足指変形と姿勢・咬合の関連性に関する研究

2017年に新たに寝たきりゼロの国づくりの第一歩として、理学療法士と歯科医師がタッグを組んで久留米市の保育園で研究をスタートさせました。園児たちの姿勢を改善させることが目的で、医療関係者と連携して今後1年かけて調査を実施。姿勢の悪い園児に歯並びが悪い子が多いことが調査のきっかけ。足指を広げ安定して立てるようになることで姿勢が良くなり、歯並びが変わった症例を持つ理学療法士である私と、姿勢を正して噛み合わせや歯列矯正を行う歯科医師と一緒に実態を調べ、改善策を探ることにしました。きちんとしたデータを取り、子供達の健康づくりに役立てたいと考えています。

姿勢と歯並びの関連

口呼吸と低位舌

歯並びを悪くする原因の一つに「口呼吸」と「低位舌」があります。お口の体操やマウスピース式の矯正装置を行っても、後戻りを起こしたり、口呼吸や低位舌が改善しない方もいらっしゃいます。そこには姿勢が崩れることによる口呼吸や低位舌を引き起こしているからです。よりスムーズに矯正治療を行うために、簡単に姿勢を改善させるためのソックスタイプの矯正装置を開発しました。専用設計されたソックスを使って姿勢を良くし、口呼吸や低位舌を改善しやすくしていきます。現在行なっている歯列矯正装置・口腔機能訓練を併用することにより、後戻りを起こさない理想的な歯並びを実現させるための研究です。

霊長空隙

お子さんのお口の中では、乳歯から永久歯への交換という、とても大規模な変化が訪れます。その際、永久歯への移行を少しでもスムーズに達成するため、歯と歯の間に隙間が適切な時期に、適切な量だけ生じることで、歯の交換がスムーズに進み永久歯が綺麗に並んでいくのです。

狭窄歯列の割合

A保育園:82%0%
S保育園:82%0%

過蓋咬合

過蓋咬合とは、上下の前歯の噛み合わせが深く、上の前歯が下の前歯を覆っている状態のことで、「ディープバイト」とも呼ばれます。正常な噛み合わせの場合、「イー」と口を開けたとき、上の前歯は下の前歯を3分の1から4分の1(2~3mm)くらい覆っていますが、過蓋咬合の場合、下の前歯がほとんど見えないくらい上の前歯が極端に深く被さっています。上の歯が下の歯に大きく被さっており、歯と歯の接触が著しいため下顎を動かしにくくなります。そうなると、慢性的に顎の関節に負担がかかり、口を開けにくくなったり、口を開けるときにカクカクと音がしたり、痛くて口を大きく開けられないといった症状を伴う「顎関節症」を発症することがあります。また、前歯同士が強く接触することで歯が極端にすり減りますし、重度になると、下の前歯が上顎の歯茎を傷付けて炎症を起こすケースもあります。

過蓋咬合の割合

A保育園:14%0%
S保育園:23%0%

反対咬合

下の歯が上の歯より前に出ており、噛み合わせが上下で逆になっている不正咬合のことで、「反対咬合」「受け口」とも言われます。口を閉じたときに上の歯が下の歯に被さり、上の歯が外側になるのが正常な状態ですが、下顎前突の場合は反対で、下の歯が上の歯に被さるため下の歯が外側になります。歯がしっかり噛み合わず、食べ物を噛み切りにくいのも問題です。発音においても、「サ行」や「タ行」が発音しづらくなるなどの影響が出ますし、顎関節症を誘発するリスクもあります。

反対咬合の割合

A保育園:16%0%
S保育園:14%0%

猫背

姿勢が悪くなることで顎の発育不全が起こりやすくなり、永久歯が綺麗に並びにくくなります。顎の上部に存在する鼻腔(息の通り道)の発達にも影響を与え、鼻炎やアレルギーなどの鼻疾患や鼻で呼吸がしにくい状態になります。姿勢が悪かったり鼻で呼吸がしにくいと自然と常に口をポカンとあけて口呼吸をするようになります。過蓋咬合になりやすいのが猫背になります。

猫背の割合

A保育園:82%0%
S保育園:87%0%

反り腰

猫背と同様で、姿勢が悪くなることで顎の発育不全が起こりやすくなり、永久歯が綺麗に並びにくくなります。顎の上部に存在する鼻腔(息の通り道)の発達にも影響を与え、鼻炎やアレルギーなどの鼻疾患や鼻で呼吸がしにくい状態になります。姿勢が悪かったり鼻で呼吸がしにくいと自然と常に口をポカンとあけて口呼吸をするようになります。反対咬合になりやすいのが反り腰になります。

