外反母趾の痛みで、靴を変える前に知っておいて欲しいこと😀

外反母趾は手術しかない?

 

「最近足の親指の付け根が痛い・・・」と思ったことありませんか。実は女性だけでなく男性でもそんな経験が1度はあるのではないでしょうか。それが続くと、「ちょっとお医者さんに行ったほうが良いのでは・・・」と思うかもしれません。「こんな軽い症状ではいきにくいし・・・」「男だけど平気かな・・・?」「すぐ手術って言われたらどうしよう・・・」結局そのまま放置してしまい、手の施しようがない状態になってしまうこともあります。でも安心してください。ひろのば体操を1日1回5分。たったそれだけで予防もできちゃうんです。

 

ほとんどの場合が手術か装具療法

 

どこの病院に行っても、装具療法か湿布対応。靴を外反母趾用に変えて歩いているのに。でも痛みは変わらず、外反母趾がどんどん曲がってきてしまう。状態が悪くなれば、手術を勧められるのが普通です。それがマニュアルといえば、マニュアルです。日本でも海外でも、どこの国でも西洋医学的には他に方法がありません。でも外反母趾になった「原因」さえ分かれば、そんなに難しくはないのです。私がアドバイスすることは、ひろのば体操。いつでも・どこでも・誰にでもできる簡単な方法です。

 

外反母趾の原因は?

 

よく、「先の細い靴を履くと外反母趾になる」といいますが、そんなことはありません。正確には「パカパカのサイズの合っていないハイヒール」です。男性にも多い外反母趾ですから、冷静になって考えれば、一概にパンプスを悪者にしてはいけません。きちんと分析をすれば、自ずと答えは出てきます。

 

1 サイズの合っていない靴を履く(パンプスも同様)

2 靴の中できちんと固定ができていない(パンプスの場合、大きかったり幅広を履くと固定ができません)

3 大股で歩く

4 足のケアを怠る

5 スリッパを履く

 

この5つの中の1つでも当てはまれば、外反母趾になりやすいです。

 

外反母趾=骨の変形  ✖️

外反母趾=筋力の低下 ◎

 

つまり、歩くときに足指を使っていないと、足裏の筋力が落ちていきます。筋力が落ちれば、足の26個の骨を支えきれなくなりますから、骨の配列が崩れてくるのです。足の幅が広くなって、親指の付け根が出っ張るのも、開帳足という「足裏の筋力低下」なのです。

 

外反母趾の原因である開帳足とは?

 

 

中足骨という骨の間には背側骨間筋が存在しています。それぞれ両脇の中足骨に付着して第2指から第4指までの基節骨の根元に伸びています。背側骨間筋力が保持されていれば両脇の中足骨同士に張力が働き、横アーチを正しく形成します。しかし足趾筋群の機能不全により背側骨幹筋力が低下すると、両脇の中足骨同士の張力が低下し、体重の負荷により横アーチが崩れてしまいます。また後脛骨筋、前脛骨筋、長母趾屈筋および長趾屈筋、母趾外転筋、楔中足靭帯、楔舟靭帯、底側踵舟靭帯、骨間距踵靭帯が弛緩し、アーチを保持する機能が低下し、内側縦アーチや外側縦アーチも低下する。これを一般的に開張足という。

外反母趾は足部の縦アーチが低下し、横アーチも広がり、扁平足や開張足に関係があるとした論文が多いが、外反母趾と扁平足の関係に否定的な論文もある。母趾外転筋力が維持されている場合、基節骨を内側に保持するため外反母趾変異を起こしにくいが、母趾内転筋の拘縮があり、母指外転筋力が低下し開張足となると、母趾の基節骨を外側に引っ張ろうとする。Nurgul Arinci Incelは母指外転筋の活動が、母指内転筋の活動に比べて著しく減少し、外反母趾において外転筋と内転筋のアンバランスが関節の変形の原因かもしれないと示唆している。

外反母趾の主な原因は、足趾機能不全による背側骨間筋力が低下だと考えている。足趾機能不全による足部筋力の低下は扁平足だけでなく、足部の回内を引き起こす。足部が回内すると距骨下関節を通じて下腿は内旋、膝は内方を向き膝外反となる。大腿骨は内旋し、大腿骨に対して脛骨の相対的な外旋が生じます。母趾方向に体重がかかりやすくなるため、外反母趾の変形などを引き起こしやすくなる。

