湯浅慶朗の足育・歩ける足づくり講座

第3

外反母趾、男性にも

代表的な足指の変形

 

前回の「浮き指」の巻で、足指の変形によって筋肉の使い方が変わり、ひざ痛や腰痛を引き起こすことが分かっていただけたでしょうか?今回は、そのほかの代表的な足指の変形を解説していきます。

外反母趾(がいはんぼし)

両足をそろえて床に腰を下ろすと、左右の親指の間にV字の隙間ができます。そこに手の人差し指が、足指の付け根部分まで入ると「外反母趾」です。体を支える大黒柱である親指が曲がることによって指の神経が圧迫されると、靴を履かなくても痛むようになります。近年は、先のとがったパンプスを履く女性だけでなく、子供や男性にも急増しています。

寝指(ねゆび)

親指に比べると存在感に欠ける小指。でも手に小指がなければ、しっかりと鍋を持つことも、バットを振ることもできません。足も同様で、小指が使えなければきちんと歩けません。

 

小指や薬指が真横に寝転んでいたり、「く」の字に曲がってしていたら「寝指」。爪が小さい人や、爪の生え方に異変がある人は寝指の可能性大です。親指の爪の向きが斜めを向いている状態で、親指の真横にタコのある人も寝指です。

屈み指(かがみゆび)

上から自分の足を見て、第2〜4指(人差し指〜薬指)の爪が、真下を向いていたり、見えにくかったりしたら「屈み指」です。足指の裏、足指先、もしくは足指の関節の上にタコや赤黒い染みのある場合が多いです。

内反小指(ないはんしょうし)

ボールペンや定規などを小指側に当て、爪のところに隙間があれば内反小指といいます。小指の付け根が赤い、小指の爪が小さい、薬指と小指の間にタコができていたら可能性が大きいです。

さて、しげしげと自分の足を見ると、正常な人の方が少ないと思います。かくいう私も20代のころは、サイズの合わないウエスタンブーツを無理に履き、ひどい外反母趾でした。腰痛にもなり、寝返りやしゃがむ動作も困難な状態。スポーツで筋力をアップさせても腰痛の改善には至りませんでした。

 

その後、足指と全身の関係を見いだし、日常生活を見直してさまざまなケアを施すと、人差し指に乗りかけていた親指が、以前と比べ物にならないほど真っすぐになりました。それとともにいつしか腰痛も消えていました。

三点バランス