筋の機能解剖に基づいた口呼吸・低位舌の考察

姿勢と咬合のセミナーが随分と一人歩きを始めたので、皆んな混乱しているんじゃないかな…と思います。姿勢のことよくわからないまま、とりあえず足が大事だからって患者さんに説明していませんか?

 

良く理解できず取り入れている歯科医院が多すぎる

 

言葉悪いかもしれませんので、先に謝っておきます(汗

 

10年前から歯科医院向けに「足指と姿勢と咬合セミナー」をやってきました。全部独学で構築したもの。多分誰も真似できない。表面上は真似できても本質を理解できていなから、何か質問されれば答えられなくなる。簡単な内容だけど、奥は深い。本質は足指にはないって分かるようになるまで5年くらいかかると思います。

 

足指が変形してカカト重心になると姿勢が悪くなるから「口呼吸」になりやすいんだよ…って話はわかるけど、患者さんはどこまで頑張れば良いか分からず、ただひたすらにやり続ける。エンドポイントもないし、姿勢の基準もないし、そもそも口呼吸や低位舌ってどこがゴールなの??口唇閉鎖力?舌圧?どれくらいになれば合格なの??口唇閉鎖力が異常に強くなったのに口を閉じないままって人たくさんいますよね。その場合、患者さんになんて説明しているの?クセだから?意識していないから?まだ筋力が足りないから?

 

足指のこと頑張るのもいいけど、ゴールはどこですか?最終目標はあるんですか?何のために足指体操やたり、矯正靴下を履いているの?はだしの状態でどうなればいいわけ?そこにもエンドポイントがないセミナーが多い。足指も姿勢も大事って言っているのに、足指と姿勢の基準・エンドポイント解剖学的分析ができる人がいない。グー・チョキ・パーがどうして必要なの?その定義は?

 

受講生400名以上に同じ質問をしています。「良い姿勢って何ですか?」「良い姿勢の基準は何ですか?」「何を持って良い姿勢と言っているのでか?」と。誰も答えることはできません。これは歯科医師・歯科衛生士だけでなく、医師・理学療法士・作業療法士・言語療法士でさえも言葉をにごします。そんなこと真剣に考えたこともないだろうし、自分自身が姿勢に困っているわけでもないので深くは追求しない。何かのセミナーの受け売りをそのまま患者様に伝えて、患者さんも医療者も混乱している。

 

高齢者用のMFTをいい加減にやめてしまおう!!

 

MFTで口閉じるようになったっていう医院もあるけど、よく見ると「オトガイ筋」が緊張していて無理に口を閉じているだけだということが分かる。そんなことをしたら逆に上下顎が成長しないし、顎関節症に移行するし、変な飲み込みをするようになりますよ?ちゃんとその子の口腔筋機能・姿勢解剖が見れていますか?猫も杓子も足指だ!姿勢だ!って時代になって、10年前に始めた「足指と姿勢と咬合セミナー」の時は笑われたりバカにされたりしたけど、流行の波になるためだけに何となく姿勢のことを取り入れても患者さんが混乱するだけです。

 

全国でも有名な姿勢のことを導入した医院に通っていたけれど、結局意味が分からず、エンドポイントがなく、やってもやっても変わらないって患者さんがうちに何人も来ている。話を聞けば聞くほど「何の説明もなく」「とにかく大事だから」「変わらないのはあんたのせい」だと言われるだけ。あたかも先駆者的な感じでうたってはいるけど、そこには理論も症例もない。感覚的に色々なセミナーをかいつまんで良いところどりをしているだけに過ぎないから、まるですごそうに見えるけど中身はない。質問すれば答えが返ってこないか、怒られるか、言葉をうやむやにして勢いだけで押し通そうとする。本当にそれでいいの??ネットを駆使する若い世代の人間にはいつか通用しなくなりますよ?

