酬でした。

「困っている人を見過ごさない」

その姿勢こそが、グラッドデザインの根幹であり、すべてのプロダクトに息づいている信念です。

関連リンク

社会貢献活動

足指への3つのアプローチ

外反母趾・内反小趾・屈み指・浮き指・寝指。

足指の問題というより

筋肉が使われなくなった結果

として固定化した状態です。

足指の筋肉が働く条件は、

・動かせる

・働ける

・使われ続ける

この3つ。

そこから導かれるアプローチが、

以下の3つです。

1. ひろのば体操

足指を、広げて、伸ばし、動ける状態に戻す。

筋肉を鍛えるためではなく、本来の動きを発揮できる準備を整えるためのアプローチです。

2. YOSHIRO SOCKS

YOSHIRO SOCKSは、靴下という形をした、もうひとつの筋肉です。

足指・足底の筋肉の仕事を、張力と立体構造によって、薄く一体化して引き受ける構造体です。

3. 小股歩き

立つ。歩く。動く。

そのすべてが、足指を使い続けるための時間になります。

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