原因と結果を考えるリハビリテーションのあり方

私は18年以上前から「原因」に対するアプローチ法にこだわりを持ってきました。理学療法分野に限らず医科や歯科の分野では、ほとんどの治療は「結果」に対するアプローチなのです。そのことに気がつかない医療従事者であれば枝葉末節な症状に対する治療ばかりを行うため、習得するべきメソッドが多くなり次第に頭が混乱するか疲弊していく。そんな医療従事者を数多く見てきました。

物事の本質を知ること

 

私が原因を追求するようになったのは理学療法士になってからではなく、幼少期の頃から「どうして?」にこだわっていたからかも知れません。どうしてラジオから音が出るのか、どうして携帯電話で会話ができるのか、分解しては修理してを繰り返し、物事の本質に執着していました。特に学校の勉強は苦手で、特に数学は公式を覚えて答えを出すことに疑問を感じていました。記憶力が低いため、公式を覚えることが困難だったことも理由の一つです。

大学受験に落ちてしまい浪人をしたのですが、その頃は学校のテストに追われることがなかったのでゆっくりと勉強に向き合うことができました。そして大の苦手の数学についてどうすれば好きになれるのかを真剣に考えていた時、「公式はどうやってできたのか?」という疑問を抱き、多くの書物を読み漁るようになったのです。公式を証明することに専念していくと、意外にも公式を使わなくても問題を解けることに気がつきました。原理をひも解くと公式や数式を見出した人が何を思ってたのか考えてたのか伝わってきます。数式や公式のストーリーのを知ると、数学がとても好きになり最高偏差値は75まで上がったことがありました。ストーリーを知るのは学びを進める上で、ひっかかりを作ってくれるし、頭に残るいい方法なのです。

この時の経験は今でも生かされ、カウンセリングに来られた方の「症状=結果」に到るまでのストーリーを聞き出すことで「答え=原因」を導き出すことができています。そしてお客様にはそれぞれ「公式」をお渡しして、どうすれば問題を早く解決できるのかを提案させていただいています。私が手渡している「公式」は医療従事者の誰も真似ができない技術であると考えています。お客様の痛みの原理を紐解くのは、逆算して数十年分のストーリーを知る必要があるのです。そのことをないがしろにしていては、いつまでたっても結果に対するアプローチで再発を繰り返すか、何をしても治らないということにつながっていくのです。

 

原因と結果の境目

 

これはHIRONOBA-METHODを学んで経験を積めば誰にでも分かってきます。なぜなら痛みの本質、痛みの種類、痛みの原因はいくつかしかないからです。それをさかのぼれば結局のところ痛みの原因とは「姿勢」であることに気がつくし、「姿勢」が悪くなる原因が「足」であることにも気がつくし、足が悪くなる原因が「靴や靴下」であることにも気がつきます。さらには「乳幼児期」からの抱っこの方法や寝かせ方によって姿勢が悪くなることも気がつけば、物事の本質を知ることができ、原因と結果の境目は明確に理解することができるようになります。

私はここにたどり着くまでに10年かかりました。ここにたどり着かないセラピストは99.99%であるし、1950年代からの文献を見ても「姿勢」や「原始反射」までであり、それによる脳障害までは解明されてきましたが、その後多くのメソッドにより本質が隠れてしまい、1970年代以降には全てがゼロスタートになったことは言うまでもありません。今の数多くあるメソッドのほとんどはたった一つのメソッドの派生に過ぎず、それぞれのメソッドを紐解いていくと、全て一つの手法にたどり着くことがわかります。

ボバース法もボイタ法も、七田式も久保田式もリトミックもシュタイナーもモンテッソーリもさくらさくらんぼも、井深氏や鈴木メソッドも全て一つの手法にたどり着きます。他にも数え切れないほどの手技も数多く存在していますが、それをすれば良いと言う時代の風潮で、そのメソッドの本質を紐解くことは誰も行うことはありません。全ての手技やメソッドにはそれぞれのストーリーがあり、ストーリーさえないイイトコどりをしたに過ぎない枝葉末節的なものも非常に多いのです。公式がなくても問題を解けるのに、公式を覚えることばかりに気を取られて、人間としての自分自身の体に効くと言うことを誰もしなくなったことに問題があるのかなと感じています。

 

運が良かっただけ

 

私が足指にたどり着いたのは本当に運が良かっただけだと思います。妻と結婚していなければ一生涯「原因」を知ることはなかっただろうし、足指の研究を始めることはなかったと思います。私が18年以上研究してきた身体のメカニズムをセミナーでお伝えしていますが、それでさえも受講生の多くは他のメソッドに移ろいやすいことも事実です。それは物事の本質を知る上で大切なことかも知れませんが、ほとんどのものは私が全て通ってきた道なので、ぜひ皆さんには近道をしてお客様にアウトプットして欲しいと感じています。