また、4本の背側骨間筋は第2指から第4指までの中足趾節関節を曲げる働きをしています。しかし中足趾節関節を動かして足指を把持できない場合、背側骨間筋は動かないので筋力が低下する。足指全体が外転・伸展した状態で地面に接地し、中足趾節関節から底屈を行うことで、背側骨間筋力は維持でき、開張足を予防することができる。開張足が起こらなければ母趾内転筋の張力の影響も受けにくく、外反母趾を呈しにくい。

つまり、「足指の変形」か「足指の機能低下」のまま歩くと誰でも足裏の筋力が落ちていきます。骨と骨を強固に支え合っている筋力が低下すれば、骨の構造は崩れます。ペッチャンコになるのは当然です。そのペッチャンコの足の状態が「開帳足(かいちょうそく)」といいます。そうなると小指から親指の付け根に伸びている筋肉が引っ張られるから、親指の付け根が小指の方向へ曲がっていくのです。それがいわゆる「外反母趾」というものです。つまり外反母趾は、遺伝でも骨の変形でもなく、足指の変形による筋力低下なのです。

 

足指を広げて土台を安定させる

 

ではどうすれば外反母趾の痛みや変形を予防できるか。それは簡単です。地面に足全体を着けて歩けば良いのです。足指を使って歩けば誰でも足裏の筋肉がついていきます。筋肉がつけば足が細くなり、親指の付け根を引っ張っていた筋肉が緩みはじめます。そうすると自然と親指がまっすぐになっていくのです。当たり前と言えば当たり前ですよね。しかしほとんどの人は「足指」の変形があるため、足裏全体が地面についている人は少ないのです。手の指を曲げて逆立ちをしているのと同じです。非常にバランスが悪く、グラグラします。足底圧測定器で測定すると良くわかります。

足裏のバランスが悪い状態では、骨盤が徐々にずれていきます。やがて「仙腸関節」にズレを生じて、痛みも併発することがあります。それが仙腸関節炎による「関連痛」とか「放散痛」と言われるものです。それが親指の付け根に起これば「外反母趾痛」と言われます。でも結果として症状はその部分に出ますが、原因は全く別の部分である可能性がありますよね。それが「足指」であり「仙腸関節」である可能性があります。

外反母趾の痛みの原因は大きく分けて2つです。

・筋肉の炎症

・関節の炎症

関節の炎症というと「やっぱり親指の付け根の関節が悪いんだ…」と思う方も多いはずです。しかしこの関節炎は「親指の関節の炎症」ではありません。実は骨盤のズレにによる「仙腸関節炎」です。仙腸関節炎とは、仙骨と腸骨の間の関節がズレることで生じる炎症です。出産後に仙腸関節が緩みグッと開きますが、産後すぐに活動を始める方はこの関節が元に戻らなくなり、腰痛を発症することが多いです。仙腸関節の部分に痛みを生じることはほとんどなく、この炎症が痛みやしびれとなって全身の関節に飛びます。これを「放散痛」とも言います。それが親指の部分に痛みが飛ぶことで「親指の関節が悪い」と勘違いしている方が多いのです。

 

仙腸関節炎とは?

 


「現代ビジネスより出典」

もしくは交通事故や転倒などによって一時的に仙腸関節にズレが生じますが、ほとんどの場合2週間〜1ヶ月ほどで元に戻ります。しかしこのズレが戻らない人も多く、それが慢性的な炎症となって「外反母趾の痛み」に似た症状を起こすことがあるのです。

 

 

どうして仙腸関節炎が起こるの?

 

しかし全てを仙腸関節炎で片付けてしまっても根本的な解決にはなりません。ほとんどの外反母趾の痛みがある方は「出産後」「転倒」「交通事故」以外の問題で仙腸関節炎が生じているからです。それが「姿勢」です。私はこれまで患者様の写真を10年間撮り続けてきました。そこで気がついたことは、仙腸関節炎を引き起こす方に共通することが「猫背」や「反り腰」により骨盤が傾いてしまい、仙腸関節が硬くなったりズレたりしていたのです。さらにはO脚やX脚により「脚長差」といって脚の長さの左右差があって骨盤がズレるというものでした。

  

仙腸関節炎には「AKA博田法」が非常に有効です。しかし再発率も高く、重症の場合は「複雑性関節炎」と言って最も治療が難しいタイプで、一生治療に通い続けなさいと言われる方もいらっしゃいます。しかしそれは姿勢を無視して「仙腸関節」だけを診ているからなのではないかと考えるようになりました。