 

昔からセミナーで伝えていますが、大切なことは「本当の原因」を知ることです。本当の原因を理解して、自分自身が変わって、人に説明できるようになること。勝手に口が開くわけでもないし、好きで舌を下げているわけでもない。高齢者じゃなんだから、いいかげん筋力低下が原因ってことを捨てた方が良い。そんなはずないんですから。MFTの起源をたどれば、それが乳幼児とか学童期の子供に通用するはずもないことは理学療法士であれば誰にでも理解できる。口に直結するからMFTが受け入れられやすかったんだろうけど、あまりにも浅はかで解決するはずもない。

 

口とか舌だけでなく、筋肉や筋膜からも離れなければ答えは見つからない

 

低位舌だからって舌にアプローチしても、そこに答えはないのだからほとんど変化はない。一時的に変わってもすぐに元に戻る。治療家向けセミナーの「たった5分で変わる!!」系のセミナーと同じで、5分で確かに変わるけど5分ですぐに元に戻る。カラダはそんな単純じゃないんだから、5分で変わったらオバケだと思います。

 

そしてブームになっているけど、筋膜リリースからも離れた方が良い。確かにつながっているのは分かるけど、筋膜リリースしても意味がないでしょ。筋膜は結果として萎縮しているんだから、萎縮している場所にアプローチしてもすぐに元に戻る。筋肉をモミモミするのと同じ。そもそも筋膜を剥がすなんてことはできない…と理学療法士は誰もが思っている事実。それに日本に入ってくる10年前くらいから「次は筋膜を日本の流行にします」って流れがあって、その流れはメディアが作り上げたものなんだから、いちいちメディアに踊らされる医療従事者にはならない方が良い。どうせブームはすぐに過ぎて、ブームに乗った人間は次のブームに乗らなければならないし、一見最先端のようで中身がない。

 

はっきり言えば「筋膜は剥がせない」ってことです。剥がすって言う以前に「癒着とかしていない」のだから、癒着していないものをどうやって剥がしていくのだろうかと不思議に感じるのは、私だけではないと思います。有名な大学教授や米国理学療法士が語ると、あたかもそれらしく聞こえてしまうけど、じゃあ聞くけど「筋膜が癒着した原因は何?」って質問に的確に答えられる人は世界中探してもいないのが事実。何らかの理由で…ってあやふやにされてしまうけど、それでも何となく良さそうだから取り入れるって整骨院や整体院が多いことも事実。もっと物事を真剣に考えた方が良いと思う。

 

筋肉とか筋膜とかまだアプローチしているのか…と若い世代の理学療法士は思っているし、ここを押せばこの痛みがなくなる系のセミナーは柔道整復師か整体師しか受講しない。さまよっている理学療法士も受講しているって耳にする。一時的にカラダに変化をもたらす技術なんて無限にある。無限にあるってことは変わらないってことの証です。的を得ていないからメソッドが多くなりすぎる。歯科セミナーでもありますよね。異様にメソッドが多くて習得できない系のもの。何度も何度も再受講して、受講生は受講回数が多いから何となくマスターした気になってしまう。でもそれが通用するのは40代以上の受講生だけであって、20代・30代の受講生だとそうはいかない。質問攻めにあうけど、そもそも中身がないから答えられないか、この前言ったこと聞いてなかったの!!って怒りだすか、いずれかだと思います。

 

口呼吸に口テープは禁忌事項ですよ

 

 

口呼吸の人に意識的に口を閉じさせたり、口にテープを貼るのは禁忌事項です。そんなことをすると逆にカラダの劣成長を助長してしまうし、上下額も発達しにくくなります。どこまでいけば口を意識的に閉じてもいいのか、口にテープを貼って寝ても良いのか基準があるんです。それを知らずにやっていると、口だけでなく全身的不健康を招くことを知って頂きたいです。

 