私のカウンセリングは初回2時間、2回目以降は1時間ほど時間を要しますが、2週間で体を激変させることを目標に神経を注ぎ込んでいます。自分自身こそ最良の医師であり、親こそ最良の医師なのです。自分の体は自分自身でしかよくすることはできませんが、先天性であろうが遺伝であろうが、後天的に変えることはいつでもできるのです。医療従事者も患者様もリハビリテーションの本質を考え、原因と結果を考えるリハビリテーションとは何なのかを知る必要があります。医者のいいなりにはならずに、まずは自分自身で公式を紐解いて見ましょう。

足指だけで痛みが変わるはずがない、足指だけで姿勢が変わるはずがない、足指だけでかみ合わせが変わるはずがない、足指だけで歯並びが変わるはずがない、そう思うのであればそれを証明すれば良いと思います。足指だけで全て変わるのだから症例があり、ロジックを知っているからこそできることがあります。その足指のロジックの本質は今後おそらく誰にも理解できないものであるか、10年先、20年先に同じ境地に達する人が出てくるのかも知れません。足と姿勢と咬合と脳は未だに世界中で誰も紐解いたことがないとても面白く興味深い公式なのです。単純にセミナーで教えた公式だけを患者様に当てはめていくと応用がきかずにすぐに行き詰まるので、行き詰まった時には数学の教科書を取り出して、公式を自分で作ってみましょう。

 

 

ひろのば体操のオフィシャルサイトを新設しています。ひろのば体操に関する情報や研究内容などを掲載していく予定です。今後をご期待ください。

 

Yoshiro Socks

浮き指を防止するために「Yoshiro Socks」があります。とても履きやすく、長持ちして、汗の吸収性が抜群の5本指靴下です。3歳のお子様から履ける設計となっておりますので、上履き保育をしている園や、靴下を履く機会が多い方にオススメです。私も家族も一日中履いている愛用者なのです。特徴などは下記サイトに記載しているのでご覧になって下さい。

 

NHKガッテンの再放送は8月25日(土)0時45分(金曜日の深夜となります)〜です。足指の研究を40年以上行なってきた阿久根教授や、転倒予防の研究をされてきた森田正治教授、靴の研究をされている小島准教授など足の世界でご活躍されている方が出演されています。

 

8月25日(土)NHKガッテン 再放送「10万人調査で判明!腰痛・ひざ痛 劇的改善のカギは足形にあり!?」
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20180718/index.html

5月16日発売
日経BPムック「美尻・美脚・美腕になるたるみ消し、脂肪流し」
https://shop.nikkeibp.co.jp/front/commodity/0000/268120/

5月16日発売
からだにいいこと7月号
http://www.karakoto.net/index.php

TBSラジオ
「ジェーンスー 生活は踊る」全5回
第2回 https://www.tbsradio.jp/251244
第3回 https://www.tbsradio.jp/253820
第4回 https://www.tbsradio.jp/255051
第5回 https://www.tbsradio.jp/257714

足と姿勢と咬合セミナー(東京・福岡)
https://yoshiroyuasa.com/

足と姿勢と咬合 オンラインアカデミー
https://academy.hironoba.jp/

プライベートレッスンfor Dentist’s or Dr/PT/OT/ST/Ns/SW
https://yoshiro.studio/contact/  ASK

 

 

 

ひろのば体操考案者

NHKガッテン・NHKサキどりなどで特集が組まれ足育の第一人者として紹介された。福岡・東京を拠点として会員制トータルヘルスコンサルティングのほか、「足と姿勢と咬合理論」を世界中に普及させるために、日本国内のみならずニューヨークやバンコク等でも講演活動やセミナーを行っている。靴下だけで歯並びを変えたい!という想いでオリジナルブランドの「YOSHIRO SOCKS」の研究開発も行っている。

湯浅 慶朗
contact@yoshiroyuasa.com

ひろのば体操考案者 NHKガッテン・NHKサキどりなどで特集が組まれ足育の第一人者として紹介された。福岡・東京を拠点として会員制トータルヘルスコンサルティングのほか、「足と姿勢と咬合理論」を世界中に普及させるために、日本国内のみならずニューヨークやバンコク等でも講演活動やセミナーを行っている。靴下だけで歯並びを変えたい!という想いでオリジナルブランドの「YOSHIRO SOCKS」の研究開発も行っている。