私も多くの複雑性関節炎の方を診てきましたが、そこまで回数を重ねることなく良くなっていきました。それは姿勢のアライメントを整えることを併用していったからです。姿勢を良くするには「足」のバランスを良くする必要があります。そのためには「足指の変形」を改善する必要性があります。

 

足指の変形は外反母趾以外にもあります。

足指の形を良くすることも必要なのですが、もう一つ大切なことは「足指の機能」を取り戻すことです。

・パーが30秒間できる

・親指と人差し指で指パッチンが30秒間できる

・第3関節が出るくらいグーができる

 

どうして足指が仙腸関節炎と関係しているの?

 

 

この機能を無視してしまうと、人間本来の「正常歩行」ができず歩くたびに姿勢を悪くしてしまいます。人間の正常歩行は別名「あおり歩行」といって、全ての動作に足指の機能を使っていきます。

 

①つま先を上げながら、踵の少し外側から地面を踏み、小指の方に体重が移動していきます。

②小指の付け根から親指の付け根に体重を移動させます。

③親指で地面をつかむようにしながら、後ろへ蹴って歩行します。

 

これが「あおり歩行」です。この3つの動作ですがさらに解析して行くとこうなります。

 

①つま先を上げながら、踵の少し外側から地面を踏み、小指の方に体重が移動していきます。
→小指のパーができないとそのまま小指側に体重が流れてしまい、O脚もしくはガニ股の原因になります。

②小指の付け根から親指の付け根に体重を移動させます。
→小指のパーができても、親指のパーができないと体重が内側に流れてしまい、X脚もしくは内股の原因になります。

③親指で地面をつかむようにしながら、後ろへ蹴って歩行します。
→グーができないと足指全体で地面を蹴り出すことができず、すり足になります。
さらにはチョキができないと最終的な親指の蹴りができず、ふくらはぎが硬くなり猫背や反り腰になります。

 

このことを知っている人はほとんどいません。それは足指の研究をしている人がいなかったからです。私も独自の研究によりこのことを知るようになりました。つまり、正しい歩行=正常歩行ができていれば人は姿勢を悪くすることがありません。足指の変形が起きたり、足指の機能が低下することにより、がに股や内股歩きやすり足となって徐々に姿勢を悪くしていき、最終的に骨盤にズレが生じることで「仙腸関節炎」を引き起こして「放散痛」として外反母趾の痛みとして出ているのです。

 

他にもある仙腸関節炎の原因

 

他にも仙腸関節のズレを引き起こす原因があります。それが大股歩きです。日本人は西洋人と違って骨盤の傾きが違います。日本人は骨盤は後ろに倒れているので、小股歩きをした方が足指をしっかり使えるので、正常歩行を促すことができます。

他にも靴や中敷の構造や素材によって足のバランスを崩し、結果として仙腸関節炎を引き起こしている方がほとんどです。そして靴下の種類によっても靴の中やフローリング上での「足の滑り」によって正常歩行ができなくなり、結果として仙腸関節炎を引き起こしていると知っている人はほとんどいません。

AKAの施術を行って再発するのは、こういった「歩き方」や「靴・中敷」「足指の変形・機能」を無視しているからだと考えています。

 

手術で良くならなくても方法はある

 

外反母趾の手術をしても痛みが変わらなかったという話は山ほど聞きます。もしくは1年ほどで元に戻ってしまった。確かに悪い部分を修復することは大切です。しかし「原因」を取り除かずに、これまで通りの生活習慣では再発するのは当然かと思います。土台がグラグラのまま。仙腸関節が固いまま。手術をしたら、まずは土台を整える。そして仙腸関節の動きを良くする。そうすれば外反母趾の痛みや変形を予防できると考えています。もちろん手術をしなくても痛みや変形は良くできると考えています。それがHIRONOBA®︎METHODです。単純に「ひろのば体操」を行うだけがHIRONOBA®︎METHODではありません。HIRONOBA®︎METHODの中には数多くのエッセンスが含まれています。

 

湯浅家ではどういった治療をするの?