反り腰の割合

A保育園:16%0%
S保育園:14%0%

ストレートネック

猫背や反り腰になるとストレートネックを引き起こしやすくなります。鼻からの通り道が狭くなることで酸素摂取量が低下し、顎の発育不全が起こりやすくなり、永久歯が綺麗に並びにくくなります。脳の発達にも影響を与え、ADHDや学習障害などを起こしやすい状態になります。

ストレートネックの割合

A保育園:91%0%
S保育園:82%0%

O脚

O脚はひざ痛や股関節痛だけでなく、脚の長さの左右差によって側湾症や顎のズレが起こりやすくなり、食いしばりや永久歯が綺麗に並びにくくなります。カラダのゆがみは片方でばかり噛むクセがついてしまうので、歯周病や虫歯にもなりやすくなりなります。

O脚の割合

A保育園:40%0%
S保育園:32%0%

X脚

X脚もひざ痛や股関節痛だけでなく、脚の長さの左右差によって側湾症や顎のズレが起こりやすくなり、食いしばりや永久歯が綺麗に並びにくくなります。カラダのゆがみは片方でばかり噛むクセがついてしまうので、歯周病や虫歯にもなりやすくなりなります。

X脚の割合

A保育園:60%0%
S保育園:68%0%

かかと重心の割合

足指が変形すると体重がカカトに乗りやすくなります。カカト重心のままだと猫背や反り腰を引き越しやすくなり、噛み合わせや歯並びに影響を与えてしまいます。

重心の割合

A保育園:76%0%
S保育園:77%0%

足指の接地本数

浮き指の子どもたちが増えてきて、足指を使わないために土台である足が不安定となっています。足が発達してはじめて姿勢も発達していくため、姿勢を良くするためには足指がすべて地面についている必要があるのです。

足指の接地本数

A保育園:9%0%
S保育園:7%0%

NHKガッテンに出演

2017年に行われた保育園等との共同研究により、ひろのば体操による効果をさらに検証を重ね、ひざ痛や腰痛などの関節の痛みにも効果があることがわかりました。猫背や反り腰、O脚やX脚などの変形にも改善効果を発揮し、姿勢が改善することによる口呼吸率の低下も実証することができました。その検証結果はNHKガッテンにも取り上げられたほどです。

予防は乳幼児期から

乳幼児期に間違った「抱き方」「授乳の方法」「寝かせ方」「靴の履き方」により姿勢が悪くなると、理想的な鼻呼吸ができなくなり、顔の発達が未熟のまま育ってしまいます。その結果、顎の発育不全により歯と歯の間の隙間が狭くなり、永久歯が生える場所が少なくなってしまい、歯並びが悪くなります。その予防は乳幼児期から行なっていくととてもラクに矯正していくことができます。

 

姿勢により噛み合わせは大きく変わっていきます。様々な環境要因が原因となって姿勢は崩れます。母親の抱き方・授乳姿勢・睡眠時姿勢・離乳食・椅子の高さと形状・歩き方・靴の履き方などを変えていくことにより、人間が本来あるべき理想姿勢に戻し、口腔機能(正しい呼吸と嚥下)が向上し、子供に限らず成人においても咬合・歯列の成長を促すことができます。HIRONOBA®︎予防矯正は基本的には、なるべく「道具を使わず」に、咬合・歯列を悪くならないようにしていくことを目指しています。

共同研究施設

医療法人社団つじむら歯科医院

神奈川県伊勢原市にある「つじむら歯科医院」では患者さまとのコミュニケーションを大切にしながら、できるだけ歯を抜かず、できる限り歯を削らない治療を提供されています。理念の根幹に「人生100歳時代をサポートする」「口径の健康から全身の健康へ」を置き、患者様と生涯にわたりお付き合いできるように、日々取り組んでおられます。むし歯と歯周病を根本的に改善するためのトータルヘルスプログラムでは、再発のない、生涯一度きりの歯科治療実現を目指しておられ、かみ合わせ(咬合)と全身との関連に力を入れられています。

青木保育園・芦塚下田保育園

芦塚下田保育園では、健康・人間関係・言葉・環境表現の五つの領域を基本方針に、心身ともに健全な子供を育成することを目標にされています。日本で唯一、保育園にフットケアセンターを併設し、ひろのば体操を毎日行いながら、足・姿勢・歯並びを定期的に観察しながら子どもたちの健全な育成をサポートしています。青木保育園の姉妹園として、敬老会や小学校の運動会・城島まつり・老人ホームの慰問等にも積極的に参加して、お年寄りやお兄さんお姉さんとの交流会を深めるよう努め、地域蜜着型の保育を行います。

足と姿勢と咬合研究所

足と姿勢と咬合研究所は、福岡・東京を拠点として会員制トータルヘルスコンサルティングのほか、「ひろのば体操」「足と姿勢と咬合理論」を世界中に普及させるために、日本国内のみならずニューヨークやバンコク等でも講演活動やセミナーを行っている。

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YOSHIRO  STUDIO

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