姿勢を改善していくと、MFTの効果がより上がりやすいです

こんにちは、ひろのば体操の湯浅慶朗です。口呼吸や低位舌、舌突出癖や舌小帯短縮症などにMFTを行なっている歯科医院は年々増えてきています。しかし現実として口腔筋機能訓練(MFT)を行なっても効果が出にくいのを目の当たりにしている衛生士さんも多いのではないでしょうか。もしくは歯科医院に子供を通わせていて、歯並び矯正のためにMFTを指導されているが口呼吸や舌突出癖が治らないと感じているお母さんも多いはずです。

口呼吸や低位舌の原因は口周りの「筋力低下」や「クセ」などではないこともある

 

どうして口呼吸になる人とそうではない人に分かれるのでしょうか。口呼吸ではない人はいつも口周りの筋力を鍛えているのでしょうか?

MFTで効果を発揮する人もいますが、MFTを止めるとすぐに元に戻ってしまいます。MFTを行うことで症状が悪化する場合もあります。それは「姿勢」を無視しているからかも知れません。骨格アライメントという言葉があります。口呼吸になるための姿勢、低位舌になるための姿勢、舌突出癖を起こすための姿勢、舌小帯短縮症になるための姿勢というものがあります。これは学校では学ばない分野です。しかし解剖学で学んだ知識と知識をつなぎ合わせていくと、姿勢によって口腔周囲筋の筋力を低下させることが理解できるようになります。

舌突出癖もそうですね。どうしてベロを出す癖があるのか。これは人間が生きるための「生命維持活動」ともいうべき行動です。これを無理に抑制しようとすると、他の部分で嚥下を補おうとします。それがオトガイ筋の過緊張であったり、その下の部分の広頚筋の過緊張であったりします。唾を飲み込むときにアゴを上げて過剰にゴックンする人がいますよね。ベロを出せば楽に飲み込めるのですが、それを無理に抑制しているため他の部分で補っているのです。

じゃあどうすればいいの?という話になりますが、もともと人間は理想姿勢というものがあります。その姿勢であれば問題が起こらないようにできています。これは口腔内の問題だけでなく、ひざ痛や腰痛という問題も同じです。姿勢が悪くなることで骨格やゆがむので足首・膝・股関節・背骨などの痛みが生じてしまいます。歯科分野の場合では顎関節症(顎の痛み)として症状が出ることが代表的なのではないでしょうか。

もちろん理学療法士が上記のことを知っているかと言えば99%は知りません。ほとんどの場合、加齢・筋力低下・肥満のせいにします。顎関節症専門の理学療法士は日本でも数えるくらいか、もしくは私一人かもしれません。教科書には知識が点在していますので理解できる理学療法士も少ないと言えます。しかしもともと顎関節症は理学療法分野で行なっていた治療であることはあまり知られていません。私はその分野をもう一度掘り起こして、医科と歯科の連携できる分野にしていきたいと考えています。

 

MFTをすることで逆効果の人もいる

 

 

矯正治療を行なっていて症状が悪化するのを目の当たりにした人もいるのではないでしょうか。それを患者様が頑張っていないとか、やり方が悪いとか、カラダの劣成長のせいにしていませんか?そうではありません。口呼吸や低位舌、舌突出癖や舌小帯短縮症などの明確な原因を突き止めなければ、筋力低下やクセ以外の原因で起こっている問題に対しては不正咬合になることがあります。

上の写真の子供は1ヶ月で姿勢が変化し、口呼吸がなくなりました。MFTは一切行なっていません。歯列矯正は早ければ3ヶ月ほどで驚くほど効果が出てきます。ひざ痛や腰痛の方の骨格アライメントが変化するのと同じ日数です。関節というのは1クール3ヶ月で変化します。1年という単位は4クールに相当しますので、それで変化がなければやり方が間違っていることになるのです。歯列矯正というと理学療法士の出る幕ではないかもしれませんが、上顎や下顎の成長、歯列弓の育成という分野であれば歯科との共通項目です。正しい上下顎の成長、理想的な歯列弓の上に理想的な歯並びが成り立っていると考えれば、医科と歯科を分断するのはこれからの時代には合っていないのかなと感じています。

MFTを何の目的で行うのか、それは歯列矯正のためです。しかし口周りの筋肉を鍛えるだけでは上下顎は成長しにくく、理想的な歯列弓、理想的な安静空隙はできにくいのではないでしょうか。拡大床を使うことも素晴らしい治療法だと思います。医科の世界で言う「装具療法」に似ています。しかし横への拡大ができても、前方への成長(拡大)が思うようにいかないと感じて入り雨方も多いのではないでしょうか。顔面がノッペリしていて彫りが浅い。歯列は綺麗になったけれど、アゴの形が微妙におかしいなど。成長に重要な基本的なものを見逃しているからかも知れません。それは一体何なのでしょうか。それは意外なほど簡単で、単純なものだったりします。

 

姿勢を良くすればMFTはそれほど必要がない

 

姿勢が良くなれば口腔周囲筋の機能は元に戻りやすいので、口を閉じる力も向上し、舌圧も向上し、舌突出癖は自然消失し、舌小帯短縮症も改善することがあります。もちろん機能低下を起こしていた年数が長ければ長いほどMFTが必要になることもあります。これはハイハイができない子供にハイハイの練習をさせていることと同じで、できないことをやらせても上手になるわけではないということでもあります。