 

私の外反母趾の痛みに対する治療法は以下の通りです。

1 足指の変形・機能を改善させる
=ひろのば体操・姿勢が良くなる靴下

2 その方の症状に合わせた小股歩きの指導

3 仙腸関節のズレを戻す
=AKA治療

4 枕の高さを姿勢に合わせる

5 靴と中敷の指導
=症状によっては矯正用の中敷と靴を提案します(ほとんど場合は不要)

6 姿勢分析
=姿勢と脚長差の有無を確認し、何が原因で起こっているかを特定します

7 カウンセリング
=生活習慣の中での問題点を見つけ出し、良い生活習慣のサイクルを提案していきます

 

 

AKA博田法とは

 

実は私も以前まではAKA博田法を指導医の元で習得し、臨床の場で数千人以上の方に施術してきました。数多くの実績をんこしてきましたが、AKA博田法の限界を知ることになります。それは複雑性関節炎と仙腸関節の動かし方にあります。仙腸関節炎を動かすには「LPP=ルーズパックポジション」といって関節の緩む位置が姿勢によって異なるからです。私の場合は姿勢の変化によってLLPを変えていきます。このポジションを見つけるのに多少時間がかかります。

本来であればAKA博田法は6回ほどで動きが良くなるのですが、複雑性関節炎の場合は1回目で動きを良くすることは非常に難しいのです。しかし姿勢変化によるLLPの位置の移動を知っていれば、1回目から動きを良くすることができることに気がつきました。5年の歳月がかかりましたが、私がAKAをしてその場で正座ができるようになったり、杖がいらなくなったり、車椅子から立ち上がって歩けるようになったりするのは、こういった秘密があるからなのです。

もちろんどんなに良い施術でも「後戻り=再発」がつきものです。しかしセルフケアにより正しい姿勢と歩行を維持できれば再発することはほとんどありません。再発率の低さが私の得意とするものでもあります。

 

遠方で定期的に通うことが難しい場合

 

私の治療は2週間おき、ほとんどが1ヶ月に1回です。遠方で通い続けることが難しい場合は、セルフケアさえしっかりとやっていただければ大丈夫です。できれば1ヶ月か2ヶ月おきに電話によるカウンセリングを行わせてください。なぜかというと、なかなか改善が見られない場合に「生活習慣」の中に改善を遅らせている何かが潜んでいる場合があるからです。多くの場合はこのような生活習慣のクセによって姿勢を悪くしています。自分では良いと思っていても、私からすれば悪いということが多々あり、それを見つけ出す作業が一番大切だからです。

だからこそ私の治療は1回目は90分、2回目以降は45分という時間をとって「カウンセリング」を重要視しているのです。施術だけであれば15分以内に終わります。以前クリニックでフットケアセンター長をしていた時がそうでした。1日30人ほど診ていたので、1回目は30分、2回目以降は10分しか時間がありませんでした。しかしそれではカウンセリングをする時間もないし、一方的な話ばかりになって「これをしてください」としか言えません。その方の生活習慣を知ることから始まり、その中での問題点を見つけ、そこから原因を探って再発を防止することができなくなってしまうのです。

 

 

 

 

【HIRONOBA®METHODセミナー】

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足ゆびを伸ばすだけでもこんなに変わる。もっとラクな歯科治療を始めてみませんか?

足ゆびからの咬合アプローチは、誰にでも簡単にできる方法です。足指の変形は姿勢を崩し、口呼吸・低位舌・睡眠態癖・歯列接触癖・顎関節機能障害を誘発することがあります。転倒による前歯の欠損を起こす方にもお勧めです。非侵襲性で患者様の負担が少なく、スタッフの方のブランディングにも最適です。

ひろのば体操考案者

NHKガッテン・NHKサキどりなどで特集が組まれ足育の第一人者として紹介された。福岡・東京を拠点として会員制トータルヘルスコンサルティングのほか、「足と姿勢と咬合理論」を世界中に普及させるために、日本国内のみならずニューヨークやバンコク等でも講演活動やセミナーを行っている。靴下だけで歯並びを変えたい!という想いでオリジナルブランドの「YOSHIRO SOCKS」の研究開発も行っている。

湯浅 慶朗
contact@yoshiroyuasa.com

ひろのば体操考案者 NHKガッテン・NHKサキどりなどで特集が組まれ足育の第一人者として紹介された。福岡・東京を拠点として会員制トータルヘルスコンサルティングのほか、「足と姿勢と咬合理論」を世界中に普及させるために、日本国内のみならずニューヨークやバンコク等でも講演活動やセミナーを行っている。靴下だけで歯並びを変えたい!という想いでオリジナルブランドの「YOSHIRO SOCKS」の研究開発も行っている。