最近では口呼吸によって病気になりやすくなるって認知されてきたから、何が何でも口を閉じた方が良いってことになっている。経験した人も多いと思うけど、寝ている時に口テープをすると寝苦しいでしょ?無意識の時に口呼吸になっている人の共通事項だと思います。何で寝苦しくなるかを考えなければ、猫も杓子も口テープになってしまう。口テープをするにも、していい人と悪い人がいる。でも口呼吸だと色々体に悪いんでしょ?って言いたくなるでしょうが、口が空いていてもそう簡単には感染症を起こしません。一定条件がそろわなければそれほど心配することでもない。

 

確かに口呼吸やお口ポカンだと良くはないけど、テープを貼ってまで閉じさせる必要はない。それよりも意識せずに自然と口が閉じる体を作っていく必要がある。理由があって口を開けているのだし、理由があって低位舌にもなっているのに、その理由を考えもせずにベロを鍛えたり、口周りの筋肉を鍛えることがナンセンスだよって言いたいのです。どれだけマッチョになれば解決するんだって話なんです。筋肉が全てを解決してくれるって思うのは大きな間違いなのです。

 

 

5枚の写真から姿勢を読み解くセミナー

 

 

・理想姿勢って何ですか。基準を答えてください。

・口呼吸や低位舌になる姿勢の基準は何ですか?

・口呼吸や低位舌を起こさない姿勢の基準は何ですか?

・口呼吸や低位舌になる原因を筋機能解剖学的に答えてください

・姿勢ってどれくらいの期間で変わるのですか?

・靴も靴下も体操も一生懸命やっているのに姿勢が変わらない人はどうすれば良いのですか?

そんな混乱期の歯科医院向けに、きちんと筋機能解剖学に基づいたセミナーを開催しようと思います。

 

【日時】

・2019年3月10日(日) 10:00〜14:00 満席

・2019年4月21日(日) 10:00〜14:00

・2019年5月12日(日) 10:00〜14:00

・2019年6月9日(日) 10:00〜14:00

・2019年7月14日(日) 10:00〜14:00

・2019年8月18日(日) 10:00〜14:00

【場所】東京都内
【定員】10名
【費用】5万円
【内容】筋の機能解剖に基づいた口呼吸・低位舌
【受講資格】
・歯科医師
・歯科衛生士
・歯科助手
・歯科技工士
【お申し込み】
https://yoshiroyuasa.com/shop/
・お申し込み後に持参するものなど詳細をお伝えいたします。

 

MFTを使わなくてもに口呼吸・低位舌を改善するためのメソッドです。改善するための手法をお伝えするだけではなく、患者様に明確な姿勢の解剖学的分析結果・解剖学的エンドポイント・解剖学的トレーニング計画をお伝えするためのものです。姿勢は1ヶ月で変わります。3ヶ月で理想姿勢にもっていけるようになりましょう。

 

YOSHIRO METHODは、今現在歯科で行われている姿勢や咬合セミナーとは全く違うことが理解できると思います。足指とか靴は二の次。もっと大切なことはあなたが自動車整備士のように姿勢整備士として全てを見抜ける目を持つこと、手一つで直せる知識と技術を持ち合わせることです。なんちゃって姿勢アドバイザーとか、なんちゃって足指アドバイザーにならないように、全ては患者様の治療のために正しい知識と技術を身につけてください。

*昔の動画なので動画の中の日程は無視して下さい。

 

 

YOSHIRO SOCKSは足指変形の改善に効果的!

YOSHIRO SOCKSは理想の足形を常に再現する形状記憶構造をしています。足指の変形がひどい方や早く効果を得たい方には、YOSHIRO SOCKS とひろのば体操の併用をおすすめします。

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湯浅 慶朗
湯浅 慶朗
contact@yoshiroyuasa.com

ひろのば体操考案者。NHKガッテン・NHKサキどりなどで特集が組まれ足育の第一人者として紹介された。福岡・東京を拠点として会員制トータルヘルスコンサルティングのほか、「足と姿勢と咬合理論」を世界中に普及させるために、日本国内のみならずニューヨークやバンコク等でも講演活動やセミナーを行っている。靴下だけで歯並びを変えたい!という想いでオリジナルブランドの「YOSHIRO SOCKS」の研究開発も行っている。