これは東京都内の歯科医院でHIRONOBA METHODトレーニングを取り入れている医院です。足指を広げるだけで、口を閉じる力は平均68%向上しています。必要な訓練、必要な治療、それを見極めるためには医療従事者が足と姿勢と咬合について深く学んでいくと良いですね。歯科医院だから口周りのことだけで良いとか、理学療法士だから足のことだけで良いとかではなく、お互いがお互いのことを尊重しながら歩み寄る必要性があります。理学療法士のくせに…と心ないことを言われることもありますが、そんなことを気にしているよりも大切なことは「国民の健康」です。

健康というものを追求していけば、誰でも「足」「姿勢」にたどり着きます。私もそうですが、ほとんどの理学療法士の場合は足や姿勢を重要視していません。私もひざ痛や腰痛の方、寝たきりや車椅子の方に手術をしたりクスリを出すわけではありません。足指からアプローチをして、理想姿勢に戻し、痛みをなくしていく仕事をしています。MFTは理学療法士の世界で言う「筋力増強訓練」や「関節可動域訓練」や「バランス能力向上訓練」と同じようなものなのです。必要ではあるけれども、その前に「土台」である足を整えることが体のベースを作ることにとても役立っていきます。歯科治療が今以上にもっと楽になる可能性があります。

 

志の高い理学療法士・作業療法士の方へ

 

今年から医療従事者向けセミナーを随時開催します。これまで一度も開催したことはなく門外不出の技術として来ましたが、もし今の医療に疑問を感じて、本当に患者様を良くしたいと思うセラピストがいれば学びに来てもらいたいと思います。再発率の低さ、これまでとは全く違ったアプローチ法、観察する視点の違い、圧倒的な違いのあるカウンセリング、方程式作り、全てにおいて習得するのには時間がかかると思いますが、やる気さえあれば必ず身に付けることができます。そしてAKAの技術も習得してその場で結果が出せるセラピストになってほしいと思います。

枝葉末節な結果に対するアプローチではなく、原因に対するアプローチ。これまでの知識や技術が崩れ去っていくのを実感していただければと思います。そしてその上で今の知識や技術を生かしてさらに高みを目指してほしいと思います。リハビリテーションの基本とも言える「足」「靴」「靴下」「中敷」「姿勢」「咬合」を広めていきませんか?ご連絡をお待ちしております。

 

 

ひろのば体操の方法はこちらです。

 

Yoshiro Socks

浮き指を防止するために「Yoshiro Socks」があります。とても履きやすく、長持ちして、汗の吸収性が抜群の5本指靴下です。3歳のお子様から履ける設計となっておりますので、上履き保育をしている園や、靴下を履く機会が多い方にオススメです。私も家族も一日中履いている愛用者なのです。特徴などは下記サイトに記載しているのでご覧になって下さい。

 

NHKガッテンの再放送は8月25日(土)0時45分(金曜日の深夜となります)〜です。足指の研究を40年以上行なってきた阿久根教授や、転倒予防の研究をされてきた森田正治教授、靴の研究をされている小島准教授など足の世界でご活躍されている方が出演されています。

 

8月25日(土)NHKガッテン 再放送「10万人調査で判明!腰痛・ひざ痛 劇的改善のカギは足形にあり!?」
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20180718/index.html

5月16日発売
日経BPムック「美尻・美脚・美腕になるたるみ消し、脂肪流し」
https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/268120/

5月16日発売
からだにいいこと7月号
http://www.karakoto.net/index.php

TBSラジオ
「ジェーンスー 生活は踊る」全5回
第2回 https://www.tbsradio.jp/251244
第3回 https://www.tbsradio.jp/253820
第4回 https://www.tbsradio.jp/255051
第5回 https://www.tbsradio.jp/257714

足と姿勢と咬合セミナー(東京・福岡)
https://yoshiroyuasa.com/

足と姿勢と咬合 オンラインアカデミー
https://academy.hironoba.jp/

プライベートレッスンfor Dentist’s or Dr/PT/OT/ST/Ns/SW
https://yoshiro.studio/contact/  ASK

 

 

 

ひろのば体操考案者

NHKガッテン・NHKサキどりなどで特集が組まれ足育の第一人者として紹介された。福岡・東京を拠点として会員制トータルヘルスコンサルティングのほか、「足と姿勢と咬合理論」を世界中に普及させるために、日本国内のみならずニューヨークやバンコク等でも講演活動やセミナーを行っている。靴下だけで歯並びを変えたい!という想いでオリジナルブランドの「YOSHIRO SOCKS」の研究開発も行っている。

湯浅 慶朗
contact@yoshiroyuasa.com

ひろのば体操考案者 NHKガッテン・NHKサキどりなどで特集が組まれ足育の第一人者として紹介された。福岡・東京を拠点として会員制トータルヘルスコンサルティングのほか、「足と姿勢と咬合理論」を世界中に普及させるために、日本国内のみならずニューヨークやバンコク等でも講演活動やセミナーを行っている。靴下だけで歯並びを変えたい!という想いでオリジナルブランドの「YOSHIRO SOCKS」の研究開発も行っている。